NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は13週75話76話のあらすじネタバレを紹介します。
<74話前回のあらすじ>
ある日、今や『丸熊陶業』の社長夫人となった喜美子の幼馴染みの熊谷照子が訪ねてきました。
照子は喜美子には内緒で、病院で医者から何かを告げられた常治が酷く落胆していた姿を見かけた事を八郎に耳打ちしたのです。
八郎の不調を他所に喜美子が作る陶器の食器の売れ行きはどんどん伸びていき、喜美子は毎日を忙しく過ごしていたのでした。
そんなある日、父親の常治が倒れたとの知らせが入り、大慌てで家に戻ってきました。
「お父ちゃん!大丈夫なの?」
それに対して常治は平静を装って言います。
「こんなものは、すぐに治るから騒がなくてもいい、、、明日になったらぴんぴんの元気になっているわ!」
しかし、翌日になっても治の体調は回復しませんでした。
しかも、医者は何と常治の余命を宣告したのです。
常治は女房のマツとふたりだけで温泉旅行に行くことになりました。
その旅行の意味を理解した末娘の百合子は只々泣くばかりでした。
喜美子たちは父親の常治の病状が決して回復しないことを知っていたが、敢えて普段通りに振舞おうと決めたのでした。
でも、悲しみを我慢できない百合子は家の外に出て隠れて泣くことが多くなったのでした。
喜美子は常治の事で心の余裕がなくなっていました。
八郎は自分自身が陶芸家としてやっていけるのかと云う不安に苛まれ大きな壁にぶち当たっていました。
そして、ふたりは些細な事でも喧嘩するようになってしまいました。
日に日に弱っていく常治を見るに見かねた喜美子は、ある事を思いつくのでした。
<75話と76話のあらすじ>
喜美子は常治を励ます為に家族で食器を作る事を思いつきます。
そして、自分が食器を作り上げで母親のマツと末っ子の百合子に絵付けでの大皿を作り始めたのでした。
しかし、常治の容態は日に日に悪くなっていきました。
食も細くなってしまった常治を何とか励まそうと、喜美子の幼馴染の大野信作と父親の忠彦のふたりも思案していました。
そして、以前に常治にマツタケご飯をご馳走するという約束の事を思い出します。
ふたりはマツタケを採るために深夜に山へ入っていったのでした。
その頃、喜美子が思いついた常治を励ますために家族で作り上げた大皿が完成しました。
「お父ちゃん!皆でつくった食器ができたよ!!」
そう言って喜美子は常治の枕元に出来上がった食器をおいたのでした。
ちょうどそのとき信作たちもやってきました。
信作と忠彦は山からマツタケを採ってきていました。
そして、それを常治に差し出したのでした。
常治の周りには、マツや喜美子や百合子の他に大野信作や忠彦も集まっていました。
すると、それまでは寝たきりだった恒治が起き上がったのです。
そしてマツを示しながらおもむろに口を開きます。
「こいつだけは、、、こいつだけは幸せにしてやって欲しい、、、」
そして、喜美子や百合子の幸せを願いながら、大野親子にも感謝の気持ちを伝えたのでした。
皆がいなくなったその日の晩に常治はひとり枕元で涙しました。
そしてそれから3日後、常治は深夜に亡くなってしまってのです。
その枕元には喜美子たちが贈った食器が置いてままでした。
病気を患って余命宣告を受けていた父親の常治がというとう逝去してしまいました。
川原家が深い悲しみに包まれる中で、ひっそりと葬儀が執り行われます。
常治の葬儀が終った後で、喜美子と八郎は久々に会話を交わしたのでした。
思い起こせば、息子の武志が誕生して以来ずっとすれ違いがちだったふたり。
喜美子と八郎はあらためて本音をぶつけ合ってお互いの気持ちを確かめ合ったのです。
常治の葬儀が終ってしばらくしてから、東京で働いている次女の直子が信楽に戻ってきました。
直子はひとりではなく鮫島正幸という見知らぬ男も一緒に連れてきていました。
喜美子は直子に会うなり、常治の件で言い迫ります。
「どうして親の死に目に立ち会わなかったの?」
喜美子は珍しく感情をあらわにしていました。
すると直子は大粒の涙を流しながら、ある事実を打ち明け始めたのでした。
<75話と76話の感想>
目の前で生きている人があと少しでいなくなってしまう悲しさは耐えられませんね!?
それぞれが常治に為に何をしてやれるかを考えている様は、常治がそれだけ人を惹きつけてきた証なのかも知れません。
自分勝手で我儘だと思われた常治でしたが根は優しい人だったんですね!?
それに、しても直子が気になります。
一緒にあらわれた鮫島正幸と云う男は何者なのでしょうか?
そして直子は何を話し始めたのでしょうか?
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