朝ドラ カーネーションの26週最終週のネタバレあらすじの1話ごとの詳しい内容です。26週タイトル「あなたの愛で生きています」140話から145話までの解説です。
カーネーション26週最終週ネタバレあらすじ予告[あなたの愛で生きています
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カーネーション朝ドラネタバレあらすじ最終回までキャスト相関図
第146話
平成17年4月になると91歳になっていた糸子は自宅の2階に仲間たちが集まれるサロンをつくることにします。
そして古いものを処分しようと整理を始めた糸子。
そんな糸子を孝枝たちも手伝いますが、さまざまなものがありいちいち要否を確認するのでした。
そのなかには糸子の宝箱ともいえる”神戸箱”があったり娘たちの”ピアノ買うて”の貼り紙などもでてきたのです。
それらを躊躇することなく捨て去っていく糸子は心斎橋百貨店の制服をデザインした際のスケッチも破り捨てたのでした。
2階の2部屋を1部屋にして皆で酒をのめる場所をつくろうと考えていた糸子。
その一方で孝枝は優子たちに電話をかけて2階を改装することとそれぞれの荷物をおくることを伝えたのでした。
そんなある日のこと糸子は居間で新聞記者の取材をうけます。
そして2階をサロンに改装するための設計はボーイフレンドのひとりでもある高崎信彦先生に頼んだと明かした糸子。
そして今は88人ではなく91人だと笑った糸子は今でも自信をもって言えることがあると切り出したのです。
それは何かをしようとして成功したのは相手のためを思って取り組んだときで、欲をかいて自分のためにしようとしたときは全て失敗したということだったのでした。
それを聞いた新聞記者が聖書の言葉にある”与うるは受くるより幸いなり”を口にすると、”それですわ!あげんのはもらうよりずっと得や”とうなずいた糸子。
翌日になって新聞に掲載されたインタビュー記事にあった”与うるは受くるより幸いなり”を読んで孝枝が関心しますが、傍らにいた糸子は15分前に注文した鰻がまだこないと督促するよう浩二に言いつけていたのでした。
そして自分は一倍欲深いのだと言い放った糸子。
そんな糸子は病院でのファッションショーを終えてから2つのことを成し遂げていたのです。
ひとつ目は『オハライトコ』で紳士物のラインを立ち上げ軌道にのせていました。
ふつ目は奈津を説得して老人ホームに入所させたことです。
そして居間に並べられていた写真に加えて院長室で撮った奈津と龍村と糸子の写真も飾られていたのでした。
サロンのために2階を取り壊す前に柱や畳のひとつひとつに想いを馳せた糸子。
しかし解体が始まるのをみて切ないと涙ぐむ抱えに向かって糸子は自分には今とこれからしかないと言い切ってみせたのでした。
第147話
糸子の想いが詰まったサロンは平成17年5月に完成します。
ところが出来上がった内装を楽しそうに眺めていた糸子はもっと活用するために唐突に着物のリフォーム教室を開くことを思いついたのでした。
ところが孝枝はスケジュール表を糸子に見せていつできるのかと反対。
それでもいつものごとく思いついたら決して後には引かない糸子だったのです。
しばらくしてサロンとして改装された2階でリフォーム教室『撫子の会』が開かれます。
そして集まってくれた多くの人に向かって糸子は挨拶をはじめ、捨てるに捨てられずタンスの肥やしになっている着物をリフォームしようと呼びかけたのです。
そして糸子が着物をリフォームしてつくったドレスを披露すると歓声があがります。
しかしいざ自分の着物にハサミを入れる段になると多くの生徒たちが躊躇してしまうのでした。
その一方で元アホぼんだった譲は父親を亡くしてふさぎ込んでいたため、心配した糸子は栄之助に言って自分のところにつれてこさせます。
そして愛する者を亡くしたことで降りかかる自分一人で会社と家族を守っていくことへの不安は誰もが通らなければならない道だと諭した糸子。
すると傍らで話を聞いていた栄之助も自分もいつか同じ道を通らなければならないと涙したのでした。
自分たちは強くないと口にする2人に皆同じだと告げる糸子。
そして自分の91人のボーイフレンドは群れたり胡麻化したり慰めあったりしながらやってきているのだから心配するなと諭したのでした。
数日後、譲たちとオハラ洋装店でカステラを食べていた糸子。
そのカステラはかつては金箔が貼ってあった店のものだったのです。
すると余計なものを貼らなくても充分に美味しいと口にした糸子は、譲に向かってキラキラを剝がされた40男でも自分が思っているより綺麗なものだと優しく告げたのでした。
第148話
平成17年12月になって、オハラ洋裁店に糸子は同じ年のデザイナーがやってきてますますやる気になります。
そんなところに優子から電話を孝枝がとり翌週の水曜の予定を訊かれます。
しかし孝枝はスケジュールだけでなく無理をさせられる身体ではないと断ってしまったのでした。
そして糸子が同じ年の客にイイ服をつくると約束して別れたあと優子が今度は携帯電話に直接かけてきたのです。
そして来週の水曜に東京にいくことを二つ返事で快諾してしまった糸子。
そんなやりとりを傍らでみていた孝枝と浩二はガクッとしてしまうのでした。
するとそのあと孝枝はいくら自分が糸子の身体のことを心配しても勝手にスケジュールを入れていくと怒ってどこかに行ってしまいまいます。
心配して浩二や篠山たちに機嫌をとっておいてと頼みますが知らないと断られてしまった糸子。
糸子が優子から頼まれたのは東京にある病院での公演で、優子がどうしても都合がつかなくなってしまい代役を頼んできていたのでした。
そして結局は孝枝も糸子に同行して東京にいくことになります。
病院での事前打ち合わせに出向いた糸子たちは院長や看護したちと向かい合います。
すると公演を手伝ってくれるという川上という女性を紹介された糸子。
彼女は前の看護師長で糸子がくると聞いて自分のほうから手伝わせて欲しいと申し出てきたと言うのでした。
しかも以前に岸和田に住んでいたこともあると明かしてくれた川上は病院でのファッションショーのことも知っていたのです。
公演が無事におわると優子から今から向かうと連絡が入り孝枝が出迎えにいきます。
そして院長と看護師長もお礼を言って部屋を出ていったため川上と二人っきりになってしまった糸子。
すると公演の感想から川上のことに話題が移ると、彼女が岸和田に住んでいただけでなく長崎出身だと知って動揺してしまった糸子。
そして川上の口から自分が周防の娘であることが明かされたのです。
思わず糸子が硬直してしまうと、部屋の入口まできていたのにその場で立ちすくんでしまった優子。
自分の話を聞いて思わず涙ぐんでしまった糸子をみて川上は謝罪して部屋をでていきますが、そんな彼女のあとを優子が追います。
そして優子は川上に糸子の非を謝罪します。
ところが川上は糸子は憎むに当たらない人だったとわかってきたと言ってくれたのでした。
しかも僅かながらでも残っていた汚い感情も今回の件ですべて消えたと言ってくれたのです。
一方で泣きじゃくっていた糸子は闇に葬るつもりだった記憶を掘り起こされてしまうこともあると考えつつ、その場面にめぐり合うために長生きしてきたのかも知れないと思っていたのでした。
第149話
平成18年3月のとある日のこと、担架に乗せられて病院の廊下を運ばれながら医者と看護師から懸命に声をかかられていた糸子。
朦朧とする意識の中で糸子は自分がどうなったのかをおもい出します。
それはオハラ洋装店で孝枝とフミ子が雛人形を飾りながら昔話に花を咲かせていたのを糸子は傍から監督するかのように椅子に座って見守っていたのです。
しばらくして浩二が買ってきたコデマリの枝が台所にあると聞いた糸子は花瓶に挿そうと立ち上がります。
ところが糸子は台所につくと急に胸が苦しくなってその場に座り込んでしまっていたのです。
一方で孝枝は糸子のことを優子たちだけでなく聡子にも連絡を入れるとロンドンから急いで戻ってきます。
そして夜遅くに聡子が病室に入ろうとすると何と糸子が寝ているベッドの横に布団を並べて敷いて優子と直子が寝ていたのでした。
しかも何故かはしゃいでいた二人に糸子の状態を訊いた聡子。
そして優子から今夜がヤマだと教えられると聡子は号泣しはじめ、二人の姉もつられる様に泣き始めたのでした。
翌朝になって自分が目を覚ますと意識が戻っている糸子に懸命に声をかけた優子。
容体も落ち着いているのを確認した3姉妹は慌ただしく帰り支度をはじめます。
そしてそれぞれが口々に言葉を伝えて帰っていく娘たちを見送りながらは心の中でありがとうと唱えた糸子。
さらに店の従業員たちや自分の看護をしてくれた人達にも感謝しながら、自分はそんな人たちに囲まれる果報者だと涙が零れ落ちたのでした。
第150話
家で倒れて入院することになった糸子でしたが見舞客が次々にやってきて病室はまるで花畑のようになります。
そんな見舞客を病人みたいな顔で迎えられないと化粧をする糸子でしたは看護婦長の相川から顔色がわかななくなると禁止されるのでした。
そんな糸子の病室に栄之助と譲と里香がやってきます。
花畑みたいだと関心する栄之助と譲に向かって好きなものを食べろと見舞いでもらった菓子を机に並べる糸子。
すると栄之助と譲が少し若返ったように見えると口にして、好きな人でも出来たのではと冷やかされたのです。
それを聞いて機嫌よく笑う糸子は意識を取り戻して目を開けたときまるで恋でもしているかのように世の中が綺麗に見えるようになっていたのでした。
栄之助と譲が帰ったあと夕陽が差し込む病室で糸子からしみじみ話しかけれた里香の目からは涙が溢れだしてきます。
そして里香から抱きつかれて心の底から満ち足りた表情で糸子はゆっくり目を閉じて眠り込んだのでした。
ロンドンのアトリエでは聡子がミッキーにどこに行っていたのかを訊きます。
平成18年3月26日はイギリスの母の日であったためミッキーはカーネーションの花束を買いに出かけていたのです。
ところがそこにかかってきた携帯電話を耳にあてた聡子がその場で泣き崩れてしまいます。
その電話は優子から母親の糸子が亡くなったことを知らせるものだったのです。
糸子が息を引き取った日の夜は優子も直子も病院から実家に戻ってきます。
すると孝枝が2人を糸子の夢が詰まった2階のサロンに案内したのです。
そこには立派なバーカウンターやたくさんの酒やグラスがびっしりと並べられていて母親の想いをあらためて噛み締めた優子と直子。
しかも壁には糸子の写真と花がおさまる場所が確保されていたのでした。
翌日、出棺間際にロンドンから到着した聡子は糸子の棺へ真っ赤なカーネーションの花束を入れて別れを惜しんで号泣します。
そしてイギリスが母の日だったことを伝え娘でありながら看取ることが出来なかったことを詫びると、傍にいた優子も直子も一緒に泣き始めたのでした。
第151話
糸子があの世に旅立ってから4年以上の歳月がながれて平成22年もだんじり祭りがおこなわれる9月がやってきます。
オハラ洋装店の2階にあるサロンには豪華な料理が並び優子や直子や聡子の3姉妹や孫の里香たちの姿だけでなく、栄之助や譲や岸和田中央病の龍村や相川たち糸子と縁があった人達が集っていたのです。
そしてそこには奇跡的に末期癌を克服した吉沢加奈子が2人の息子と夫を連れてきていたのでした。
まるであちこちで皆がいろいろな話題で談笑しているのを見守るかのように壁には糸子の写真が飾られていたのです。
そんなときにテレビ局の人間が優子に近づいてきて何やら話をしはじめます。
驚いたようすですぐに直子と聡子に近くに呼び寄せて相談する優子。
何と優子は糸子の生涯を朝ドラにしないかと持ちかけられていたのです。
朝ドラと聞いて生前の糸子がよく観ていたやつのことかと訊きなおした聡子。
するとイイ話だと口にした直子は”ウチの話も朝ドラにならへんやろか”とよく糸子が言っていたことをおもい出します。
自分たちのことも世間に晒させると躊躇する優子でしたが直子も聡子も糸子の夢が叶うと前向きになるのでした。
そんなときに”だんじりや!”と叫ぶ子供の声が聞こえてきます。
そしてオハラ洋装店の前をお囃子をともなっただんじりが凄い勢いで通り過ぎていくのを興奮気味の多くの来客がサロンから観覧したのでした。
それから1年がすぎた平成23年10月。
かつて糸子に引退を勧めた歳にさしかかっていた優子。
それでも怖いままの優子は相変わらず高い靴を履いて働き続けていたのです。
そして何故か互いのショーを観るようになっていて引退のことなど頭にない優子と直子。
そんなある日のこと、ショーを終えてオフィスに戻った優子はデスクのうえの糸子の写真に話しかけます。
同じころ携帯電話の待受画面にしてる糸子を眺めながら独りでワインをのんでいた直子。
その一方でロンドンにいる聡子はミッキーとワインをのみながら糸子のことをおもい出して涙していたのでした。
そんな3姉妹を糸子の心が見守っています。
“泣かんでいい”
“泣くほどのこととちゃう”
“ウチはおる、、、ウチはおる、あんたらの傍に”
平成23年10月3日。
退屈した糸子の魂は何か面白いものがないかと病院に向かいます。
すると看護師長から必ず見せてやるようにと言われて急いで車椅子にのった高齢な女性患者をテレビがあるロービーまで連れいく看護師の姿をみかけた糸子。
そして朝ドラ『カーネーション』の第1回が始まったばかりであることに安心した看護師は、終わった頃にまた迎えに来ると言い残して仕事に戻っていったのでした。
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