今回は『おちょやん』の89話(第18週)4月8日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【旅巡業で芝居をやろう】と題して18週89話をお送りします。
戦いは日本の敗戦で終わりを告げました。
それぞれが戦時中の日本が何だったのかを顧みつつ新しい道を歩き始めようとしています。
旅巡業で芝居をすることを決めた『鶴亀家庭劇』の劇団員たち。
そんな中でみつえと一福の様子が気になりますね。
<おちょやん89話のあらすじネタバレ>
8月15日に長くて辛い戦いが敗戦という形で終わりを迎えます。
一平は書斎に仰向けに転がって視点の定まらない眼差しで天井を見つめていると違う部屋ではみつえが布団の中で固まってしました。
そんなときに天海家を訪ねて来た宗助が負けてしまった日本のこれからのことを心配してため息をつきます。
しかし、一緒にやってきたシズはそんな天海家の沈んだ雰囲気を吹き飛ばすかのように大事にしていたとっておきのお茶を煎れ始めたのです。
千代は期待せずにみつえに声を掛けますがやはり布団から出ようとしません。
縁側では日本が負けてしまったことを信じることができない一福がうつむきながら今までの軍の話は何だったのかを憂い、戦地に赴いた父親は無駄死にしただけだと悔しがるのでした。
そんな一福にも声を掛けた千代は福助がみつえと一福を守るために戦ってくれたのだと諭しますが納得することが出来ないままだったのです。
そう言う千代も周りに人がいなくなるとぼんやりしてしまいます。
一福が口にした『嘘つき』と云う言葉に動揺した千代自身も終戦を素直に受け入れることができていなかったのです。
そんな時に、自分が初めて観た『人形の家』での百合子の台詞が唐突に口を突いて出てきます。
千代が流れ出す涙を拭って大声で感情豊かに芝居の台詞を発しはじめたのを聞いて、一平も家の中から出てきて鬱積した想いを吐き出すかのように大声で台詞を発したのでした。
そうしてひとしきり台詞を吐き出した千代と一平はやっと戦争が終ったことを実感して互いに微笑みあったのです。
すっきりした顔をして祝電を打ってくると千代に言い残して出掛けていってしまった一平。
そのから数日がたったある日、千代は一平に連れられて被災してしまった稽古場に足を運びます。
すると、驚いたことにそこには、千之助、天晴、漆原、香里たちがふたりを待ち構えていたのです。
一平の祝電とは戦争が終ったときに劇団員たちに連絡することで、お互いに無事を喜んだあとは少しでも早く芝居を再開しようと盛り上がったのでした。
道頓堀の芝居小屋は壊滅的なので芝居巡業にでることを一平が提案すると劇団員たちが賛同してくれます。
こうしてふたたび芝居をやろうと劇団員たちが盛り上がると千代はひとつだけ頼みがあると切出したのです。
その後で千代と一平が『福富』があった場所に行くと一福が竹やりを持っていた手に福助の形見のトランペットを持っていたのです。
やっと父親の福助の死と向き合おうと決心した一福はトランペットに息を吹く込みますが全く音はでませんでした。
天海家に戻ったふたりはみつえに自分たちが芝居巡業にでることを伝えて、旅に出る前に道頓堀で1回だけ芝居をするから観て欲しいと頼みます。
千代は何とかしてみつえを励まそうと考えていたのですが、そんな千代の想いが伝わらないのか布団の中で背中を向けたまま微動だにしなかったのでした。
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