エール 朝ドラ 脚本家について
NHK「連続テレビ小説」で2020年度上半期放送予定の『エール』。作品名の「エール」は「応援」の意味で、東日本大震災から来年で10年の節目を前に「福島を応援したい」との思いを込めて企画された作品です。
福島の偉人であり多くの応援歌を作った作曲家の古関裕而氏と妻で歌手として活躍した古関金子氏をモデルに、作曲家とその妻の波乱万丈の生涯の物語となっています。
2014年に放送された『マッサン』以来、約6年ぶりの男性の主演であり、思いもいっぱい詰まった作品の脚本をどんな人が手掛けるのか気になりますよね。
そこのこの記事では、
・脚本家が異例の変更?その理由とは?
・新しい脚本家はどんな人?
この2点をご紹介したいと思います。
【脚本家が異例の変更?その理由とは?】
脚本は、当初『コード・ブルー』シリーズや『ハゲタカ』など様々なテレビドラマの脚本を手掛けた林宏司氏が予定されていました。
2019年9月17日にクランクインしましたが、2019年11月5日に「制作上の都合」とのことで清水友佳子氏、嶋田うれ葉氏の2人による共同脚本へ異例の変更となっています。
NHKは「制作過程の詳細については回答を控えたい」との返答のみで詳細は不明なため、様々な憶測が飛んでいます。
通常、脚本家と現場の制作陣は、いい作品にするという1つの目標に向かってお互いの経験や知恵を出し合い、意見をぶつけ合いながら協力して作っていくものだそうです。
ですが、演出家やNHKの制作陣と林氏の間で物語の構成や流れなどの考え方の違いがあったのではないかといわれています。
また、2020年1月期放送があった天海祐希主演ドラマの『トップナイフ‐天才脳外科医の条件‐』の脚本を担当したのが林氏です。
医療系ドラマの脚本が得意な林氏ですが、天海祐希さん主演の『離婚弁護士』や『BOSS』シリーズの脚本も手掛けていました。『トップナイフ』は、林氏が得意とする医療系ドラマであり天海主演ドラマでもあるため、ネットでは『初めての窪田より旧知の天海を選んだのでは』との憶測もあるようです。
詳細は不明ですが、プロとして責任をもってお仕事をされていると思うので、よりよい作品のための異例の変更だったと信じたいですね。
【新しい脚本家はどんな人?】
変更になった新しい脚本家はどのような人か気になりますよね。
・清水友佳子
引用:https://next.rikunabi.com
2000年に脚本家デビューされており、2017年には第93回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞・最優秀作品賞(リバース)受賞。
同年第8回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞・作品賞(リバース)も受賞しています。『わたし、定時で帰ります』など、様々なテレビや映画の脚本を手掛けています。
・嶋田うれ葉
引用:https://talent.thetv.jp/
2008年に脚本家としてデビューを果たした脚本家・小説家です。
2017年には第34回ATP賞テレビグランプリのドラマ部門で優秀作品賞を受賞し、NHK BSプレミアム『全力失踪』により第6回市川森一脚本賞候補に、また加賀市を舞台に執筆したNHK BSプレミアム『ダイアリー』で第7回市川森一脚本賞候補となった経験を持っています。
これまで、『隠蔽捜査』や『リカ』など様々なドラマの脚本を手掛けています。
この2人と、2013年度上期の連続テレビ小説『あまちゃん』の演出を手掛け、『エール』の演出も手掛ける吉田照幸氏の3人を中心に脚本を書くことになっています。
女性2人が中心となって描かれる『エール』。2020年3月30日から放送予定です。
放送前にゴタつきが起きたドラマは面白くなるというジンクスもあるそうなので、ジンクスがかなうことを期待したいですね。
今、日本は新型コロナウイルスの影響で様々な自粛中であり、テレビに寄せる期待は今まで以上に高いと思います。
ぜひ、朝からさわやかな気分と元気をもらえる作品にしてもらいたいです。
スポンサード