犯罪症候群Season2 最終回ネタバレ 原作との違い

犯罪症候群Season2　最終回あらすじネタバレ　原作との違いをまとめて紹介！

WOWOWOと東海テレビ共同製作連続ドラマ犯罪症候群Season2が放送。原作は貫井徳郎氏のです。
鏑木役を谷原章介さん、武藤役を玉山鉄二さん、環役を渡部篤郎さんが演じます。
ドラマのテーマは『復讐の是非』。結末とドラマと原作との違いが気になりますね。
そこでこの記事では、
・最犯罪症候群Season2最終回　あらすじネタバレ
・最終回　ドラマと原作との違い
この2点をご紹介したいと思います。

【犯罪症候群Season2最終回あらすじネタバレ】

響子と連絡が取れない鏑木は、「少年犯罪を考える会」の牧田の家を訪ねます。響子は牧田に「教えないでほしい」と伝えていました。
牧田は加害者を殺すことが正義だと考え、響子と復讐を実行しようとします。鏑木は「彼女に手を汚させないでください」と憤ります。

武藤は『職業殺人者』が鏑木と知り、鏑木を問い詰めるが何も答えずに立ち去ります。

そんな中、小島和子の犯した事件がネットに流れてしまいます。響子は、鏑木が和子を自分に重ね、誰かに止めて欲しかったかもしれないと鏑木の苦しみに気づきます。
鏑木は、和子の次の標的が市原だと突き止めます。しかし、市原の返り討ちにあい殺されたと推測する鏑木。
そして、和子の息子継治にドナーが見つかるが、継治は「そんな資格はない」と断ります。鏑木は和子の事件について話し、「お母さんは許されないことをした。でも、君が生きる権利を失ったわけじゃない。」と。優しかった和子を思い出し、涙を流す継治。

一方、環は鏑木が『職業殺人者』であることを隠すように上から指示され、武藤に「他の人間に鏑木さんを始末させたいですか？もう、止めてあげたほうがいい」と銃を渡す。

響子から連絡で、鏑木は待ち合わせの場所に向かいます。川を挟んだ向こう岸に立つ響子。響子は携帯で「あなたは私には殺させなかった。ごめんね。ずっと、ひとりで苦しませて。」「君のためじゃない、俺のためだ。君が汚れずにいてくれることだけが、俺の希望だったんだ」「ありがとう。でも、私の希望は一緒に戦って、最後はあなたと一緒に死ぬことだった。さよなら」鏑木は響子を追いかけるが、牧田の車で去っていきます。

その後、市原が男女2人組に拉致されたと聞き、鏑木は牧田と響子の犯行だと気づきます。
鏑木は以前の上司から、婚約者が襲われた時、所轄に通報があったが、環が自分の事件を優先させたという話を聞きます。環の指示がなかったら、婚約者は助かったかもしれないと怒りに震える鏑木。

倉庫へ市原を連れていく牧田と響子。牧田は市原を刺し殺そうとしますが、逆に暴行を受け身動きできなくなります。そして、市原は響子の服を破いて乱暴しようとします。
倉庫に来た鏑木は、響子が市原の足元で口から血を流して倒れているのを発見します。
響子は過去のことを思い出し、自ら舌を噛んで自殺していました。
鏑木は市原の首を絞め殺します。鏑木は響子の髪に触れ、顔を見つめます。響子の遺体を見送り、ひとり倉庫を後にします。
武藤は物陰から銃を構え、立ち去る鏑木の背中に狙いをつけていましたが、撃つことはできませんでした。
夜、環を呼び出した鏑木。そこに武藤が現れます。事件に環が関わっていたという話は、鏑木をおびき寄せるための環の作り話だと伝えます。
「犯罪者を根絶する。それが私にとっての復讐です。あなたは救われたのですか？復讐で。」と鏑木に銃を向ける武藤。鏑木も銃を武藤に向け「いつかは報いを受ける覚悟はしていた。でも、もう自分じゃ止まれない。自分で死ぬ権利もない。武藤、おまえの手で終わりにしてくれないか」だが、武藤は引き金を引けません。
その直後に、鏑木の胸を一発の銃弾が貫きます。撃ったのは環でした。
環は「小島和子の息子は移植手術が成功したそうですよ」
鏑木は環の言葉に安心したように微笑み目を閉じる。

【犯罪症候群Season2最終回　ドラマと原作との違い】

原作では、鏑木は幼馴染の婚約者である響子に想いを寄せている設定となっています。事件に巻きこまれ、生きる気力を失っている響子を救うために加害者を殺します。そして響子に生きる望みを与えるために鏑木は『職業殺人者』になり殺人を続けます。
響子の死を目の当たりにした鏑木は、響子を抱きしめ、「君が誰よりも好きだ」と今まで言えなかった思いを声にし、殺人の現行犯で逮捕されるという結末です。
原作とドラマで鏑木が『職業殺人者』になった理由が違います。原作では響子のために殺人を行っている鏑木ですが、ドラマでは鏑木自身が婚約者を殺された未成年犯罪の被害者遺族です。一線を越えた復讐に囚われています。
復讐を巡ってそれぞれの決意の違いや葛藤や怒り苦しみ、見ごたえがあるサスペンスでした。