今回は『おちょやん』の15話(第3週)12月18日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん15話のあらすじネタバレ>
『岡安』のお茶子たちに背中を押されて待ち合わせの場所である境内に向かったシズは延四郎があらわれるのを待っていました。
しばらくすると延四郎が駆けつけてきます。
半ば『岡安』の女将は居ないだろうと諦めていた延四郎はそこにシズの姿を見つけると驚きと嬉しさが交錯した表情で駆け寄りました。
シズはそんな延四郎を優しい眼差しで見つめながら、20年前の出来事のことを恨んでしるかと尋ねます。
しかし、延四郎はシズの想いを知っているかのように、もしシズが約束通り来ていたとしても別れ話を持ち出すつもりだったと話すのでした。
だからあの日に来れなかったことを負い目に感じる必要はないとシズに告げた延四郎。
その様子にシズは相変わらず舞台以外での芝居は下手だと延四郎の想いをくみ取ります。
それからシズは身を正して延四郎に向き合ったのでした。
今の自分があるのは支えてもらったお陰だと延四郎に告げて謝意を伝えたシズ。
芝居茶屋『岡安』の女将として恩人である延四郎への謝意を伝えるためにきた立場を前面に押し出して応対しようとするシズ。
延四郎もそんなシズの想いをくみ取って一線を越えようとはしませんでした。
そしてふたりは別れます。
帰っていくシズの後姿を見送った延四郎の目からは止めどもなく涙が溢れだしてしまうのでした。
その頃、『岡安』では『組見』の宴席に訪れた大勢の客の接待で繁忙を極めていました。
そんな時に、高木百合子が訪ねてきます。
百合子は舞台から活動写真に転向することを受け入れることにしていて、先代の女将のハナに失踪騒動のときに世話になったことに謝意を伝えにやってきていたのです。
ハナへの挨拶のあとに千代にも会いたいと思った百合子でしたが、『組見』で走り回っているお茶子たちの様子から忙しさを察してそのまま『岡安』を後にしました。
そして馴染んできた芝居の街である道頓堀を名残惜しそうに見て回ったあとに百合子は新天地にむぁって旅立っていくのでした。
夕方になってシズが外出から『岡安』に戻ってきました。
帰ってくるなり千代を見つけたシズはお陰で延四郎にちゃんと礼を言うことができたと晴れ晴れとした笑顔で感謝の意を伝えます。
千代もシズの様子から20年もの間に積みあがった悔いを晴らすことができたのだと喜んだのでした。
それから1カ月が過ぎて暮れも押し迫ったころに『えびす座』の支配人がシズのもとにやってきました。
熊田は『鶴亀』の社長に大山の言付けをもってきていて、それは何と早川延四郎の訃報だったのです。
延四郎は自分の余命を悟っていて、病気のことを隠して最後の部隊を務め上げてから、シズと今生の別れを告げるために手をつくしていたのでした。
それを知らされたシズは涙を流しながら最後の最後に演技に騙されてしまったと恩人である延四郎を偲びます。
大正13年の年が明けると千代は数えで18歳になりました。
晴れて年季明けを迎えた千代は女将のシズと店主の宗助に、これからは自分の意思で『岡安』で働きたいと挨拶をします。
そんな千代の姿を見ながらシズが微笑んだとき、誰かが店の戸を激しく叩く音が響き渡ります。
誰だろうと急いで店の戸を開けた千代の目に飛び込んできたのは、みすぼらしい姿をした自分の父親のテルヲだったのでした。
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