NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
今回はスカーレット第23週について記事前半に確定あらすじを、後半に史実モデルより考察23週を紹介します。
スカーレット 23週確定あらすじネタバレ 武志の病気が発覚
命に関わる難病です…
大崎医師から武志の精密検査の結果の説明を受け呆然とする喜美子。。
「どうしようか…」
どのように説明しようか悩んでいた喜美子ですが、意を決して武志につたえないとと思い、武志が借りてるのアパートに向かいました。そうすると一人の女性、石井真奈(松田るか)がいました。2コ学年が上の中学の先輩で穴窯研究所で一緒に働いているというのです。
喜美子は、真奈が帰ってから武志に白血病のことを伝えます。
武志の表情はだんだんと悲壮感と絶望の顔に変わっていきます。うつむいた武志に、喜美子は精一杯の言葉をかけます。「治療入院に専念し、なんとか治して陶芸をまた頑張ろうと」
武志は自分が病院で検査してから体が思うようにいかないことから医学書を読んで、自分の病気はどんなものか考えこんでいたのです。
武志は、喜美子に
そう言って、周囲に白血病であることを知られるのを武志は嫌がりました。そして、武志は入院します。
喜美子は大変不安になり、自分一人でしっかりとした態度をとれるかどうか悩みます。
担当医師の大崎先生に相談します。
先生が優しく励ましてくれたことで、喜美子は少しだけ救われた気持ちになりました。
そして、武志はドナー適合検査を受けました。
≫ネタバレ 24週【百合子が骨髄移植するも武志の白血病再発!3人親子で初旅行
先週22週のあらすじ>
喜美子と武志は、工房でそれぞれ自然釉信楽焼と天目茶碗つくりに没頭します。
そして、武志の誕生日の日に、ふたりは『世界陶芸展』への出品を目指すことを話し合います。
そんなある日、工房で作陶していた武志が高熱を出して倒れてしまいます。
すぐに、喜美子と八郎は武志を病院に連れてきますが、その日は採血と解熱剤を処方されて帰宅しました。
翌朝になって、病院から緊急入院の連絡が入ります。
病院に武志を連れていった喜美子と八郎は大崎担当医師から『慢性骨髄性白血病』と云う病名を告げられ、余命2年を宣告されてしまったのです。それを聞いた喜美子は、告げるべきかを悩んだ末に武志にすべてを話す決心をします。
『慢性骨髄性白血病』の名を聞いた武志は、覚悟してしたような顔をして『骨髄移植』と云う治療方法があると言うのでした。
それを聞いて喜美子は、皆で力を合わせて武志の血液の型と一致するドナーを見つけることを約束します。
そんな状況で、武志の友人たちは『川原武志を救う会』を信楽で発足させ、その活動が広がり『川原武志支援団体連絡協議会』が設置されます。
喜美子は、自分の個展などで骨髄バンクの必要性を訴え、全国から3000人のドナーを集めますが、やはり武志の血液と一致する人は見つかりませんでした。
さらに、活動は広がり『骨髄バンクと患者を結ぶ会』が結成され、武志が会長に就任したのでした。
武志は、入退院を繰り返しながら、時間を惜しんで作陶に打ち込みます。
そんな武志の作品を喜美子は自分の『穴窯』で焼き上げると、光の加減で色が変わる天目茶碗が出来上がったのでした。
スカーレット第23週のあらすじネタバレ
いよいよ信楽での『世界陶芸展』が皇族の方のテープカットで開催されました。
ドイツの『マイセン』をはじめ、世界中の焼き物が並べられます。
喜美子は自然釉の大壺、武志は天目茶碗を出品していました。
そしてふたりの事は事前にマスコミで報道されていたので注目を集めていました。
新聞社の取材に気さくに応える武志。
喜美子は自分が取材を受けると武志を盛り立てようとしていました。
しかし、数日後に多くの死者がでた信楽鉄道の脱線事故が起きてしまいます。
そのせいで、信楽の町は大騒ぎになって、『世界陶芸展』も日程を残して急遽中止になってしまいました。
そして、武志がまた高熱を出して入院してしまいます。
しかも、慢性だった病状が急性に変わってしまったのでした。
そんな時に、喜美子は弟子にして欲しいと女性から1通の手紙を受け取ります。
丁寧な文面に心打たれた喜美子は、その女性に返事を書くことにしました。
「今は息子が白血病と戦っている最中なので、私もとても人に教えられるような状態ではありません。だから弟子を取ることはできませんが、もし好ければ見学しにきてください!」
返信を投函して間もなくして若い女性が喜美子を訪ねてやってきました。
喜美子は、その若い女性の目に溢れるやる気を感じて気に入ってしまいます。
彼女は牛尼瑞香と云う名前でした。
弟子は取らないと言っていた喜美子でしたが、その時から牛尼瑞香が川原家の一員になったのでした。
その頃の喜美子は、自分で自分自身に声をかけて励ましていました。
「わたしがしっかりしなければ、、、」
それが口癖になっていた喜美子は、声に出して言うと自分の声に励まされるのが不思議だと思っていたのでした。
武志の病状は予断を許さず、喜美子は週に3回は病院に通っていました。
「武志の病院にいくよ!」
喜美子は瑞香に声をかけて一緒に見舞うのが習慣になっていました。
何とか、栄養をつけようと様々な食べ物を持ち込みますが、武志はほとんど食べる事ができませんでした。
「ごめんね!母ちゃん!僕の食欲は日替わりで変わってしまうんだ、、、今日は食欲がない、、、」
そう行って武志は喜美子に気をつかうのでした。
そんな武志に明日は食べれるから大丈夫だと明るく接する喜美子です。
武志のベッドに傍らにはプラモデルが置いてありました。
ずっとバイクが好きだった武志は病院で暇を持て余した時にプラモデルを作っていたのです。
その、バイクのプラモデルを見ながら喜美子にツーリングに行く約束をするのでした。
ひとしきり武志と話した喜美子は病室を出て、担当医師の大崎先生のもとを訪ねます。
「骨髄バンクに照合をかけえてみましたが、武志に合う型は見つかりませんでした。
武志の叔母さんの骨髄を移植することにしたいと思います」
大崎先生から百合子の骨髄を武志に移植することを提案された喜美子も、同じことを考えていたのでした。
百合子も武志の役にたてるなら喜んでと快諾してくれます。
百合子と武志の血液の型は完全一致ではありませんでしたが、極めて近いものだったのでした。
≫ネタバレ 24週【百合子が骨髄移植するも武志の白血病再発!3人親子で初旅行
<第23週の感想>
信楽鉄道の脱線事故は記憶に新しいですよね!?
『世界陶芸展』の中断は武志にもショックだったのかも知れません。
慢性から急性に変わってしまったことで骨髄移植は一刻を争う事態になってしまいましたが、依然として武志と一致するドナーは見つかりません。
大崎先生の完全一致ではない骨髄の移植決定は、武志の容態が非常に危険に状態になっていることを表してします。
百合子の骨髄を武志に移植する手術が成功することを期待したいです。
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