今回は『虎に翼』の1話(第1週)4月1日 月曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【結婚を覚悟した寅子】と題して第1週1話をお送りします。
結婚に意味を見出せない寅子は、見合いの席上でも気乗りしません。
そして二度の失敗をへて寅子は親友からも諭されて横山太一郎との三度目の見合いの席についたのでした。
<虎に翼 第1週1話のあらすじ>
この日本で初めての女性弁護士になり、後に裁判官になったひとりの女性がいました。
名前は猪爪寅子で、『虎に翼』はそんな女性の物語です。
昭和21年のある日のこと、猪爪寅子は新聞に掲載された『日本国憲法第14条』を肩を震わせながら見入ります。
紙面には”すべて国民は法の下に平等であって人種、信条、性別、社会的身分又または門地により政治的経済的又は社会的関係において差別されない”との文字が載せられていたのです。
年が変わった昭和22年のある日、不安と緊張の面持ちをした寅子は司法省の人事課に向かっていました。
寅子はそこで桂場等一郎に向き合います。
彼は後に最高裁判所長官になる人物だったのです。
日本国憲法が施行される15年前の昭和6年初夏のこと、17歳の寅子はほどなく女学校を卒業しようとしていました。
ある日のこと、寅子は父親の直言と母親のはるに連れられ見合いに臨むことになります。
とあるレストランで行われた寅子の見合いの相手は、東京帝国大学を卒業して大蔵省に務めていた申し分ない人物だったのです。
娘のことを生懸命アピールする両親に対して、まったく乗り気のしない寅子。
実は寅子は見合いが嫌で前の日に夜逃げ騒動を起こしていたのです。
結婚した自分を想像することができず、寅子はまったく胸が踊らなかったからなのでした。
にもかかわらず”結婚こそ女の幸せ”を考える母親のはるから延々と説得され続けたうえに、無理やり見合いの席上に連れ出されていた寅子。
ところがまったくやる気のない寅子は、自分の見合いだというのに居眠りをしてしまったのです。
見合いの結果は明かで、相手から断られてしまいました。
その後、寅子は二度目の見合いに臨まされるも同じ結果となってしまったのです。
そんな寅子は卒業が近い女学校からの帰り道
で親友の米谷花江に自分の想いを訴えます。
“女の人の一番の幸せは結婚って決めつけられるのがどうしても納得できないのかもしれない”
寅子にはどうしても結婚がイイものだと思えなかったのです。
ところが花江は寅子には賛同してくれません。
考え方がまだ子どもだと笑う花江は、やりたいことがないのなら結婚してよき妻よき母になるべきだと言うのです。
そしてそれが両親に報いることだと寅子を諭した花江。
その日の夜、猪爪家では寅子の三度目の見合いの話が交わされていました。
花江から諭されて覚悟を決めていた寅子。
“三度目の正直にするから”
“今度こそ胸躍るかもしれないしね”
寅子がやっと見合いに前向きになったことで、両親は大喜びしたのでした。
そうして寅子の三回目の見合いの当日がやってきました。
見合い相手は帝国大学を卒業して貿易会社に勤務していた人物で横山太一郎いう人物です。
ニューヨーク赴任歴もある太一郎はエリートで、彼が話した言葉に感激を覚えた寅子。
“結婚相手とは様々な話題を共に語り合える。そんな関係になりたいんです”
対等に尊敬しあえる相手との結婚を考える寅子にとって太一郎は理想とも言える相手だと思ったのでした。
ところが、寅子が新聞から得た知識をもとに今の社会情勢について話はじめると、太一郎の顔から笑みが消えてしまいます。
“君、分をわきまえなさい”
“女のくせに生意気な”
太一郎が発した言葉で、寅子はわけがわからなくなってしまったのでした。
虎に翼 ネタバレあらすじ最終回マデ朝ドラプラス感想吹き出し意味主題歌
<虎に翼 第1週1話の感想>
いよいよ『虎に翼』がはじまりましたね。
今回は朝ドラでは珍しく、子役時代がなくていきなり女学校卒業時期からはじまりました。
高等女学校の卒業って16歳くらいの時代でしょうか。
昭和初期頃はそんなにはやく結婚していたかと思うと驚きです。
男尊女卑が法律上撤廃されたのが冒頭の昭和21年のことだから、寅子が見合いをさせられていた頃の状況は厳しそうですね。
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