明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者の描いたこの人気ドラマは2020年の春からBS放送で再放送が始まっています。
今回ははね駒第107話と第108話と第109話のあらすじネタバレについて紹介します。
<はね駒第107話のあらすじ>
弘次郎は自宅の居間に座り込み下宿屋の予算管理に精を出していて、隠居部屋では徳右衛門が下宿人たちに火の不始末の注意をうながす為の標語を書いていました。
やえは下宿屋の準備が忙しくてイライラしながらりんと祖母のことの帰りを待っています。
ふたりは買い物に行くと言って出かけたままなかなか戻って来ずにいて少し心配もしていたのでした。
そこに、仕事途中に近くまできたと言って源造が昼食をとりに姿をあらわしましました。
それからしばらくしてようやく戻ってきたりんとこと。
りんは源造の姿を見つけるなり駆け寄って自分が妊娠していて3か月になることを告げます。
この頃のりんの周囲を驚かす旺盛な食欲はやはりそのせいだったのです。
話を聞かされた源造は最初こそびっくりしすぎて自分が親になって良いものなのかと動揺しますが、少し時間をおいてりんの姿をみている内に実感が沸いてきてからは喜びを爆発させます。
それからふたりに妊娠の報告を受けた父親の弘次郎は胸中複雑で、母親のやえも自分の娘が母親になるんだとしみじみと思うのでした。
そこに帝大生の花田が荷物を持って引っ越してきました。
りんがその荷物を運ぶのを手伝おうとすると源造が慌ててそれを制します。
訳もわからずに源造に大声を出された花田はいきなり戸惑ってしまうのでした。
<第108話のあらすじ>
下宿屋を始めたことで橘家と小野寺家の朝は以前に増して慌ただしくなります。
洗面も便所もひとつしかないので早いもの勝ちになるので奪い合いになってしまいます。
しかもりんの食欲は相変わらず旺盛です。
そんな中でひとり悠然と落ち着き払っていたのが祖母のことでした。
ことは、自分で針が持てる内に縫っておきたいと生まれてくるりんの子供のための産着をつくっていました。
そしてりんから今までで一番うれしかったことを尋ねられたことは、ひ孫のための産着を縫っている今だと微笑みながら答えるます。
それを聞いたりんはお腹の中にいる子供が源造と自分だけのものではないことに気付いたのでした。
しかし、しばらくしてりんが再びことに声をかけたとき、ことは何も返事をせずにりんの腕の中に崩れ落ちてしまったのです。
祖母のことはひ孫の産着を縫いながら眠るように息をひきとってしまっていたのでした。
<第109話のあらすじ>
ことの葬儀を終えて橘家と小野寺家の日常が戻ります。
りんは既に妊娠5カ月を迎えていました。
母親とりんは戌の日に岩田帯をもらいに水天宮に出掛けて、帰りに上野の彌七の家に立ち寄りました。
きわにひとりで生きていくと手紙での別れ話を持ち出した彌七でしたが、そのころになる仙台から出てきたきわと同居しはじめていたのでした。
いっとき仙台に戻ったきわは自分の店を整理して再び東京に戻ってきていたのです。
きわは東京でも小料理屋を始めることにしていて、弥七は生命保険の取り扱いを開始していました。
その頃になると源造の西洋瓦への想いはさらに膨らみ、遂には海外への輸出についても考える様になっていました。
そんな源造は英語の資料を自宅に持ち帰ってきてりんに見せたのでした。
<はね駒第107話と第108話と第109話の感想>
自分の子供の産着も孫の産着も縫ってきたことにとってひ孫の産着を縫う事はこの上なく幸せなことだったのかも知れません。
でも、ひとつの命が宿ったことが分かったのにひとつの命が消えてしまいました。
何か祖母のことの魂がりんの子供の守護霊になるような流れです。
一方、彌七ときわもとうとう一緒に住みだしていました。
きわの粘り勝ちだったのでしょうか?
でも、相思相愛のふたりだから幸せになって欲しいものです。
りんの懐妊がわかって源造はますますやる気になります。
日本国内の家屋の西洋化を予想した源造はさらに販路を広げることを模索しはじめます。
そんな源造から英語の資料を見せられたりんは何を思ったのでしょうか?
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