この記事は朝ドラまんぷくのあらすじネタバレの詳細と感想になります。
今回は2月12日(火)に放映された20週「できたぞ！福子！」の111話です。
＜前回110話20週までのながれ＞
萬平は福子がてんぷらを揚げている姿をみて麺の水分を抜く新たな方法を思いつきます。
そのまま研究室にいきます。
さっそく茹でてエキスをかけた麺を油で揚げてみます。
揚げあがった麺をすぐに試食してみるととても旨い。
福子もお菓子みたいと喜びます。
福子に呼ばれた源と幸も試食して美味しいと絶賛。
その頃、幸田家では吉乃が岡と森本と映画に行かずに萬平のラーメンつくりに付き合っていたことが話題となります。
鈴子ひとりが堅気な仕事人だけを持ち上げるが、他のみんなは自分の信じたことを一生懸命するひとが好きと言います。
みんな萬平の手伝いをしたいと思っている中、吉乃ははっきり手伝いたいと言います。
鈴子だけを残すように勝手に話題が弾んでいってしまいます。
萬平は神部に頼んで近江谷先生に連絡をとってもらいます。
研究室にきた近江谷先生が調べてみると、揚げた麺には多くの空洞ができていました。
偶然にも高野豆腐と同じ構造ができていたのです。
よく思いついたと感動する近江谷先生。
これは画期的な発明だと萬平に告げます。
完成したと喜ぶ福子にまだこれからだと萬平が言います。
その夜、福子は家計簿を見て悩みます。
いよいよ生活費が底をついてきていたのです。
｢ああ、どないしよう‼｣
20週110話はここで終わり、そこからの続きで今回は20週111話のネタバレあらすじになります。
＜20週111話のあらすじ＞
近江谷先生からラーメンが出来上がったと聞いて喜んで興奮しながら萬平を訪ねてきた神部。
でも福子は戸惑いながら完成していないことを告げます。
次に萬平たちが越えなければならない課題は商品化です。
麺を揚げるための最適な油の温度や時間の把握。
揚げるときに麺が広がらないようにする工夫などなど。
油温180度で試してみると麺の外は真っ黒で中は焦げていません。
油の温度が高すぎます。
今度は油温130度で3分揚げてみることにしてみます。
中まで揚がっていたのでお湯をかけて試食する萬平。
お湯で戻した状態が微妙に違います。
福子に続いて神部が試食しますが美味しくありません。
油の温度が低すぎて麺の中で多孔質化していなかったのです。
悲しそうな顔をする神部に、こんなことは何回もあったと福子が言います。
パーラー白薔薇では180度で揚げた麺を試食した神部が敏子に自慢します。
｢いや～うまかった‼香ばしくて腰があって‼チキンスープも絶品‼｣
しのぶやアキラも羨ましがって自分達も試食してみたいと言います。
そんなふたりに対して完璧主義者の萬平さんなので完成するまでは誰にも食べさせないだろうと得意げな神部。
世良は神部の味覚などあてにならないと言い放ちます。
そもそも油で揚げた麺は気持ちが悪いと世良。
｢誰が食うねん‼俺は食わへんど‼｣
幸田家でもパーラー白薔薇と同じように神部は自慢します。
食べてみたいと言う克子たちに、しのぶやアキラに言ったことを繰り返して自慢する神部。
神部の味覚などあてにならない。
油で揚げた麺など気持ち悪いと鈴が世良とまったく同じことを言います。
｢なんもかんもそっくりや‼怪奇現象や‼｣
神部は怖がって逃げていきます。
後に残された克子たちは意味がわかりません。
萬平の試行錯誤は続きます。
油で揚げるための金型の形状や大きさを変えては試すことを繰り返します。
数日後、真一が福子たちを訪ねてきます。
苦戦している萬平を心配する真一。
福子は麺を油で揚げる大発明はできたので熱が麺に均等に行き渡る方法を見つけるだけだと言います。
そして真一に家計のことを問われて福子の笑顔が凍り付きます。
｢ここだけの話し‼正直きびしいです‼｣
パーラー白薔薇で働く福子の給料だけでは生活費に困るようになっていたのです。
真一は萬平のラーメンつくりの援助を申し出ます。
条件は未完成でもいいから萬平のラーメンを食べさせること。
試食をねだる真一に萬平は頑なに断りますが、福子から援助してもらう話しを聞かされ同意します。
萬平は揉むことで縮れ麺にしてから金型にいれます。
油の温度は160度。
揚げる時間は2分。
揚がった麺にお湯をかけて3分。
真一は3分が待ちきれません。
萬平、真一、福子の順に試食します。
その美味しさに驚く真一と福子。
完成だと喜ぶ福子をよそに何故か浮かない顔の萬平。
油で揚げて戻した時に麺がいちばん美味しくなる様に計算しなおして作り直すと言うのです。
あっけに取られる真一をよそに福子は立ち上がって言います。
｢はい‼わかりました‼｣
＜111話20週の感想＞
どこにでも自分だけが特別であることを自慢したがる人間はいますよね。
神部の気持ちはわかりやすいですが、傍からみていると余り望ましい姿じゃないと自分を振り返ってしまいます。
それにしても神部の信頼の低さはみんなの中で同じだったんですね。
偶然とは言え世良と鈴からまったく同じ言葉が発せられたのだからびっくりして気持ち悪く感じるのも理解できます。
あと一歩のところまで来ての財政難は真一が救世主になってくれそうです。
それにしても萬平の完璧主義には驚かされます。
福子も真一も出来上がったと思っているのにまだまだと言う萬平。
萬平が満足するものはいつできあがるのでしょうか。
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