あぐりあらすじネタバレ6週31話から36話の内容です。再放送2021年5月3日より1週間NHKBSで放送してます。31話にあの三浦春馬さんが子役でデビューしていて、岡山から東京へは夜行の急行で17時間の長旅中、その車内であぐりが遭遇する子どもの役を、三浦さんが演じていました。動画でもまとめてあるのでぜひどうぞ↓↓
<あぐり31話のあらすじ>
川村あぐりは汽車に乗って東京へ向かう世中でおにぎりを食べようとしていた自分をみていたた後部座席の正太郎から腹が減ったと叫ばれてしまいます。
すると自分の子供である淳之介のことを思い出したあぐりは自分のおにぎりを正太郎に手渡したのです。
しばらくして今度は前部座席の見知らぬ男が用足しから戻ってきて金が無くなったと騒ぎだします。
一緒に探していたあぐりが鞄を見つけて男に手渡すと中を確認してから今度は財布がないと言い出して犯人扱いされてしまったのです。
あぐりが困っている処に見知らぬ女がやってきて一緒に財布を探し始めると座席周りで見つかり安堵したあぐり。
その後は高田萌子と名乗る女とお喋りをはじめたあぐりは打ち解けたかと思った頃に長旅は疲れるから寝る事を勧められます。
親切なことに大切な金は盗まれないように懐に入れておけとまで忠告されたあぐりは知らぬ間に東京に着いていて車掌から起こされます。
気が付くと横にいたはずの高田萌子の姿がないばかりか懐に入れておいた金までなくなっていたのです。
警察に行って事情を説明したあぐりは前部座席の男も高田もスリ師で有名な仲間だと知らされます。
その後で持っていた金をすべて盗られてしまった気落ちしたあぐりはエイスケの家につ辿り着きますが、中に入ろうとした時に女性が飛び出してきて驚かされるのでした。
<32話のあらすじ>
あぐりがエイスケの家から飛び出してきた見知らぬ女は鈴音と名乗り、あぐりがエイスケの妻であることを知って笑顔で家の中に通します。
深川で芸者をしていてたまに食事を作りにくると言う鈴音に導かれて家の中に入ると奥の部屋から寝起きの森潤がやってきました。
夫の望月エイスケは外出中だったため、あぐりは久々に再会した森潤と鈴音の3人で朝食をとることにしたのです。
なかなか戻ってこないエイスケの部屋を覗いたあぐりは散乱し放題の部屋に驚かされて掃除をしてから散らかっていた紙切れを燃やしてしまったのです。
夕方になると見知らぬ男がやってきてエイスケを出せと言われたあぐり。
エイスケが不在であることを知った男と一緒にあぐりはカフェセラヴィに向かいます。
そして店で再会した世津子から男が借金取であることを知らされたときに酔ったエイスケが姿をあらわしたのです。
その場を何とかやり過ごしたふたりが家に戻ると掃除された自室をみてエイスケが驚きます。
部屋にあった紙切れの所在を問われたあぐりが焼き捨てたことを明かすとエイスケはそれが小説の下書きであったことを明かしたうえで、価値のない塵かも知れないと大笑いしたのでした。
<33話のあらすじ>
翌朝、叩き起こされたエイスケから目覚めるなり腹が減ったと言われたあぐりは急いで朝食をつくることにします。
ところが調理中にもかかわらずあぐりはエイスケの部屋に料理の本を探しに入ったまま置いてあった本に夢中になってしまい朝食は炭と化してしまったのです。
するとそこに隣に住む岩淵うめと春子があらわれて火には気を付けろとあれほど言ったのにと呆れかえられたあぐり。
散歩から戻ってきたエイスケからまる焦げになった朝食の惨状を笑われたあぐり。
そして、その日の望月家の朝食は岩淵家でご馳走になることになったのです。
自分達の家に戻ったあぐりはエイスケに汽車の中で持ち金をすべて盗られてしまったことを明かします。
それを聞いたエイスケは自分が金を作ってくると言い残してどこかに出掛けていってしまったのです。
エイスケの外出中に辻村燐太郎がやってきて書き上げたばかりの詩集にエイスケのコメントが欲しいと手渡されたあぐり。
夕その日の夕方、エイスケは悪いことをした金じゃないと持って帰ってきた大金をあぐりに渡したのです。
大金を出しっぱなしにしたままあぐりが眠りこけているときに鈴音がやってきます。
不用心だと言う鈴音にエイスケが用立ててくれたことを伝えたあぐり。
するとエイスケのパトロンについて教えてくれた鈴音は文士とパトロンはつきものだと語るのでした。
<34話のあらすじ>
鈴音からパトロンの話を聞かされたあぐりはエイスケが帰宅するとこの金は使えないから返して来て欲しいと訴えます。
お金は自分が何とかすると言いきったあぐりは世津子を訪ねて借金を申し入れますが、エイスケのためにも岡山に戻る事を進められてしまうのでした。
その話を両親や弟の勇造のためにきちんと話し合うためだと受け取ったあぐりにエイスケの将来のことが考えられていない現状が可哀そうだと嘆く世津子。
それを聞いて思わず啖呵を切ってお金を借りずに戻ってしまったあぐりは金策に行き詰ってしまいます。
何気なく家の外に出たあぐりは銀行にいくと言う近所の春子に出会ってついていくことにしますが、着いた場所は何と質屋だったのです。
あぐりは春子から金の工面方法として私物を質に入れる事を教わり、旦那が外で女を囲おうとしたときの対策は暖かいご飯だと聞いて料理を勉強して毎晩エイスケに料理の腕を振るったのです。
そんなある日、辻村燐太郎の出版祝いをカフェセラヴィで催すことになります。
祝賀会がお開きになったあとで原稿を書き直すようにエイスケに命じた世津子。
世津子は数日前に店にやってきた編集者に原稿を見てもらっていて1週間で書く直させる約束をしていたのです。
書き直した原稿を編集長に見てもらうためだと言う世津子に対してエイスケは何も言わずに帰っていってしまいます。
翌日になっても何も書こうとしないエイスケを見たあぐりは岡山に帰る決心を世津子に伝えたのでした。
<35話のあらすじ>
自分が傍に居ることが壁に突き当たっているエイスケを邪魔になるかも知れないと岡山に戻る理由を明かしたあぐり。
ところがそれを岡山にいる光代に伝えたところひとりで帰ってくることを許してもらえません。
話し合って一緒に帰って来いと言われたあぐりは途方に暮れていると森潤がやってきて唐突にすき焼きをやろうと言い出します。
そうして煮詰まった時にはすき焼きに限ると森潤なりの励まし方でエイスケも一緒にすき焼きを食べ始めたのでした。
ところがすき焼きの肉を買うために質草も無くなってしまったあぐりは最後の頼みと世津子を訪ねます。
ところがカフェセラヴィには『本日貸切』の紙が貼られていて、中では洋髪の講習会の準備が進められていたのです。
すると、お金を借りようとやってきたあぐりでしたが世津子からアメリカ仕込みの洋髪美容師のチェリーに紹介されてしまいます。
そしてチェリー山岡から絶対に洋髪が似合うと言われたあぐりは何と講習会に参加することになってしまったのでした。
<36話のあらすじ>
数日後、世津子は書き直しを命じた原稿をエイスケの家に取りにいきますが、1行も書けていないことを知って語気を荒げて岡山に帰ってしまえと言い残して戻っていってしまいます。
その後で仕送りが届いたため、今晩はすき焼きをやろうと今度はあぐりが言い出して隣の岩淵家の家族を呼んで豪華な食卓を囲んだのでした。
一方、カフェセラヴィでは燐太郎が新聞記者から取材を受けている時に、酔っぱらったエイスケがあらわれて絡み始めますが直ぐに寝込んでしまいます。
自分の取材が終ったあとでエイスケを背負って家まで運んだ林太郎はあぐりから力になって欲しいと頼まれますが自分では助けになれないと返したのです。
翌日、縁側でぼんやり流れる雲を見ていたあぐりの傍にエイスケが近づいてきて雲の流れつく先がどこかを訊きます。
あぐりが風が決める事だから分からないと返事をすると、エイスケは『風』という言葉に何故か笑顔になったかと思うと俄かにオムレツを作り始めたのです。
それはエイスケがまた消えるつもりであることを示唆していると感じたあぐりは仕送りを咄嗟に隠してしまったのです。
その夜はエイスケを引き留める事もせずに夕食を楽しんだふたり。
ところが翌朝になるとエイスケも隠しておいた仕送りの金も姿を消してしまっていたのです。
「やられた」と口遊んだあぐりは笑顔になって「行ってらっしゃい」を呟いたのでした。
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