今回は『らんまん』の100話(第20週)8月18日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【田邊教授に先を越された万太郎】と題して20週100話をお送りします。
万太郎と田邊教授は互いに知らないまま同じ新種の調査を進めていました。
奇しくも『キレンゲショウマ』と同じ名前をつけていた万太郎と田邊教授は調査の過程で果実の標本が必要になります。
万太郎が頼れるのは伊予から離れた場所に住む虎鉄少年だけです。
方や、現地の案内人に連絡を取って果実を入手することができた田邊教授。
こうして田邊教授は万太郎に先駆けて『Kirengeshoma turbinate Tanabe.』を発表したのでした。
<らんまん20週100話のあらすじ>
万太郎は十徳長屋にある自宅で田邊教授が出した最新の植物学雑誌を手にしていました。
何とそこには田邊教授が発した日本の植物学史上に残る宣言が掲載されていたのです。
田邊教授は西洋の植物学者たちに向かって、日本の植物学はもう西洋に後れを取っておらず、この先は日本人自らが自分で学名を与え発表すると記されていたのでした。
また偶然にも時期を同じくして伊予の石鎚山で咲く花を見つけて研究を進めていた万太郎と田邊教授。
二人はお互いに同じ花を見つけて研究していることは知りませんでしたが、奇しくも『キレンゲショウマ』と同じ名前で呼んでいたのです。
資料が乏しい長屋で研究を進める万太郎と、資料も手伝ってくれる人も豊富な大学の植物学教室で調査することができる田邊教授ではおのずと進捗に大きさ差ができてしまいます。
しかも、ふたりとも『キレンゲショウマ』の果実が必要になったときに、万太郎は家族や家計事情から自ら採取にでかけることがかなわず、虎鉄少年に頼らざるを得ません。
しかし、虎鉄少年は土佐に住んでいて伊予までは遠く離れていたため万太郎の研究は足踏み状態となってしまったのでした。
方や、現地の案内人に連絡を取った田邊教授は、万太郎に先駆けて果実の標本を手にいれることができたのです。
やがて果実まで調べ終わった田邊教授は『キレンゲショウマ』が世界でも稀に見る特異な植物であることをつきとめます。
そして、『キレンゲショウマ』は一種のみで一つの属を構成する新属新種だと結論付けたのでした。
学名として自らの名前を冠した『Kirengeshoma turbinate Tanabe.』と命名した田邊教授は、歓喜する周囲からも祝福を受けて安堵の笑みを浮かべます。
こうして植物学雑誌にて『キレンゲショウマ』を発表した田邊教授は、世界に先駆けて日本の雑誌に初めて新属を発表した日本人となったのでした。
先を越されたことを知って悔しがるも、田邊教授の偉業を心の底から祝福した万太郎。
方や田邊家では偉業を成し遂げた教授絶宛に諸外国から賞賛の手紙が寄せられていました。
穏やかな表情で手紙を読んでいた田邊教授は、傍らにいた聡子に向かってあらためて感謝します。
自分の傍にいてくれたから偉業を成しえたと聡子に話しかけたあと、誕生日プレゼントについての望みを尋ねた田邊教授。
すると、1日だけ空けて欲しいと口にした聡子は、子供たちと一緒に海を見に行きたいと返したのでした。
ところが、そんな聡子の願いを快諾したばかりの田邊教授に大学から思ってもみなかった手紙が大学から届けられます。
それは帝国大学理科大学の教授と教頭の職を解くというものだったのです。
またしても唐突に大学を追放されてしまった田邊教授は、ほどなくして留学から戻って新たな植物学教室の教授に就任した徳永にエールを送ります。
そしてひっそりと慣れ親しんだ大学を去っていったのでした。
らんまん101話21週ネタバレ【田邊の壮絶な最後!溺死( ゚Д゚)
<らんまん20週100話の感想>
万太郎には有って田邊教授には不足していたもののひとつに時間がありましたが、女学校の校長を辞めさせられたことで差がなくなってしまいました。
こうなると、多くの人脈やふんだんな予算がある田邊教授に適うわけないですよね。
日本人初の新属発見を果たした田邊教授なのに、どうして大学から追放されることになってしまったのでしょうか。
森有礼とい後ろ盾を失った影響と、ライバルの美作秀吉の兄が貴族院議員になったことがこんな事態を呼び込んでしまうとは怖いですね。
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