今回は『虎に翼』の121話（第25週）9月16日月曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【香淑を支える汐見】と題して第25週121話をお送りします。
香淑は原爆被害に遭った在日外国人への支援することを決めます。
すると汐見も裁判官を辞めて香淑を支えることにしたのでした。
＜虎に翼 第25週121話のあらすじ＞
昭和45年7月のとある日のこと、寅子は尊属殺事件で争っている美位子の裁判記事を熱心に読み込んでいました。
美位子は1審では勝訴したものの控訴された東京高裁では実刑判決が言い渡されていたのです。
あらかじめその結果を想定していた轟とよねはただちに最高裁への上告手続きをとります。
そして先ずは航一たち最高裁調査官の調査に委ねられた尊属殺事件裁判。
一方で最高裁の長官室では政民党幹事長の寒河江から迫られていた最高裁長官の桂場。
“最近のお宅らは、とても司法の公正を守っているとは言い難いんじゃないのか”
桂場は寒河江から裁判所はもっと国民の声に耳を傾けるべきだと訴えられていたのです。
さらに現体制の変革を目指した若い裁判官らによって作為的な行動がなされていると苦言を呈してきた寒河江。
それを聞かされた桂場は苦々しい表情を浮かべます。
寒河江がいう若手裁判官たちとは勉強会を開いていた朋一たちのことだったからなのでした。
そんなある日のこと寅子は汐見家を訪ねます。
そして香淑から原爆被害に遭った在日外国人への支援を始めると告げられた寅子。
しかもそんな香淑を支えるために汐見は裁判官を辞めようとしていたのです。
さらに薫も法曹を目指していると明かされたのでした。
そして香淑は声を弾ませます。
“家族みんなで支え合って最高の弁護士事務所を作るんです”
10月になるといよいよ法制審議会少年法部会が始まります。
部会は『少年法』を改正すべきかどうか議論をする場で、法務省、検察庁、裁判所、弁護士会に加えて一般有識者からも委員が選出されたいたのです。
ところが初めから”改正ありき”となっていた法制審議会少年法部会。
そんな状況に危機感を覚えた久遠や寅子が反論したのでいした。
“我々は厳罰化が少年の凶悪事件の根本的解決になるとは思いません”
“気持ちが焦る時こそ少年事件の背景から話し合うべきではありませんか”
ある日の夜、星家にした寅子と航一は大学院を途中で辞めてしまった優未から話し掛けられます。
そのころの優未は家中心の生活をしていたのですが、週に2回ほど知り合いの雀荘で働くと言い出したのです。
優未のやりたいようにさせると決めていた二人は娘の話を笑顔で受け入れたものの内心では複雑な想いにかられていたのでした。
そんなところに深刻な顔をした朋一が帰宅してきます。
そして突然の辞令で最高裁事務局から家庭裁判所へ異動することになったと明かし朋一。
“勉強会に参加していた仲間も何人も支部に異動になって、、、”
“左遷としか言えない内示が出ていて、、、”
“こんなあからさまなことが許されていいのかな、、、”
寅子は憤慨する朋一をやりきれない想いで見つめたのでした。
＜虎に翼 第25週121話の感想＞
『三権分立』と『司法の独立』が謳われていても政治のいやらしい圧力での横槍はあるんですね。
勉強会に苦言を呈してきたり、少年法を『改定ありき』でメンバーを集めたりとひとつ間違えば大事になりそうな事案です。
『虎に翼』は実話に基づいている部分が多く、当時は剛腕を奮う政治家がいたようです。
残り僅かになってきたのに、ドロドロの様相を呈してきた寅子の周辺はどうなってしまうのか心配です。
スポンサード