今回は『おちょやん』の27話(第6週)1月12日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん27話のあらすじネタバレ>
稽古場で新たな演目の『正チャンの冒険』の稽古を始めた座員たち。
しかし、千代の学芸会並みの演技力には驚いて閉口してしまいます。
ところが、座員たちがときどき自分の台詞で詰まったときに千代がすぐに台詞を教えます。
何と千代は全員分の台詞をすべて暗記してしまっていたのでした。
すると今度はそれを知った座員たちが驚きます。
厳しい激を飛ばす千鳥がいないことで稽古は笑い声も絶えない和気あいあいとした雰囲気の中で続いていました。
その様子を舞台袖から険しい表情をしながら座長の千鳥が覗いていたのです。
稽古が終ったあとは千代には千鳥の世話が待っていて急いて座長の家に戻ります。
夕食を終えて千鳥は月明かりが照らす縁側でひとり酒を飲み始めていました。
そんな千鳥に役者になろうと思った理由を尋ねてみた千代。
かつて憧れの女優の高木百合子に同じことを訊いたときは自分の内側の声が聞こえたと教えてもらっていたので千鳥も同じかと考えたからでした。
しかし、千鳥は百合子が太陽なら自分は夜の暗闇で大嫌いだと言って自分の生い立ちを話し始めます。
千鳥は政治家の妾の子に生まれたこともあり、幼い頃からさまざまな芸事をさせられたと言います。
そして、良い縁談で立派な家柄に嫁いだ千鳥でしたが実際には使用人のようにこき使われて母親の死に目にも会うことができなかったのです。
しかも、夫が別の女性と子供をつくったことで嫁いだ家を飛び出していたのでした。
それだけ話し終わった千鳥は千代から訊かれた女優になった理由について答えます。
まったく別の人間に生まれ変わって自分を見下した世の中を見返してやることが芝居を始めた理由だと言う千鳥。
その話を聞いて自分もテルヲの後妻の妊娠で南河内の家を追い出されたことを思い出し涙ぐみながらも千鳥の境遇に親近感を覚えた千代だったのでした。
千鳥の家での雑用をすませた千代が閉店後のカフェ『キネマ』に戻ってきたとき、洋子と預かっている息子の進太朗が何やら揉めていました。
その原因は、進太朗が明日には広島に帰らなければならないのに、どうしても『正チャンの冒険』を見るのだと意地を張っていたのでした。
しかし、芝居を見たいというのは口実で進太朗の本当の想いは洋子と別れたくないと云うものだったのです。
息子の想いを感じ取った洋子は進太郎に公演の日まで京都に滞在することを許して、千代に二人分の予約を頼んだのです。
公演の日が近づくと、座員たちは稽古の合間を見つけては京都の街に繰り出して新作公演への客寄せを始めます。
その甲斐もあって前評判もよく、今までになく多くの予約を取りとけることが出来た『正チャンの冒険』に確かな手ごたえを感じ始めていました。
ところが、初日の前日になって事件が起こります。
なんと主役を演じることになっていた清子が稽古中に足を挫いてしまったのです。
それを聞いた千鳥は高笑いしながら演目を戻せと指示しますが、座員たちは誰も言うことを聞こうとしません。
清子は自分の代役にシゲを指名しますが、本人は明日までに台詞を覚えることは無理だと断ったため座員たちの間に諦めムードが漂います。
するとその時、清子が千代に向かって正チャンの台詞を覚えているかを訊きます。
そして清子は千代に自分の代役をつとめろと頼み込んだのでした。
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