この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年の再放送では6月3日、4日 月、火の放送です。
55話56話簡単あらすじでは、米騒動の現場の日比谷に駆け付けたおしん。人ごみにいるうちに暴徒と間違えられ検挙された。すぐに釈放されたが、姉弟子たちは、警察につかまるような人と働きたくないとさらに風当たりは強くなります。しかし、おしんは浩太を探し求めて直感的に日比谷へ走った自分を、悔いてはいなかった…
<おしん55話56話のあらすじ>
大正7年8月3日に富山県で起きた米騒動はたちまち全国に広がり8月13日に日比谷公園に集まった群衆が騒動を起こしました。
奇しくもその日はおしんが小夜の死を知って酒田の加賀屋を訪れた日と重なったいました。
おしんは日比谷を目指して走ります。
上野駅から日比谷まで走ったのかとおしんに聞く圭。
そう聞かれたおしんは当時を思い出します。
浩太に会ったら加代の行方が分かると考えたおしん。
浩太が貧しい人の為にいろいろな運動をしていたので米騒動も陣頭指揮をとっていると思って走ったのだと言うおしん。
日比谷公園は予想以上の群衆で浩太には会えなかったおしん。
しかもとんでもない事に巻き込まれてしまったのでした。
たかの店でも米騒動の話でもちきりです。
そこに巡査があらわれてたかが居るかを尋ねます。
巡査はたかに言います。
「日比谷署で身柄を拘束しておる!身元引受人がはっきりすれば釈放される。引き取りに来なさい‼」
巡査は米騒動で検挙されたが容疑は晴れたとのことで印鑑を持ってくれば釈放されると説明します。
たかが警察にいく用意をしていると豊が店ののれんを汚すのではと心配します。
でもたかは聞く耳持たずで出かけていきます。
けいと夏もここぞとばかりにおしんの悪口を言います。
そこにたかとおしんが戻ってきました。
おしんはたかに昼食を持っていって酒田のお礼をいいます。
そしてくにがたかに迷惑をかけてはいけないと借りたのと同額の金を渡していたのでした。
おしんを疑った事を詫びながら何故日比谷にいったのかを尋ねるたか。
野次馬根性でいくおしんではないと言うたかに日比谷に行けば探している人に会えるかも知れないと思ったと正直に話したおしん。
それを聞いたたかは自分はおしんが酒田から戻ってこないかも知れないと疑っていたことを詫びたのです。
そして『人の口に戸は立てられない』からこれからも大変だけれど頑張れとおしんを激励するたかでした。
最近は店の客入りが少なくなってきているのが気になる従業員たちは原因を店が洋髪をしていないことではなくおしんが居ることにしようとします。
するとたかがおしんを呼びつけます。
「この辺でおしんも性根を入れて、これから先のことを考えといた方がいいかも知れないね⁉そのこと話しておきたくてさ‼」
それを聞いたおしんはたかから暇を出される覚悟をしたのでした。
でも誰も恨む気もなく、日比谷に走った自分にも後悔はしていませんでした。
迷惑をかけたから暇を出されるのかとたかに尋ねたおしん。
「関わりありゃしないよあんたのことなんか!店のお客が減ったのは、日本髪を結うお客さんが少なくなっちまったからさ‼それをあんたのせいにするなんてお門違いもいいとこだ。……けどねぇ、あんたがここにいる間は『警察のご厄介になった女だ』とか『アカだ』とかっていう噂は付いて回ると思わなくっちゃね⁉世の中にはそういう、疫病神みたいなこと言う奴がいるからね。けどねおしん、そういうのを吹っ飛ばして生きてくのがね、髪結の腕だよ。いい髪結になりさえすりゃ、お客さんそんなこと忘れちまう。誰だって腕のいいのに結ってもらいたいのは人情だろ?」
そしてたかは髪結いが日本髪の時代から洋髪の時代に移っていくと言います。
おしんにも洋髪はできると言うたかは店でやる気はないが出髪でやれば良いと続けます。
しかも髪結いの基本は日本髪も洋髪も同じだからたかが手ほどきすると言ってくれます。
さっそくりつを練習台にして練習をはじめたおしんでした。
お湯から帰ってきた先輩奉公人がおしんがたかから手ほどきをされるのを見て驚きます。
おしんに洋髪をやらせる事にしたと他の奉公人に宣言するたか。
「みんなも日本髪に見切りを付けたら、洋髪やったっていいんだよ‼」
おしんが手ぬぐいを洗っているとりつが嬉しそうにやってきます。
りつもおしんが辞めさせられることを心配していたのでした。
自分に出来るかどうか心配だと言うおしんに初めてでも立派に島田が結えたから大丈夫だとりつが言います。
「それにさ、おしん姉さん器用だもん!私色んな人の稽古台してきたでしょ‼髪触られるわけで分かるのよ‼おしん姉さんの手はしなやかでさ、少しもぎくしゃくしたとこがないんだもん、、、他の人たちは、お豊姉さんやおその姉さんだって荒っぽくてさ、カクンカクンって感じなの、、、おしん姉さんの手は、お師さんの手に似てる。髪結のために生まれてきたような手よ。本当なんだから‼」
おしんは洋髪が自分で形を考えなきゃならない難しさがあると思っていたのでした。
自分も洋髪をやってみて母親をはやく楽にしてやりたいと呟くりつでした。
店の先輩奉公人はたかが変わってしまったと口々に嘆いています。
特に豊はおしんにできるものか見てみたいと否定的でした。
昼間は下働き夜はたかの手ほどきを受けると云うおしんの洋髪の練習が始まってから周りからの風当たりは益々強くなったのでした。
でも自分の腕だけで金をとれるようになりたいおしんにとって耐えられない事ではありませんでした。
そして暇を見ては他の髪結店で椅子に座り待っている間に様々な髪形を見ては順番まじかで時間がないと店をでることも繰り返しました。
そんな生活を3ケ月も繰り返すころには洋髪で一本立ちが容易でないことが分かってきていました。
ある日、洋服の客が店にきたときにりつが断ろうとするとたかが通すように指示します。
そのとき掃除をしていたおしんはりつに客だと呼ばれたのでした。
なんとたかはおしんに洋髪をさせるつもりで客を受けていたのでした。
いつかこんな時がくると分かっていたおしんでしたが若い若い女を目の前にして足がすくんでいたのでした。
<おしん55話56話の感想>
米騒動の現場に向かったのは浩太に会えるかもしれないと直観的に思ったからだったんですね。
人が長年やってきたことをやり続けたいと思うのが普通で新しいとこへの舵取りは難しいものです。
でも居づらくなっても頑張るおしんの姿をみてたかもおしんの可能性に掛けたのかも知れませんね。
出髪にすると言いながら思いつきのように客を受けてしまうたか。
おしんはたかの期待に沿えるのでしょか。
スポンサード