今回は『おちょやん』の1話(第1週)11月30日月曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん1話のあらすじネタバレ>
大阪の南河内にある小さな村に9歳になった竹井千代が住んでいました。
竹井家は小さな養鶏場を営みながら一家の生計を支えている父親のテルヲと弟のヨシヲの3人暮らしでしたが、住まいは雑木林の中にあって掘立小屋のような家でした。
2年前に病死した母親との約束もあって2歳年下の弟と家を守ることに忙殺されて、小学校にも行かずに家事と子守と雑用に明け暮れていた千代。
それなのに父親のテルヲは生業の鶏の世話や家事などを千代に押し付けて、酒浸りの生活を繰り返していたのです。
千代が世話をした鶏が売れてもテルヲが酒や博打につぎ込んでしまうため、竹井家は極貧生活から抜け出せずにいました。
そんなある日、家に食べるものもなくなってしまった竹井家で口が達者な千代が父親のテルヲの尻を叩きます。
卵を産まなくなってしまったに鶏を町で売りさばいてくるように促したのです。
しかし、9歳の娘に命令されて父親の威厳を取り戻そうと威張り散らかす酔っぱらいのテルヲでしたが、千代はその上をいく早口でまくしたてて怯むどころか猛然と立ち向かいます。
9歳の娘との言い合いに負けた父親は、結局は鶏を売りさばきに出かけることになります。
そうして、出がけに捨て台詞と大見えを切ったテルヲは鶏を入れた籠をぶら下げて町に向かったのでした。
しかし、それから何日もテルヲは街に行ったまま戻ってきません。
いよいよ食べるものが無くなってしまった竹井家では弟のヨシヲが腹を空かせてしまいます。
困り果てた千代は隣家の小林家に行って鶏が産んだ卵と食べ物を物々交換してもらうことを思い立ちます。
30分をかけて隣家についた千代とヨシヲが卵との物々交換を頼むと小林夫妻はふたりに夕食を振舞ってくれたのでした。
ところが千代とヨシヲが喜んで食事をしているときに小林家の子供たちが家に戻ってきて、ふたりの姿を見つけて汚らしいと嫌悪感を口にだします。
小林家の兄弟は千代とヨシヲが貧乏で虱がわいてるから学校にもこれないと虐めはじめると、小林家の主人が自分の子供たちに姉弟たちの境遇を説明してその言動を諫めたのでした。
しかし、その言葉で千代のプライドが傷つけられてしまいます。
自分達は可哀想なんかじゃないと言い残して、弟のヨシヲを連れて小林家を飛び出してしまった千代。
雑木林の中の掘立小屋に戻ったテルヲは小林家でのひと時を思い出して母親がいる兄弟を羨ましがります。
そんな弟を寝かしつけてから、千代は死んでしまった母親のサエの写真を見つめていました。
それから外に出て月明かりに照らされた竹林に向かった千代。
そして竹林に隠していた母の形見を取り出します。
それは小さなガラス玉で千代が母からもらって大切にしていた宝物だったのです。
そしてかつて母のサエとやったようにガラス玉を満月にかざして、自分は可哀想じゃないと呟いきます。
翌日の朝になると、父親のテルヲが10日振りに家に戻ってきました。
しかも、千代たちが知らない女性を連れてきていたのです。
そして、父親の話に言葉を失った千代。
千代はテルヲが連れてきた見知らぬ女性が今日から自分達の母親になることを唐突に知らされたのでした。
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