今回は『おちょやん』の28話(第6週)1月13日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん28話のあらすじネタバレ>
明日が初日と言う日に足を挫いてしまった主役の清子は自分の代役は千代にしかできないと代役を頼み込みます。
それを聞いた座長の千鳥は初舞台でいきなりの主役は無謀だと反対しますが、すべての台詞を覚えている千代にしか自分の代役はつとまらないと考えを変える気はない清子。
一方、突然降って沸いた主役の代役に驚いて戸惑いを隠せない千代でしたが、自分の脳裏には今回の芝居を楽しみにしている『キネマ』の同僚や新作に期待して予約してくれた街の人たちの顔が浮かんできます。
そして気持ちを固めた千代は座長の千鳥に向かって深々と頭を下げながら楽しみに待っている人たちのために今の自分に出来る限りのことをやらして欲しいと頼み込んだのでした。
千代の決意を聞かされると呆れかえった千鳥は勝手にしろという捨て台詞を残してその場から離れていきます。
そうして初日の前日に主役を変えての稽古が急遽始まりますが、千代は台詞こそすべて覚えていましたが発声の基本である腹式呼吸ができないため大きな声を出すことができません。
何度やってもうまくいかずこのままでは客席に声が届かなくなってしまうと座員たちは落胆の色を隠せません。
初日前日の最後の稽古が終ったあとも声が出せなくてひとり残って稽古を続ける千代。
そこに座長の千鳥が皮肉っぽく困った顔を見に来たと言ってやってきます。
ところが困り果てている千代の様子を見て千鳥は自ら熱血指導を始めることを決めます。
一座に加わって初めて受ける座長の指導は容赦なく厳しい稽古は朝方まで続きました。
そうして、いよいよ『正チャンの冒険』の初日の幕が上がる時間が迫ってきました。
さすがに緊張に押しつぶされそうになって怖気づく千代。
それでも清子に背中を押されて舞台にあがると、客席で観劇にきている知っている顔ぶれが千代の目に飛び込んできました。
一方、いきなり千代が主役として舞台にあらわれたのを見た面々は驚きを隠せません。
それでも座長の稽古の甲斐あって千代の声は客席まで届いて芝居を順調に進める事ができたのでした。
ところが、芝居の中で敵を倒すための小道具である『短剣』を持ってくるのを忘れたことに気づいた千代の頭の中は突如真っ白になってしまいます。
しかし、咄嗟に持ち前の機転で話の筋を変えてその場を乗り切った千代。
そうして何とか芝居をやり抜いた千代が客席に向かって微笑むと、詰めかけていた観客たちから大きな拍手が沸き起こり、客席では『キネマ』の洋子と息子の進太朗も大喜びしていたのでした。
無事に舞台が終って一番ほっとしていたのは座長の千鳥でした。
千鳥は芝居の間はずっと舞台袖から厳しい面持ちで千代を見守っていて、芝居が無事に終わった時の観客からの拍手を聞いて安堵の表情を浮かべていたのです。
芝居を終えて舞台をおりた千代は自分を信じて主役を託してくれた清子に抱き付きます。
いきなりの舞台で主役をやり遂げた充実感で満面の笑みを浮かべていた千代だったのでした。
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