今回は『ちむどんどん』の48話(第10週)6月15日水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【歌子の苦しい胸の内】と題して10週48話をお送りします。
検査をするために東京にやってきた歌子でしたが、智と暢子が仲良くしているのを見て自暴自棄に陥ります。
自分だけが子供の頃から成長せずに、同じところに留まっていると嘆く娘の苦しい胸の内を立ち聞きしてしまった母親の優子。
歌子や優子にも明るい話が舞い込んできて欲しいですね。
<ちむどんどん 48話のあらすじネタバレ>
優子と末っ子の歌子は初めて観る東京の街並みに目を白黒させます。
そんなふたりに銀座を案内しているのは、もうすっかり都内慣れしていた幼馴染の智と、かつて山原村で幼少期を一緒にすごした和彦です。
沖縄から東京までやってきた優子と歌子も懐かしいふたりとの再会を喜んでいました。
その日の夜になると、鶴見の沖縄居酒屋『あまゆ』で優子と歌子の歓迎会が催されます。
極度の人見知りの歌子は、必死の思いで集まってくれた人たちに挨拶をしますが、幼馴染の智と姉の暢子が親しそうに見えて気になっていたのです。
そんな歌子は、自分が疲れたからと言い訳をして歓迎会の宴席から抜け出して、暢子の部屋に逃げ込みます。
しばらくして店の前で、県人会の会長である平良三郎に、優子は暢子が世話になったことなどに対してお礼を伝えていました。
三郎は戦前に亡くなった賢三の面倒をみたこともある比嘉家とは縁がある人物だったのです。
三郎とのやり取りで、暢子にも話していない賢三と大城房子の間にあった出来事を明かし始めた優子。
それは、かつて賢三が房子との約束を破ってしまったというもので、優子は今でもきっと根に持って怒っているのではと心配します。
その話を聞いた三郎は、人づてに聞いたことがあるとだけ返して、それ以上は話を続けようとはしませんでした。
暢子の部屋に逃げ込んだ歌子は、沖縄から持ってきた大切そうな巾着袋をおもむろに開きます。
そこには、歌子が小学校の徒競走で負けてしまったときに、智からもらって手作りのメダルが入っていました。
歌子はそのときに智が自分に投げかけてくれた言葉を思い出します。
俺にとっては歌子が一等賞。
そして寂しげな表情になってしまった歌子。
その後『あまゆ』での『ストーブ前』がかかった看板メニュー開発を考え中の暢子が、集まってくれた人たちに『ボロネーゼビアンコ』を試食してもらおうとしていました。
穏やかな雰囲気の『あまゆ』に、突如として二ツ橋があらわれ場に緊張が走ります。
二ツ橋は昨晩に酔った勢いもあって三郎に殴り掛かっていたのでした。
三郎の前に進んだ二ツ橋は、自分の行為を詫びます。
それに対して三郎は何も咎めずに、暢子の試作料理を勧めたのです。
暢子の『ボロネーゼビアンコ』を口にした二ツ橋は、暢子に対して的確なアドバイスをしてくれます。
一流の料理人である二ツ橋の助言を聞いた三郎は、彼が『アッラ・フォンターナ』を辞めてしまうことを残念に思っていたのでした。
夜遅くなって暢子が自分の部屋に戻ると、食事にほとんど手をつけていない歌子が布団に入っていました。
そして、唐突に暢子に話しかけます。
検査を受けずに、すぐに沖縄に戻りたい。
検査を受けて入院や手術が必要になったら、また家族に迷惑をかけてしまう。
歌子は良子も暢子もちゃんと自分の夢に向かって進んでいるのに、自分だけが子供のころから成長できずに同じところに留まっていると嘆きます。
皆に可愛がられ好きなことをして生き生きとしている暢子が羨ましいと口にした歌子は、この先も自分は同じことを繰り返すだけだと感情的になってしまったのです。
自分は恋愛することも結婚することもできずに、何もできないまま死んでいく運命なのだと自暴自棄になる歌子。
歌子の積りに積もった苦しい胸のうちを暢子に打ち明けるのを、部屋の外で立ち聞きしていた母親の優子は胸が締め付けられてしまうのでした。
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