「まんぷく」実在モデル安藤百福さんについての記事です 10月1日から、いよいよ朝の連続テレビ小説「まんぷく」が始まりました。 昭和13年の大阪を舞台に、ヒロイン今井福子と、後にインスタントラーメンを開発する立花萬平さんとの物語です。
さて、ここでやっぱり気になるのは、この立花萬平さんのモデルとなった安藤百福さんですね。 安藤百福さんがいなかったら、現在、私たちは手軽にラーメンを食べる事など出来なかったのです。ネタバレになってしまいますが、萬平さんの妻は福子だけでなく台湾にもいたという史実があります。
そしてその当時では合法ですが、台湾出身のももふくさんは台湾に妻と子どもを残して日本に来たので、不倫ではないですが結婚を2回してさらにもう一人妻がいたという衝撃の史実がありました(;’∀’) お子さんも隠してはないので隠し子ともいいけれないですが…
引用：https://news.walkerplus.com/article/131392/image732242.html
目次
立花萬平さん実在モデル：安藤百福さんについて項目に分けて紹介！
では、ここで立花萬平さんのモデルとなった、安藤百福さんについていくつかの項目に分けてご紹介したいと思います。
〈チキンラーメンが成功するまでも苦労の連続
安藤百福さんは、1910年に台湾で誕生しました。 ですが、幼少期に両親を亡くし、安藤さんは繊維問屋を経営する祖父母の元へと引き取られました。 1932年に、台湾の永楽市場で安藤さんは繊維会社を開きました。
これは、メリヤスの需要が高くなると考えた安藤さんの予測が見事に当たったのです。 1933年には、大阪でメリヤス問屋「日東商会」を開き、メリヤスの他にトウゴマも扱うようになりました。 トウゴマの実はひまし油に、そして葉は養蚕用の繊維メーカーに売る事をしていました。
太平洋戦争が始まり、安藤さんは波乱な人生を歩む事になりました。 戦争で、日本は食糧難に直面します。 大阪の中心街である心斎橋や、大阪駅前などの大きな土地を手に入れた安藤さん は、食の大切さを感じ、食品事業への参入を決めました。
そして、後に日清食品は誕生します。 安藤さんの企業理念である「食平世平」 （食足りて世は平らか）は、こうして誕生しました。 1948年。 安藤さんは、GHQから脱税疑惑をかけられました。
巣鴨拘置所に収監され、不動産も全て没収された安藤さんは、一から全てをやり直す事にしました。
安藤さんは大阪の自宅敷地に小屋を作り、長年構想を続けていたインスタントラーメンに取り組みました。
安藤さんが考えるインスタントラーメンには条件がありました。
1．美味しくて飽きがこない
2．保存性がある
3．調理に手間がかからない
4．安価である
5．安全で衛生的である
この条件を満たす為にも、安藤さんは朝早くから夜遅くまで小屋に籠り、１年という歳月をかけてインスタントラーメンを完成させました。
インスタントラーメンは、失敗を繰り返しながらも、なかなか完成はしませんでした。 安藤さんが考案したのは、「着味麺」です。 既にスープが染み込んだ麺を完成させたのです。 鶏肉を食べなかった息子さんが、鶏ガラスープで作ったラーメンだけは食べた事から、味付けにはチキンスープを選びました。
1958年。 インスタントラーメンは完成間近となり、貿易会社を通じ、アメリカに試作品を送りました。 そして、その年の夏。 日本で「チキンラーメン」は発売されたのです。
瞬く間にチキンラーメンは人気となり、安藤さんは次のインスタントラーメンを開発する事となりました。 そのキッカケは、驚く事にアメリカに行った時の事です。 相手はどんぶりがなかった事から、紙コップにチキンラーメンを割って入れました。
その事から、安藤さんはカップヌードルを開発する事となったのです。
1981年。 長男である安藤宏寿さんに社長の座を譲り、会長となりましたが、その2年後に は経営方針の違いから、再び自ら会長兼社長となりました。
1985年。 次男の宏基さんに社長の座を譲り、安藤さんは会長専任となりました
私たちが普段、何気なく食べているインスタントラーメンに、こんなにドラマテイックな展開があるとは思いませんでした。 私たちの便利な食生活を作ってくれた安藤さんの功績を、ドラマで見れると思うと、今からとても楽しみです。 そして、このドラマによって、人は諦めなければ、必ず成功すると思えると思います。
〈即席麺インスタントラーメンのアメリカ進出〉
安藤百福さんは、食品業界でも憧れの存在でした。96才でこの世を去りました。安藤百福さんの葬儀には内閣総理大臣や政財界からも多くの参列者がいました。それぐらあ安藤百福さんは、日本の食品業界に革命をもたらしました。
日本の食品を海外に広めた偉人でもあります。即席麺がアメリカ進出する前から味の素の三代目会長だった鈴木三郎助さんにも慕われてました。鈴木会長は、即席麺に高い関心を持ってました。
また即席麺は、食品業界で大きなマーケットになると確信してました。それゆえに鈴木会長は、即席麺の製造に大変関心が高かったです。即席麺の製造を見たいと高槻工場に頻繁に来る事が多かったです。 鈴木会長は、即席麺の将来性を感じて鈴木会長から安藤百福さんに接近しました。
味の素とは信頼関係が築かれました。その結果「アメリカ日清」や「ニッシン・アジノモト・アリメントス」（ブラジル）等の海外でのいくつかの事業提携を結びました。 ある日鈴木恭二社長に挨拶に行きました。
その時に雑談で「アメリカに輸出したチキンラーメンがよく売れてますが現地生産はやらないのですか？」と聞かれました。安藤百福さんは、「生産はできますが販売ルートがないです。だから現地生産はしてません。」とビジネスの悩みを打ち明けました。鈴木社長は、「一緒にやりましょう。販売は任せて下さい。」と言われました。
味の素は、アメリカにもすでに進出していました。味の素は、アメリカでは日系の有名企業でした。安藤百福さんは、迷わず提携話を即決しました。 味の素と提携話を結んだ直後に三菱商事話をしました。
味の素の社長を介して三菱商事の食品本部長も是非即席麺のアメリカ販売を一緒にしたいと即決になりました。なんと1日でアメリカにおける3社の合弁事業が内定しました。 1970年（昭和45年）アメリカ日清が設立されました。
日本生まれの即席麺が本格的に海外市場で真価を問われることりなりました。 当時のアメリカでは麺をすすると言う食文化は珍しかったです。ましても西欧や欧米では麺を食べる時に音を出すのを嫌われます。 どちらか言えば当時のアメリカでは麺類は食べにくく好まれませんでした。また長い麺を食べる時に音が出るのも文化的に忌み嫌われました。またアメリカ人は、動物性たんぱく質を好むから小麦粉で主体の麺類類は好みませんでした。 売れるかどうかわからないアメリカ進出でした。アメリカでの合弁会社の資本金の半分も使ってしまいました。
安藤百福さんだけでなく味の素や三菱商事も必死になりました。 商才に長けた安藤百福さんは、現地の好みを徹底的に調査しました。現地の食文化や思想まで徹底的に調査しました。調査結果を元にロサンゼルス郊外にあるスーパーマーケットで米国向けに開発した「トップラーメン」を試食販売をしました。
お客さんは、お湯を入れるとすぐにヌードルができあがる事に大喜びです。1週間後に同じ店で試食販売をしました。何人ものお客さんがリピーターになってました。まとめ買いをするお客さんが多かったです。安藤百福さんは、アメリカでのビジネスも成功すると確信しました。
後に米国で発売した「カップ・オ・ヌードル」は、具材をビーフ、チキン、シュリンプなどの動物性スープを使いました。麺の長さは、フォークで食べやすいように日本の半分にしました。アメリカではお湯を入れるとすぐに食べれる手軽さが若者達にも大好評でした。
しかしアメリカではお箸を使う食文化より圧倒的にフォークを使う食文化が比重を占めます。また丼もありません。チキンラーメンを半分に割りコップや紙コップに入れて食べる人が多かったです。若者が片手にラーメン、もう片手にはフォークを持って食べる姿は、流行になりました。
その姿から後々にカップヌードルが誕生しました。 安藤百福さんは、世界に目を見渡してました。 マーケット調査力も長けておりその取り柄を商品開発に役立てました。 日清食品から様々な商品が出てます。大半が大ヒットするのも安藤百福さんの商才からです。
〈実在モデル安藤百福さんについて 利益より人道支援が理念〉
インスタントラーメンは、世界中で大人気です。インスタントラーメンを発明した人といえば、日清食品を創業した安藤百福さんです。現代では、インスタントラーメンは世界中に広がりました。
日清食品が1970年にアメリカで味の素と三菱商事の3社合弁法人を設立しました。アメリカでの販売に力を入れました結果安藤百福さんは、アメリカでも偉人とされてます。アメリカは、共働き家庭が多いです。お湯を入れるだけで食べれるインスタントラーメンは、アメリカの主婦層に特に大好評でした。
最近では安藤百福さんにちなんだ｢Momofuku｣という人気のラーメン・バーもニューヨークにあります。 2000年12月に行われた投票で日本人のインスタントラーメン発明が日本の20世紀最大の発明に選ばれました。世界の食文化に革命を起こしたと安藤百福さんは偉大な評価をされました。
世間から見たら安藤百福さんのインスタントラーメン事業は、ビジネスでお金儲けにしか思わないかもしれません。 しかし安藤百福さんにとって人道支援の理念も兼ねたビジネスです。
その理念は時は、1945年8月15日に日本が連合軍に降伏した時から始まりました。安藤百福さんは大阪の戦争で傷ついた街を歩きました。空襲によって安藤氏の建てた工場とビル2棟も破壊されました。
安藤百福さんは、鉄道駅の残骸の中に集まる人達が大きく脳裏に焼き付きました。その人達は、ラーメンを食べる為に屋台の前に並んでました。あまりの並んでる行列の長さを見ました。安藤百福さんは、一杯のラーメンを待っている人数の多さが印象になりました。
安藤百福さんは、後に日本国籍取得しましたが台湾出身の華僑です。台湾でもラーメンは、人気です。しかし麺類は全世界的に心安らぐ食べ物ではないだろうか？と思い始めました。第二次世界大戦後の食料不足は、日本を悩ませる課題でした。安藤百福さんは、飢餓が今の日本の大きな社会問題だと考えました。
安藤百福さんは、日本で全ての人に十分に食べ物を行き渡らせたいと思いました。 安藤百福さんは、｢世界中で全ての人に十分な食料があれば世界に平和が訪れる｣と考えました。 安藤百福さんは、戦後において理想的な食料とはどんなものかを考えました。
その結果、美味しい、腐敗しにく長期保存できる、3分以内で作れる、経済的、安全で健康的を理想の食べ物になりました。 安藤百福さんは、1年かけてラーメンの保存方法開発に取り組みました。なかなか思うようにできず失敗だらけでした。
しかし失敗や恥というものは体についた筋肉のようなものだと名言を生みました。安藤百福さんは、戦後の闇市で飢餓で苦しむ人の[食べ物あるか？]と言う光景が常に脳裏に焼き付いてました。だから世界各地の災害などで苦しむ人々にカップヌードル等のインスタントラーメンを救援物資として差し上げました。
1980年 カンボジア難民救済の為に10万食、
1991年 雲仙普賢岳火砕流被災地に1万食、
1995年阪神･淡路大震災に100万食の救援物資を支援しました。
阪神大震災では大阪にある日清食品本社も被害を受けました。しかし最も大きな被害を受けた神戸の事を思いやり増産を指示しました。給湯設備付きキッチンカー「チキンラーメン号」を出動させました。 従業員を被災地に向かわせて各地の公園や避難所で被災した人々にラーメンを提供しました。
その後も安藤百福さんが中心となって設立した世界ラーメン協会を通じて世界各地の被災地へ支援を行いました。 世界中で人道支援を行い世界中で多くの人々に感謝されました。そして2007年1月5日 安藤百福さん永眠 （享年96）しました。その訃報は世界中を駆け巡り世界中で死を悼まれました。 亡くなる前日までチキンラーメンを食べてたそうです。
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