NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されています。
今回は喜美子の夫の八郎の実在モデル(神山易久さん)と現在や浮気相手はいたのかについて紹介します。
<川原八郎の実モデルは?神山易久さんの詳細プロフィール>
八郎は十代田姓を名乗っていましたが、喜美子との結婚で川原姓を名乗り始めました。
川原喜美子のモデルは神山清子さんで、結婚した相手は神山易久さんです。
従い、川原八郎の実モデルは神山易久になりますが、易久さんは清子さんの旧姓の金場姓にはならず、結婚で清子さんが姓を変えているのがドラマとは異なっています。
<神山易久さんのプロフィールとは?浮気相手は本当にいたのか>
『スカーレット』の八郎が大阪府出身であるのに対して、モデルの神山易久さんは生まれも育ちも信楽です。
昭和36年生まれですが、神山清子さんより1学年先輩でした。
曾祖父が陶磁器を扱い、祖父も陶土に関わる仕事をしていた事より、易久は陶芸に近い生活環境で育ちました。
滋賀県立職業訓練所を出たあとは、『近江化学陶器』と云う信楽の陶器製造会社に入ります。
『近江化学陶器』が『スカーレット』での『丸熊陶業』のモデルになったと言われています。
そこで中学の時の1年後輩の金場清子に再会しました。
ふたりとも絵が好きで、美術コンクールに出品していましたが、易久はいつも清子の後塵をはいしていました。
その頃から、易久は清子をライバル視していましたが、清子はよく覚えていないと言うほど気にもしていなかったようです。
しかし、『近江化学陶器』に入ってから、易久が清子の絵を褒めた事が切欠になってふたりの交際が始まりました。
結婚に際して、清子の父親は金場家へ養子をとりたがったおり易久もこれに同意しましたが、清子さんが反対します。
結果、金場家に神山姓で住むことで新婚生活が始まりました。
共働きをしながら、長女の久美子と長男の賢一をもうけたふたり。
その後、清子さんは家電製品の普及で主力製品の火鉢の需要が低迷したこともあって『近江化学陶器』を辞めて、自宅で陶芸を始めたのでした。
一方の易久さんも『日本陶飾』から引き抜きをかけられて『近江化学陶器』を辞めます。
しかし、人間関係がうまくいかず4年ほどで易久さんは『日本陶飾』を辞めてしまいます。
そして、易久さんも清子さんと同じ工房で働くことになったのでした。
その後、清子の父親の資金援助を受けて、半地下式の穴窯『寸越窯』を築きました。
その後、夫婦で作陶を続けて各地で個展などを開きますが、清子さんばかりが入選してしまいます。
これにより少しずつ易久さんの中に清子さんへの嫉妬と劣等感が募っていきました。
そんなある日、陶芸家の高山に頼まれて『寸越窯』で彼の作品を焼いた事が切欠となり、京都の美術商を紹介してもらいます。
その美術商は易久の作品が気に入り易久に資金援助等を申し出てくれたのでした。
美術商のお陰で金回りが良くなった易久さんは、清子さんへの嫉妬と劣等感も手伝って、弟子の女性と深い関係に陥るのでした。
易久さんの不倫が始まってからは清子さんとの夫婦関係はぎくしゃくしたものになります。
そして、挙句の果てには易久さんは清子さんの創作活動を妨害するまでになったと言われています。
そんな状況で、清子さんは息子の賢一さんから父親はいなくていいと言われたことで離婚を決意したのでした。
時を同じくして、易久さんは弟子女性と一緒に交通事故に巻き込まれてしまい、ふたりの不倫は信楽中に知れ渡ることになってしまいました。
賢一から責められて不倫相手と家を出た易久さん。
清子さんとの離婚は、子どもや『寸越窯』の利権をめぐって泥沼化しますが、結果的にはすべて清子さんのものとなったのでした。
こうしてふたりの結婚生活は17年で幕を下ろしたのでした。
<神山易久さんのその後と現在は?>
易久さんは離婚後の1976年に第2半地下式穴窯『鹿背窯』を窯築して、自然釉の再現や須恵器などの古くからの信楽の焼き方を研究しました。
その後、易久さんは半地下式穴窯を次々に窯築していきました。
また、彼の作品は次第に評価されるようになり神山易久の名前は高まっていきました。
国内では有名百貨店やギャラリーで数々の個展開催をしてきました。
また、海外にも展開し個展などを開いています。
その結果、欧米20ヶ国の美術館や博物館で神山易久さんの作品がコレクションされています。
最近の状況としては、アメリカで開催されたアートフェア『SOFA』で2011年に『ベストアート賞』を受賞しています。
また、2012年には『YASUHISA KOUHYSMA The Art of Cere』と云うコレクションブックがドイツの出版社から出されています。
波乱万丈の人生を歩んできた神山易久さんは、現在も83歳のご高齢でも後進の育成にも力をいれながら、現代陶芸の第一人者として信楽町の工房で現役の陶芸家として活躍中です。
<まとめ>
実モデルの神山清子さんと神山易久さんは不倫が原因で離婚していますが、『スカーレット』ではどうなるんでしょう!?
八郎の弟子として松永三津も登場していますが、彼女と八郎は不倫してしまうんでしょうか?
今現在も、神山喜美子さんと神山易久さんの工房は車なら30分もかからない距離にお互いが工房を構えています。
ふたりは展覧会だけでなく偶然に顔を合わせることもあるんでしょうか?
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