今回は『虎に翼』の62話(第13週)6月25日 火曜のあらすじネタバレ、放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
13週タイトル「女房は掃きだめから拾え?」意味は:妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。
身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり夫の権威が下がったりする恐れがあるとのことから。「女房は台所から貰え」「女房は庭から取れ」などともいいます。
(62話)
元山すみれ(武田梨奈)が持つ遺言書の検認に立ち会うためにやってきたのは、梅子(平岩紙)と三人の息子たち、そして義理の母・常(鷲尾真知子)だった。
寅子(伊藤沙莉)は梅子との再会を喜び、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)の事務所に案内する。
一方、猪爪家では花江(森田望智)が一人で家族全員を支える状況が続いていた。
目次
虎に翼13週62話ネタバレあらすじと放送前朝ドラ予告レビュー
今回は『虎に翼』の62話(第13週)6月25日 火曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【離婚していなかった梅子】と題して第13週62話をお送りします。
皆が帰ったあとの東京家裁の会議室で再会を喜び合った寅子と梅子。
そのあと二人は轟法律事務所に向かって梅子はよねにゃ轟とも再会を果たします。
そこで梅子は離婚せずに自分が大庭の介護と引き換えに三男の傍にいれることになっていたことを明かしたのでした。
<虎に翼 第13週62話のあらすじ>
検認が執り行われていた東京家裁の会議室は修羅場と化してしまいます。
その日は結論にいたらずお開きとなり、会議室にひとり残った寅子は梅子のことを案じていました。
そして自分に言い聞かせるように呟く寅子。
“立場上、踏み入ることはできない、、、”
寅子が脱力感に包まれているときに会議室の扉を開いて顔をみせた梅子。
“トラちゃん”
“お久しぶり”
“さっきはごめんなさいね”
“まさかこんな場所で出会うなて思わなくて、、、嫌な態度をとっちゃったわね”
それは他人の振りをしていていない、寅子が慕い続けてきた梅子だったのです。
そしてその言葉でたちまち顔をぐしゃぐしゃににて再会を喜んだ寅子。
それから寅子は梅子をつれて轟法律事務所に向かいます。
そしてよねと轟との再会を喜んだ梅子は、自身の10年間について打ち明け始めたのです。
離婚を迫られて三男の光三郎をつれて家をでたものの、すぐに連れ戻されていた梅子。
さらに病気で倒れた後遺症として麻痺が残ってしまった大庭の面倒をみることになったのだと言います。
離婚届が提出されていなかったこともあり、梅子は大庭の介護と引き換えに光三郎のそばで過ごせるようになっていたのです。
“恥ずかしくてみんなに知らせることもできず、ごめんなさい、、、”
そうして同期に謝罪した梅子は当時を懐かしく振り返ったのでした。
“懐かしいわ。戻ったみたい”
“私の人生が一番輝いていたあのころに、、、”
そのあと梅子は轟とよねに遺言書の証人について調査を依頼します。
その結果で遺言書にある証人は偽造だったことが判明したのです。
大庭家で相続権を主張する妾のすみれに調査結果を伝えたよねと轟。
するとすみれはあっさり認めたものの、自分には相続する権利があると激しく抵抗します。
でもすみれは大庭家から追い出されしまったのでした。
すみれが去って轟は胸を撫でおろして呟きます。
“これで法律上の相続人だけになったわけだ”
ところが梅子はこれから起こる風雲のことを考えていたのです。
“でも、これからよ”
やがて大庭家の家族会議が始まると、長男で弁護士の徹太が他の関係者に相続放棄を促します。
“大庭家は俺が守っていく”
そんな徹太に向かって、新しい民法では梅子が1/3、子供たちは2/3を等分にするよう定められていることを教えたのでした。
すると今度は次男の徹次が梅子が放棄すれば兄弟の分け前が増えると言い出します。
そんなやりとりに心を痛めて、自分が相続放棄することはないと宣言した梅子。
こうして大庭家の家族会議では決着できなかった相続問題は家庭裁判所の調停に持ち込まれることになったのでした。
<虎に翼 第13週62話の感想>
梅子との時間がもとに戻ってよかったですね。
それにしても大庭家は殺伐とした家族だったようです。
梅子は離婚こそしなかったものの、家のなかではヘルパー扱いだったのかも知れません。
相続するものが大きいほど醜い争いも酷くなるのは今も同じだから、家庭裁判所の調停が必要な案件になってしまいましたね。
虎に翼 詳細なあらすじと予告レビュー
第62話では、主人公・寅子が東京家裁家事部での相談対応に追われる中、予期せぬ人物との再会が描かれます。
ある日、妖艶な雰囲気の元山すみれという女性が相談に訪れ、長年妾として過ごした末に突然亡くなった旦那様の遺言書を持参します。
この遺言書の検認の日、寅子は遺言者の名前に見覚えがあり、心がざわつきます。その名前は、寅子と学んだ梅子の夫と同じでした。
検認の場には梅子とその家族が現れ、遺言書に記された全財産をすみれに譲る内容により、話し合いは修羅場と化します。
結局、結論を出せずに終わりますが、寅子は梅子を轟法律事務所へと連れて行き、久しぶりの再会を果たします。
1話から最終回までのあらすじネタバレはこちらから見れます⇓⇓
予告レビュー
梅子との思わぬ再会と、遺言書の検認を巡る騒動が中心になります。すみれが持ち込んだ相続問題に対応する寅子の姿や、遺言に基づく財産相続を主張するすみれ、そしてそれに対抗する梅子の家族の動きが描かれています。
特に注目すべきは、新民法に基づく遺留分の主張と、それを巡る家族間の葛藤です。
このエピソードは、戦後の法制度の変化と、それに伴う社会の動きを反映しており、ドラマの歴史的背景にも光を当てています。
◆朝ドラガイドブック・シナリオ集はこちらから⇓⇓
番組台本のレイアウトそのままに、本番のドラマでカットされたシーンやセリフもすべて楽しめるシナリオ集!
・三淵嘉子の生涯 単行本はこちらから
虎に翼12週裁判官編のキャスト登場人物相関図
12週からの出演者相関図・キャストを紹介。
佐田 寅子
(さだ ともこ)
<主人公> 大正3年(1914)五黄(ごおう)の寅年に生まれ、寅子(ともこ)と名付けられる。明律大学を卒業後、高等試験を突破し弁護士に。その後、優三と結婚、優未を授かる。しかし女性弁護士が自分一人となったことなどで苦悩し、弁護士の道を断念。戦争で家族を失うも、戦後の日本国憲法に希望を見出し、再び法曹の世界へ。
伊藤 沙莉(いとう さいり)
猪爪 はる
(いのつめ はる)
寅子の母。 料理と整理整頓が得意で、猪爪家の家計も家事も完璧に管理するしっかり者。戦後、病気で夫・直言を失う。花江とともに猪爪家を支えている。
石田 ゆり子(いしだ ゆりこ)
猪爪 花江
(いのつめ はなえ)
寅子の親友・義姉。 寅子の親友で、寅子の兄・直道の妻。二人の息子、直人と直治を授かる。戦争で直道を失うが、その後も猪爪家の一員として義母・はるとともに家族を支えている。
森田 望智(もりた みさと)
猪爪 直明
(いのつめ なおあき)
寅子の弟。 純粋な性格で家族想い。責任感が強く、家計を支えるため自分を犠牲にしようとするような一面も。戦争で親を亡くした子どもたちと遊んだり、相談に乗ったりするボランティア活動に力を注ぐ。
三山 凌輝(みやま りょうき)
佐田 優未
(さだ ゆみ)
寅子の娘。 忙しい母に負担をかけないよう、いい子を演じている。
金井 晶(かない あきら)
猪爪 直人
(いのつめ なおと)
花江の息子。 花江と直道の子どもで長男。利発でしっかり者。家のお手伝いを積極的に行っている。母の花江が大好き。
琉人(るひと)
猪爪 直治
(いのつめ なおはる)
花江の息子。 花江と直道の子どもで次男。甘えん坊だが、寅子の娘・優未のめんどうを見てくれる一面も。母の花江が大好き。
楠 楓馬(くすのき ふうま)
道男
(みちお)
<戦災孤児> 生きていく為に犯罪に手を染めている戦災孤児。「轟法律事務所」に出入りしている。
和田 庵(わだ いおり)
明律大学時代の仲間
山田 よね
(やまだ よね)
<轟法律事務所 轟の助手> 寅子の明律大学女子部からの同期で、弁護士を目指している。雲野法律事務所で助手として働いていたが、戦時中に辞職。寅子が弁護士を辞める際に仲たがいしたままでいる。戦後、轟と再会し、一緒に「轟法律事務所」を始める。
土居 志央梨(どい しおり)
崔 香淑(汐見 香子)
(チェ ヒャンスク/しおみ きょうこ)
寅子の明律大学女子部からの同期。 お国の名前である「チェ・ヒャンスク」にちなんで、寅子たちからは「ヒャンちゃん」と呼ばれている。兄から朝鮮へ帰ってくるように言われ、弁護士の道を諦めて帰国。朝鮮で出会った汐見と結婚し、名前を汐見香子と改める。現在は、多岐川の家に夫婦で居候している。
ハ・ヨンス
轟 太一
(とどろき たいち)
<轟法律事務所 弁護士> 寅子の明律大学時代の同期で弁護士となるが、戦争で出征。花岡とは地元・佐賀にいるときから互いに切磋琢磨している。戦後、復員し、よねと再会。一緒に「轟法律事務所」を始める。
戸塚 純貴(とづか じゅんき)
最高裁判所
法律に関わる人々
星 朋彦
(ほし ともひこ)
<初代長官> 初代最高裁判所長官で、裁判官・星航一の父。寅子に自身の著作の改稿作業を手伝ってもらうことになり交流を深める。穂高重親とも親しく、老いてますます高い理想を語らう仲である。
平田 満(ひらた みつる)
久藤 頼安
(くどう よりやす)
<秘書課長> 人当たりがよく常にフレンドリー。海外の事情にも詳しく、振る舞いのすべてがスマート。裁判官を目指す寅子の実力を買って、採用に力を貸してくれる。
沢村 一樹(さわむら いっき)
桂場 等一郎
(かつらば とういちろう)
<人事課長> 司法の独立を重んじる気鋭の裁判官。堅物で腹の内を決して見せないため、周囲の人々も彼をつかみきれない。「法の世界」の手ごわい先輩だが、実は甘党。戦後、再会した寅子の裁判官への道を手助けする。
松山 ケンイチ(まつやま けんいち)
最高裁判所 家庭局
法律に関わる人々
多岐川 幸四郎
(たきがわ こうしろう)
<局長> 寅子の上司となり、共に家庭裁判所の設立準備にまい進する。かなりの変わり者で、寅子をあきれさせるが、家裁への情熱は誰にも負けない。
滝藤 賢一(たきとうけんいち)
汐見 圭
(しおみ けい)
<局長補佐> 上司である多岐川の右腕となり、家庭裁判所設立のために奔走する。優しい性格のため、気弱に見えるが、実は破天荒な多岐川をしっかりフォローしている。朝鮮で出会った香淑と結婚。多岐川の家に夫婦で居候している。
平埜 生成(ひらの きなり)
小橋 浩之
(こはし ひろゆき)
<裁判官> 寅子の明律大学時代の同期で裁判官。相変わらずの減らず口で、寅子との言い争いが絶えない。家庭裁判所の立ち上げのために共に尽力する。
名村 辰(なむら しん)
稲垣 雄二
(いながき ゆうじ)
<裁判官> 寅子の明律大学時代の同期で裁判官。小橋とは違い、寅子に優しく接する。家庭裁判所の立ち上げのために共に尽力する。
松川 尚瑠輝(まつかわ なるき)
家庭裁判所
法律に関わる人々
壇
(だん)
<少年部> 家庭裁判所を設立する際、少年審判所と家事審判所が合併することに強く反対。寅子の機転によって設立に同意するが、その後も寅子の活躍が面白くないと思うところも。
ドンペイ
浦野
(うらの)
<家事部> 家庭裁判所を設立する際、家事審判所と少年審判所が合併することに強く反対。寅子の機転によって設立に同意するが、その後も寅子の活躍が面白くないと思うところも。
野添 義弘(のぞえ よしひろ)
法律に関わる人々
神保 衛彦
(じんぼう もりひこ)
<帝大教授> 政治学の権威で、桂場の恩師。民法改正審議会の委員を務めるが、穂高と意見が対立する。
木場 勝己(きば かつみ)
穂高 重親
(ほだか しげちか)
<寅子の恩師> 高名な法学者。おおらかで何事にも動じないが、ひょうひょうとしておちゃめな一面も持つ。民法改正審議会の委員を務めるなど、法曹界において重要な役割を担っている。
小林 薫(こばやし かおる)
1話から最終回までのあらすじネタバレはこちらから見れます⇓⇓
◆実在モデル家系図⇓
◆朝ドラガイドブック・シナリオ集はこちらから⇓⇓
◆放送後に詳細あらすじネタバレ・感想を追記してお届けします⇓⇓
スポンサード