『エール』は2020年3月30日から放送開始のNHKの102作目の朝ドラです。
今回はエール11週と12週のあらすじネタバレについて紹介します。
<10週・前週の流れ>
記念公園の最終選考に千鶴子とともに残った音。
しかし、千鶴子との実力差は明らかだったので音は猛特訓を始めたのでした。
その頃、ヒットが出せず窮地に追い込まれていた祐一には朗報が届きます。
あの高梨一太郎の詩につける曲を祐一がつくると云う仕事でした。
高梨の詩だと知った廿日市は即座にレコード化を決める一方で、祐一には最後のチャンスだと通告してきます。
そんな『船頭可愛や』でしたが、またしても不発に終わってしまい、祐一は廿日市から契約解除と契約金返済を迫られます。
その事を音から相談を受けた双浦環は、『船頭可愛や』を聞いて自分が歌うと言い出します。
そして世界的なオペラ歌手の双浦環が歌いあげた『船頭可愛や』はたちまち大ヒットとなったのでした。
そんなある日、記念公演に向けて猛練習を重ねていた音に子供が出来たことが分かります。
それでも記念講演をやり遂げたい音。
しかし、その後に久志から音の声量が落ちている事を伝えられた祐一が音を心配して記念公演を降りることを勧めたのでした。
そして、音は自分の夢を祐一に託して記念公演を降板し、音大へ退学届も出しました。
その半年後、音は元気な女の子を生んだのでした。
エール11週と12週のあらすじネタバレ>
祐介と音は生まれてきた娘を華と名付けます。
仕事より華を可愛がることばかりに時間をさく祐介。
そんなある日、祐介は藤堂先生からの手紙を受け取ります。
内容は校歌を作曲して欲しいと云う依頼だったのでした。
さっそく作曲を始めた祐一はほどなく作りあげて藤堂に送りました。
すると今度は校歌完成披露宴に来るようにと藤堂から誘われた祐一。
偶然にも、時を同じにして母親のまさも手紙で子供を連れて帰省しろと言ってきました。
今まで好き放題で家族の反対を押し切って上京してきたので、実家の敷居が高く思えましたが、華の先々のことも考えて母親に従うことにした祐一。
久し振りに祐一は音と華を連れて福島に帰ります。
藤堂から誘われた校歌完成披露会に顔を出した後で『喜多一』に向かったのでした。
しかし、祐一の目に飛び込んできた『喜多一』はすっかり様変わりしていました。
店は1年前に閉めれていて棚にはまったく品物が置かれていませんでした。
茂兵衛は銀行を人手に渡して隠居生活を決め込み、弟の浩二は役所の農業推進係として働いていたのです。
その日の夜は、祐一が帰ってきたと云うことで、銀行員時代の友人やハーモニカ倶楽部の仲間だけでなく『喜多一』で働いていた従業員たちも集まってくれました。
宴会では父親の三郎が大喜びで盛り上がっていたものの、未だに怒りのおさまらない浩二は祐一に冷たく当たります。
その時、父親の三郎は胃癌に侵されていて、宴会の途中でも胃を押さえる仕草を繰り返していました。
翌日の三郎の通院に付き添った祐一とまさは担当医から覚悟しておくようにと通告されてしまいます。
困惑した祐一は何かに使って欲しいとまさにお金を渡しますが、それに対して浩二は何も分かっていないと怒りをぶつけてきたのでした。
そこに三郎がやってきて、大切な話があると祐一をつれて部屋をでていきます。
数日後、三郎の容態が急変します。
自分の死期を悟った三郎は浩二だけを残して人払いをします。
そして、自分の喪主は浩二で家も財産もすべて浩二のものだと伝えます。
驚く浩二に向かって三郎は、祐一も納得していることだと話したのでした。
その言葉を聞いて自分の思い違いに気付いた浩二は三郎の前で項垂れてします。
数日後、祐一は福島をあとにします。
帰る間際に、浩二に向かって母親のまさのことをくれぐれも頼むと言う祐一。
その時、浩二は林檎を作ろうと考えていることを祐一に明かしたのでした。
東京にもどったある日、音は華を寝かしつけていました。
そこに、死んだ父親の安隆が目の前にあらわれます。
驚く音に向かって安隆は、あの世でくじに当選して景品として現世への一泊二日が叶ったと言います。
最初は姉の吟のところに行ったが信じてもらえなかったのだと残念がる安隆。
音は自分の身に起こっている事を何とか受け入れようとしているところに、祐一が帰ってきました。
音から話を聞いた祐一ですが、姿も見えなければ声も聞こえません。
安隆の命日が近いことを知らされた祐一が、豊橋の方角を向いて手を合わせて拝みます。
すると、安隆はまた歌を聞かせてくれと音に言い残して安心した様子で消えてしまったのです。
音のもとから安隆は次に女房の光子のところに向かいました。
三女の梅が文学の才能に悩んでいる事を心配している光子。
負けを認めてこそ成長できると言って梅を励ました安隆は、家を守ってくれている事を光子に感謝して姿を消したのでした。
そして、安隆は岩城のもとを最後に緒と訪れました。
岩城は職人頭で光子に気があるが気持ちを伝えられずにくすぶっていたのです。
そんな岩城に安隆は再婚を許す旨のメモを置きます。
すると岩城は、安隆と一緒にいる光子が好きだと返事をしたのです。
そうして、安隆の現世への一泊二日は終わったのでした。
時計の針は巻き戻って大正2年。
パリの舞台に立つことを夢見ていた双浦環は単身でパリにやってきていました。
そしてパリで新進気鋭の画家の今村嗣人と出会いふたりは恋に落ちます。
パリにきた環は類まれな才能と容姿で知名度をあげていきますが、嗣人は個展を開くも凡庸と酷評されてしまう様でした。
そんな彼女に嫉妬を抱いた嗣人は環に歌をやめるよう頼みますが、彼女が選んだの嗣人でなく、世界的オペラ歌手になる道を選んだのでした。
場面は東京に戻ります。
祐一と音は喫茶バンブーに来ています。
マスターの梶取保が自分の妻の恵との馴れ初めについてふたりに話し始めます。
ある日、若い女性がひとりで店にやってきて自然にマスターの保との会話が始まります。
話しているうちに意気投合したふたりでしたが、内気な保は好意を寄せてもアプローチすることができません。
なかなか進展せずに数か月がすぎてしまった時、常連客が店に連れてきた少年から好きなのにどうして行動をおこさないのかと保は責められてしまいます。
それが切欠になって彼女にアプローチした保。
それが恵だったのだと明かしてくれました。
その少年の名前を聞いて驚いた祐一。
彼の名前は佐藤久志だったのです。
<11週と12週の感想>
祐一は音と華との帰省で結果的に浩二とのわだかまりが解けてよかったですね!?
音は自分の夢を祐一に託しましたが、音に厳しい話をした双浦環は恋人よりオペラ歌手の夢をとっていました。
この出来事が環の強さの原点なのかも知れません。
それにしても、喫茶バンブーのマスター夫婦の馴れ初めに幼馴染の佐藤久志が関わっていたとは驚きですね!?
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