『テセウスの船』は2020年1月より放送が開始された、ミステリードラマです。
今回は、原作でもドラマでも物語の中での犯行を予告する様に出てくる、不気味な絵について考えてみました。
テセウスの船 ドラマの中で不気味な絵が出くる場面>
[1枚目の絵]
1枚目の絵は、目の不自由な老人の田中義男の家にあったノートに書かれていました。
田村心は由紀が『音臼小学校無差別殺人事件』について調べていたノートを持って31年前にタイムスリップした時、心臓病で亡くなる事になっていた田中義男を助けに自宅を訪れました。
田中義男は詩が好きで、近所の人たちがやってきては家に置いてあるノートに書き込んでいたのでした。
その中に、気持ち悪いウサギの絵が描いてありましたが、田中義男は知らないと言います。
しかし、二日後に田村心が小学校にいくとウサギ小屋の扉が開いていてウサギが殺されていたのでした。
[2枚目の絵]
ウサギの絵が描かれていたノートが気になった田村心はふたたび田中義男の家を訪れます。
そこで、今度は、二人の女の子が描かれていて、片方が黒い斜線で消してある絵を見つけます。
しかも、その絵には飛行機のプロペラの様なものも描かれていたのでした。
その時、佐野鈴と三島明音が家を出たきり帰ってこないと連絡が入り、不気味な絵がふたりの内のひとりが殺されることを暗示しているのではと心配する田村心でした。
田村心が、その不可解な絵を見ていると、通りかかった生徒が、飛行機のプロペラのようなものが、山小屋の風速計に似ていると教えてくれたのでした。
[3枚目の絵]
佐野文吾の協力を得ようと考えた田村心は、佐野文吾に『音臼小学校無差別殺人事件』が起こる事と、犯人として佐野文吾が捕まってしまうことを打ち明けます。
しかし、佐野文吾は田村心が信用できないと怒り、玉浦心は佐野家を追い出されてしまいます。
仕方なく、音臼小学校に寝泊まりすることにした田村心。
しかし、朝目覚めると、田村心の枕元にまたしても不気味な絵が置いてありました。
その絵は、女の子が祠の前で泣いている絵でした。
気になった田村心は神社にむかいますが、不意に後ろから誰かに襲われて階段を転げ落ちて気を失ってしまったのでした。
[4枚目の絵]
田村心は深い霧に包まれて、もとの時代に戻ってきました。
歴史が変わったことで、佐野鈴が村田藍として木村みきおと木村さつきと暮らしていました。
田村心と再会したことで、佐野鈴も佐野文吾の冤罪を晴らそうと思うようになっていきます。
しかし、佐野鈴は木村さつきに監視されていたのでした。
そして、ある日、佐野鈴を監視カメラで追っている木村さつきの家の机の上に、気持ち悪い絵と古い青酸カリの瓶が置かれていたのでした。
テセウスの船 不気味な絵が意味するものは?>
ドラマ版の『テセウスの船』に出てくる『不気味な絵』は第3話までで3枚です。
第4話で4枚目の絵がでてくるようですが詳細は分かりません。
1枚目は明らかにウサギの惨殺を予告していました。
2枚目は、田村心の推測では鈴が明音のどちらかが殺されると云うものでしたが、死んだのは長谷川翼でした。
3枚目は、田村心を神社へおびき出すのが目的だったようです。
そして、4枚目の絵は現時点では詳細不明ですが、木村さつきの机の上に青酸カリと一緒に置いてあると云うのが意味深です。
<不気味な絵は犯人が描いている?>
不気味な絵を描いている人物が、犯人なのでしょうか?
原作での犯人は、加藤みきおで木村さつきが共犯者でしたが、ドラマは違う展開になる可能性は少なくありません。
第4話以降の展開に期待したいと思います。
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