今回は『おちょやん』の19話(第4週)12月24日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん19話のあらすじネタバレ>
長い期間に渡って世話になった『岡安』を辞めるまで僅かな二数を残すのみになった千代は女将のむすめのみつえの稽古ごとの付き添いで道頓堀の通りを二人並んで歩いていました。
みつえは父親の都合で身売りされる千代が明るく振舞っているのを心配しています。
そして、新しい奉公先が怪しい料理屋だと云う噂を聞いていて千代に知っているのかを尋ねるみつえ。
でも千代はわかっているがどうしようもないことだからと諦め顔で答えるしかありませんでした。
その頃、『岡安』では女将のシズのところにお茶子たちが集まっていて何やら直談判をしていたのです。
お茶子たちは自分達で出来る限りのお金を出すから、不足分を『岡安』から千代への借金とすることを頼み込んでいたのでした。
何とか千代を助けようとするお茶子たちですが、女将のシズはそんなことをしても本人のためにはならないと答えます。
その日に予期していなかった出来事がおこります。
『えびす座』での公演がいきなり千秋楽を迎えることになってしまいまった天海一座。
理由は客の入りが悪いことで『鶴亀』の大山社長が決断を下したからでした。
すると、追い打ちをかけるように天海一座の看板役者の須賀廼家千之助が一平のことを皮肉った書置きを残して姿を消してしまったのです。
しかも、当の一平は自分が使い物にならないから見限られたことを淡々と受け入れたため、一座の中に嫌な雰囲気が漂いはじめてしまいます。
しかし、このままでは天海一座が潰れてなくなってしまうと危ぶんだ古株の天晴が諦めムードの一平に向かって千之助の代役をつとめるよう指名したのでした。
しかし、幕が上がる直前になってさらなるピンチが一座を襲います。
今度は女中役だった女形の要次郎がぎっくり腰になって動けなくなってしまったのです。
楽屋にいた座員の間には動揺が広がり妙案が浮かばないまま悪戯に時間だけが迫ってきます。
それまでは皆に昼食の弁当を配っていた千代は動けなくなった要次郎を介抱していましたが、そんな千代の姿を見て頭に妙案がひらめいた一平。
本当の女中がここにいると叫んだ一平はいきなり千代の手を引っ張って舞台に引きずり上げてしまったのです。
有無を言う暇もなく舞台に上げられてしまった千代の姿をみて『岡安』から千秋楽を見届けようと駆け付けていたハナと宗助とみつえも驚きを隠せません。
芝居の内容は薬問屋の主人が浮気相手の女中と別れようとするもので、何回も芝居を見ていた千代は大体の台詞も覚えていましたが緊張を隠せません。
そして一平が演じる薬問屋の主人が女中を追いだす場面になって千代は頭の中が真っ白になって台詞に詰まってしまいます。
すると無意識で自分の胸の中にあった感情を言葉にしてあらわしはじめた千代。
もうひとりになりたくないからずっと『岡安』に居たいと千代の口から飛び出してきた言葉はどこにもいきたくないと続きました。
涙ながらに叫ぶ千代を見た観客は呆気にとられて静まり駆りますが、我に返った千代が慌てて舞台から消えると大きな笑いと歓声が沸き起こったのでした。
千秋楽の芝居が終ったあとで一座を代表して挨拶をすることになった一平。
そして一平の口から放たれた言葉は芝居に対する初めての熱い想いだったのです。
必ずまたここに戻ってくると宣言した一平に観客からも大きな拍手が沸き起こったのでした。
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