今回は『らんまん』の90話(第18週)8月4日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【天国に逝ってしまった園子】と題して18週90話をお送りします。
医者から麻疹ではないかと言われた園子は、発熱から3日で天国へと旅立ってしまいました。
まだ2歳にもならない幼い園子を失った万太郎と寿惠子は深い悲しみと喪失感に打ちのめされます。
同じころ、暖簾を下ろすことを決めた『峰屋』の竹雄と綾のもとには、何かにつけ衝突を繰り返してきた分家集がやってきたのでした。
<らんまん18週90話のあらすじ>
麻疹かもしれないとと高熱の園子を診た往診してくれた医者。
それからわずか3日後の、”ヒメスミレ”が咲く春の日にまだ2歳にもなっていない幼い園子は天国へと逝ってしまったのでした。
万太郎と寿惠子が深い悲しみと喪失感に打ちのめされて憔悴しきっているところに、”まつ”が駆けつけてきてふたりを励まします。
同じころ、『峰屋』を畳むことになってしまった竹雄と綾のもとに分家の豊治と伸治親子とともに紀平もやってきました。
竹雄たちは税金を払うために高利貸しから金を借りていて、土地や屋敷を売り払うつもりであることを明かします。
土下座をして分家衆に頭を下げた竹雄は、分家が手を差し伸べてくれるなら立て直すことができるかも知れないと頼み込みます。
跡継ぎの判断に任せるという豊治でしたが、伸治は『峰屋』のような大きなクジラみたいな舟が沈むのを、自分たちのような小舟ではただでさえ底が抜けそうなのにどうしようもないと言うのでした。
それでも土地家屋を売れば借金を返済しても少しは手元に金が残るだろうと豊治。
そんな豊治親子の話を聞いて、分家も一緒に沈んでしまうより”槙野”の名前だけでも残した方がいいと口を開いた紀平。
さらに先祖代々の墓はちゃんと守っていくことを約束してくれたのです。
最後に綾の前に立って豊治は、腐造は酒屋である限り起こる事で誰が蔵元でも同じだと告げます。
そして、女の身で蔵元となっても『峰屋』を殿様の酒蔵のままで幕を引いたことに、亡きタキも喜んでいることだろうと労ったのでした。
そうして豊治と紀平の後について伸治も立ち去ろうとしたとき、竹雄が”お達者で”と声を掛けます。
すると振り返って戻ってきた伸治は、涙ながらに竹雄と綾を抱きしめてし”達者で”を何度も繰り返したのでした。
分家集が帰ったあとで縁側に腰を下ろして話を交わす竹雄と綾。
ふたりは、タキの墓前で報告したあとで万太郎にも伝えるために東京に行こうと決めたのでした。
同じころ、園子が逝ってからひたすら泣き続けていた寿惠子。
万太郎も落ち込んでいると何か食べさせなくてはと、”まつ”はタケノコの炊き込みご飯で握り飯を作ってくれます。
長屋のみんなも呼んで一緒に食べると、寿惠子もやっと握り飯を口にしたのです。
その傍らでは机に向かった万太郎がひたすら『ヒメスミレ』を描き続けていました。
園子の花だと言いながら何枚も何枚も描き続けた万太郎。
翌日になって、夜通し描いたたくさんの『ヒメスミレ』の絵を薪で燃やした万太郎と寿惠子。
ふたりは煙になって空高く舞いあがっていく『ヒメスミレ』をずっと見続けていたのでした。
<らんまん18週90話の感想>
『らんまん』の放送が始まってから、こんなに悲しい週末はあったでしょうか。
サブタイトルの『ヒメスミレ』の花言葉は『一途』で、一途な愛や献身的な思いを含んでいたのに寂しすぎます。
どうして幼い園子が急に天国に旅立たなければならなかったのでしょう。
物語のモデルとなっている牧野富太郎さんも、自身が31歳の時に植物学教室の出入り禁止になり愛娘を亡くしていますが、園子だけは史実とは違った展開にして欲しかったですよね。
また、暖簾を下げることにした『峰屋』にやってきた分家衆の豊治と伸治は最後は竹雄と綾を労ったのが印象的でした。
ことあるごとに衝突してきた本家と分家でしたが、もっと仲良くできていれば違う展開になっていたんじゃないかと。
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