この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2020年 2月17日から2月22日の再放送277話278話279話280話281話282話の内容です。
<277話から282話の簡単あらすじ>
希望の新しい工房ができあがり新築祝いをします。
希望を祝うために駆け付けてくれた浩太。
希望は自分が焼いたお気に入りの壺をゆりの骨壺にして、おしんが建てた八代家の墓から加代たちを分骨して酒田に葬ると言います。
希望が仕事に打ち込めるように圭を預かり続けるおしん。
荒んでしまった仁と道子の家庭でしたが剛の警察沙汰を契機にやり直す事を決意します。
おしんは仁達との同居の交換条件として初子の独立の支援を言い出します。
仁は全面的に初子を支援します。
それを知った希望も大いに喜ぶのでした。
<おしん277話から282話のあらすじ>
工房の新築祝いが終った希望宅にはおしん達と浩太のみが残っています。
融資の保証人になってくれた時に浩太からの要望に希望も応えて案内状を出していたのでした。
おしんの手作りの赤飯と煮物を食べながら懐かしそうに昔を振り返る浩太。
浩太は今までのおしんの頑張りを褒め称えるが、後悔することもあると話したおしんでした。
立派な壺を見つけて自分に譲って欲しいと浩太にきっぱり断りをいれた希望。
希望自身もこの壺が気に入っていて、希望はゆりの骨壺にしようと考えていたのでした。
さらに希望はおしんが建てた伊勢の加代と両親の墓から分骨して酒田の加賀屋の墓へ一緒に納めると続けるのでした。
そろそろとおしんと初子が帰ろうとすると自分も一緒に帰ると圭が言い出します。
おしんは止むを得ず初子にすっかり懐いた圭を連れて帰るのでした。
歳末大売り出しで大忙しの間も一度も顔を出さなかった道子は、年末になると子供を連れて温泉に出掛けて行ってしまします。
おしんは仁と道子夫婦と希望と圭親子の将来を案じます。
そんな状況で密かに希望と初子が結婚してくれたらと思うおしんです。
正月は家族から離れて圭と遊ぶ仁。
そこに希望がやってくると仁は圭のために再婚を勧めたのでした。
その後、仁は4号店の構想は高級志向なので希望の焼き物も置きたいと夢を語り合うふたりです。
初子はあくまで姉さんであって自分の生涯唯一の女性はゆりだと明言する希望に、あんなりっぱな骨壺を焼いた希望の気持ちはゆりを抱いたままであると初子。
おしんの望みは後悔へと変わるのでした。
正月も終わり、仁が希望と圭を送ってそれぞれの家に帰っていきます。
それを見送った初子は人に見られない様に隠れて涙ぐんだのでした。
雄を戦争で失い川村とも死に別れた初子はもう40歳になっていたのでした。
おしんは初子に言います。
「例え結婚しなくても一番頼りになるのは希望だ、、、」
希望は圭に自分が働く姿を見せながら土遊びをさせていました。
その年に希望は初めて自分の窯に火を入れます。
そして初釜で焼いた希望の作品は高い評価を受けたのでした。
ある日、突然に山形の庄治ととらが訪ねてきました。
ふたりは伊勢参りの帰りにもしやと見かけたスーパー田倉に入って社長を確認して住所を聞いてきたとのことです。
庄治たちは山の家から街に引越して林檎やさくらんぼを作っているのだと近況を教えてくれます。
昭和43年には6号店をオープンさせたスーパー田倉でした。
店はおしんの不安をよそに高度成長の波に乗り順調に拡大してきていたのです。
そんなある日、剛が名古屋の盛り場で警察に補導されてしまったのです。
仁と道子の家庭は荒みまくっていました。
夫は外で愛人を囲い家に帰らず、その夫を悪態を子供たちに話して同情をとろうとする嫁。
そんな家に帰りたくない剛は友人を誘い遊び歩いていたのでした。
仁達は全てを金で片づけようと剛にも有り余る小遣いを与えての結果です。
おしんはやはり自分がと言い出しますが初子に諭されます。
「もう子供たちの責任をとる歳ではない、、、」
でも自分は一生田倉家の一員でいたいと本音をおしんに伝える初子でした。
剛の一件で仁と道子は自分たちの遅まきながら自分たちの過ちに気付きます。
そして、子供の教育のことを考えておしん達との同居を頼み込んできたのです。
今までおしんは夫婦仲がよければ子供は放っておいてもちゃんと育つから好きなように育てれば良いと言ってきました。
おしんは仁と道子との同居の交換条件に初子の独立を言い出します。
そのころ、初子も毛糸や手芸品を売る店で手芸教室を開く夢をもつようになっていたのでした。
辰則は初子の店の援助に渋い顔をしますが、仁はすべてを田倉商店が出資することにします。
初子は自分が貯め込んだ金を使って欲しいと仁に申し出ますが仁は受け取りません。
「このお金はお姉さんが貯めこんだもの、これからきっと必要になる時が来るのでその時まで取っておくように、、、」
初子は街中に格安の物件を見てけましたが、仁が郊外に家を建て直す事を決めたため行き来が容易ではなくなります。
おしんの世話が出来なくなる事を気にする初子をおしんは激励します。
「これからは新たな商売に一生懸命になれ‼」
初子の新しい店に希望がやってきます。
店を見て仁と共に喜ぶ希望。
ふたりともおしんには何もいいませんが誓いあっていたのです。
「戦後の苦しい時期に自分の身体を汚してまで田倉家のために仕送りを続けてくれた初子に兄弟で償わなければならない‼」
その想いを察したおしんはひとり涙したのでした。
<おしん277話から282話感想>
希望はゆりを生涯ひとりの女性として生きていく事を心に決めていましたね。
仁と道子の家庭環境が導いた剛の非行が結果的に二人の目を覚ますことになるとは皮肉なものです。
そして、目が覚めた仁は人間としての礼節を思い出したように初子の独立を全面支援しますね。
絶対に忘れてはいけない戦後に初子が自分の身を捨ててまで金を作って仕送りしてくれた恩を思い出したようです。
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