NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は12月4日(水)と5日(木)に放送予定の第10週57話58話について紹介します。
<前回のあらすじ>
八郎の話を聞いていた喜美子は自分がやってきたことを振り返ったのでした。
「陶芸はやったことないけれど、、、面白そう、、、ずっと見ていたくなります!」
すると、そんなに見られたら恥ずかしいと返した八郎でした。
そんな話をしながら、八郎の作陶の様子をみていた喜美子は、バケツに溜まっている土の切れはしが気になります。
切れはしは『割カス』と言って再利用するのだと説明くれる八郎は、それをつかって陶器が出来上がる工程を教えてくれたのでした。
その後、喜美子は前から気になっていたことを八郎に尋ねます。
「十代田さん、どうして私のことを名前で呼んでくれないんですか?信作とはお互いに愛称で呼び合っているのに、、、」
八郎は付き合ってもいない女性を名前で呼ぶ事なんかできないと固いことを言い始めたのです。
「だったら付き合いませんか?」
冗談とも本気ともとれる喜美子の言葉に驚く八郎は、付き合った先には結婚を考えると云う自分の結婚観を喜美子に伝えたのでした。
そこで、喜美子は話を元に度します。
「わたしにも陶芸を教えて!!」
男女がひとつの部屋にこもっていたら周囲から何を言われるか分からないと言う八郎。
「付き合っていたら問題ないでしょ!?」
その夜、喜美子はマツに陶芸を習うから朝2時間早くでて、夕方2時間くらい遅くなることを伝えます。
「いいよ!気長に習ったら!?もう百合子も手伝ってくれるようになったから、、、
そこに東京にいる直子からの電報が届きます。
<スカーレット57話58話のあらすじ>
直子からの電報は立て続けに3通もきます。
“モウイヤ”、”モウダメ”、”モウアカン”
「これは、いつもの直子じゃない、、、よほど東京の仕事が辛いに違いない!」
それを読んだマツは、自分が東京にいって様子を見てくると言い出します。
しかし、マツをひとりで東京に行かすのも心配な喜美子は、東京にいる草間のことを思い出したのでした。
「草間さんに頼んでみる!草間さんなら直子のことも覚えている筈だから、きっと何とかしてくれる、、、」
喜美子は家を飛び出し、大野家に電話を借りに走り出したのでした。
ところが、大野商店は喜美子が着いた時には閉店前の在庫売り出しで大賑わいの最中でした。
大野商店は駅前にできた大型のショッピングセンターの煽りを受け、客足が遠のいてしまっていたのです。
喜美子はひと月前に信作から、店をたたんで喫茶店にするのだと聞かされていました。
そんな雑踏の中から常治の姿があらわれます。
喜美子は常治に直子からの電報の話をして、草間に電話をしに来たことを伝えます。
しかし常治は直子をまったく信用していません。
「弱音を言っているだけだ!甘やかしてはいけない!!きっとお金の催促だろう、、、そんな事で草間さんに迷惑はかけられない、、、」
しかし、喜美子は常治の言葉を無視して草間に電話したのでした。
そして、電話の向こうから草間の懐かしい声が聞えます。
喜美子から直子の電報の話を聞いた草間は、ふたつ返事で直子の様子を見にいってくれると請け負ってくれたのでした。
その様子をみていた信作が湯飲み茶わんにコーヒーを淹れて持ってきてくれます。
「お母ちゃんが淹れてるんだけど、、、まだまだ上手に淹れることができなくて泥水みたいなんだけど、、、」
信作の母親の陽子が泥水はないだろうと笑いながら返していましたが、戦争が終ってから夫婦ではじめた雑貨店をしめなければならない寂しさがどことなく漂っているのを喜美子は感じていました。
そして、喜美子が飲んだコーヒーは『喫茶さえずり』のものとはかけ離れたものだったのでした。
時代と共に変わって行かなければならないのだと信作が言います。
そして、日本一の信楽の絵付け火鉢も大きな変換期を迎えると新聞に載っていたことを信作は喜美子に話したのでした。
信作はそんな信楽の町を活気つけようと、『お見合い大作戦』と云うイベントを企画していました。
しかし、そんな話は喜美子の耳には届いていませんでした。
「えっ?知らなかったの!?他の町からも参加してもらって賑やかにするつもりなんだよ!そうだ、、、喜美子も参加したら良い、、、あの十代田さんにも声をかけているんだ!!」
それから二日後に、直子が草間に連れられて東京から信楽に戻ってきました。
常治とマツは恐縮がって助かったと草間にお礼をいいます。
「助けられたのは僕のほうですから、、、」
直子は草間の顔を見るなり信楽に帰りたいと泣き出したので、工場の社長に頼んで休みをもらって帰ってきていたのでした。
しばらくすると、草間が信楽に戻ってきたと云う噂を聞きつけて、柔道の教え子たちが集まってきました。
懐かしい話に皆で盛り上げっているところで、信作が『お見合い大作戦』のイベントのことを切り出します。
「僕が企画した『お見合い大作戦』に参加してくれくれませんか?信楽を盛り上げたいんです、、、」
そこに照子と敏春まで加わって宴はますます盛り上がったのでした。
しばらくして、草間が近々貿易の仕事で台湾に行くことになったことを常治に告げたのです。
「台湾に発つ前に信楽に挨拶に来たいと思っていたところに、直子さんの話があったから来れる切欠になってよかった、、、」
それを聞いた常治は寂しくなると嘆くのでした。
▼それ以降の詳しい内容はこちらにまとめてます↓↓
→詳しくはスカーレット ネタバレ 10週【直子禁断の恋!二股か?八郎と二人きり告白する
<57話58話の感想>
時代が変わったことで思い出の店も畳まなければならないのは寂しいことですねよ!?
雑貨店から喫茶店への転換は果たしてうまくいくのでしょうか?
ちゃんとお客さんに出せるようなコーヒーを淹れれるようになるんでしょうか?
タイミングよく直子の電報のお陰で草間は信楽にもどってくることができましたね!?
そこでかつての草間柔道教室の大人になった子供たちが集まって楽しい同窓会が始まります。
その機会を『お見合い大作戦』のPRにつかった信作も仕事熱心ですね!?
そのイベントに誘われている喜美子は参加するつもりなんでしょうか?
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