この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年7月26日(金)7月27日(土)の101話102話のあらすじ内容です。
あらすじ簡単】竜三がはじめはおしんがミシンを使って服を売ることに反対してましたが、おしんが作った子供服をみて、すぐに原価など勘定しこれはいけると子ども服店として田倉商店と改め再出発するのを決心するのでした。
<おしん101話102話のあらすじ>
生地の在庫を叩き売って作った資金で新しい仕事を始める事に夢中なおしんです。
田倉商店の中で男女ふたりとミシンの話をするおしん。
そこに中本と云う男がおしんを訪ねてきました。
ミシンの話も一段落した処であったので男女は中本と入れ替わるように帰っていきます。
少しでも早い方が良いと思って突然の訪問となったことを詫びる中本です。
竜三には昔から世話になっているので出来る限りのことはすると言ってくれる中本です。
中本が引き受けてくれる事がわかって喜ぶおしん。
でも、おしんと中本が何の話をしているのか源右衛門にはまったくわかりませんでした。
おしんは傍を通りかかった源右衛門を呼んで中本を紹介します。
「あら、ちょっと源じい源じい、あのねこちらね、婦人服の仕立てをしていらっしゃるの。ご自分で型紙も作って裁断もなさって……。今度ね、うちで既成の子供服を作るのに型紙をお願いしたらば引き受けて下さるって。もうこれで9割方成功したのも同じです。よかった、ありがとうございました‼」
子供服の市場は伸びているから見栄えがして安い既製服ができれば行けるのではと賛同する中本でした。
源右衛門が店先で水をうっていると顔見知りの男がやってきて声をかけます。
「えっ、何かったって、うちのかかあがね、こちらさんでお呼びだってもんですから、、、」
そこにおしんが出てきて”留さん”と呼びます。
「店の造作変えたいんだけども、いくらぐらいかかるか見積もってもらえないかしら?まあお金と相談だから、できるかできないか、、、」
ここを建てた自分に任せろと言う留さんを中本に断りを得てから中にいれたのでした。
どんどん事を進めるおしんに竜三は本気なのかと尋ねます。
許した覚えはないと言う竜三に今こうして相談していると返すおしんでした。
竜三は自分が我慢して働きに出れば良いし、おしんが働きたければまた髪結いをやれば良いと言います。
でもふたりで仕事をするのだと譲らないおしんでした。
ミシンを習っているおしんは器用だと褒められ、これだけ出来れば大抵のことは出来ると太鼓判を貰うのでした。
そんなおしんは実際に服を作ってみたくてミシンの講師に教えてもらうことにしたのでした。
おしんは家事の合間に練習用の子供服つくりをしています。
竜三が帰ってきて慣れない接客をねぎらうおしん。
「ハハ、私はお世辞ってやつが苦手だからなあ。どう考えても似合わんもんは似合うとは言えん。私に客商売は向いとらんのかも知れんな、、、」
竜三がおしんと一緒に子供服を作ると決意!
竜三の目に鴨居に掛かっている子供服が目に入ります。
おしんが作ったものだと知るとつぶさに見入る竜三が訊きます。
「一体これでいくらに売れば採算が取れるんだ?」
原価5円で2割か3割の利益を乗せても小売店に安く卸せると突然商売人の顔になった竜三。
「あと4種類ぐらいスタイルの違うのを考えて見本を作ってみるんだ。大体これと同じぐらいの原価のもので、スタイルさえよければ5種類ずつ10着作って製品にしてみるんだ。それをうちで売ってみて10日以内に全部売り切れれば、採算が合うかも知れん」
それが駄目だった諦めることを条件に竜三はおしんの子供服作りを認めたのでした。
竜三が乗り気になった処に大工の留さんがやってきます。
先の話だからと断ろうとするおしんにショーウィンドウだけでも作れば良いと言う竜三でした。
竜三から許しを得て寝る間も惜しんで子供服のスタイル画を描くおしんでした。
田倉羅紗店の改装が始まっています。
竜三の衣料品に関しての経験と洞察力の素晴らしさを心配している源右衛門に説明するおしんです。
おしんは試作品を見て一瞬で原価計算した竜三を見直してついて行こうと決心したと源じいに伝えたのでした。
「奥様がそがんお思いになっとならば、じいはもう何も言うことはなかですばい。坊ちゃまはあれでもだてに苦労ばしとんさっとちゃなかとですけん。あれでも一時は若かとに田倉商会のあるじとして、この業界で経営手腕ば振るわれたこともあったとですばい。その坊ちゃまが承知しとんさったとないば、、、」
そこへミシン屋の女性が2人のミシンの縫子を連れてきてくれます。
挨拶の後、手当などの条件をおしんがふたりに説明します。
竜三が生地を安く仕入れてきて、それをおしんがデザインした子供服にあげる仕事が始まったのでした。
お互いの技量を褒め合うおしんと竜三。
その後、竜三はおしんのお腹に耳をあてて生まれてくる子供の様子を確認するのでした。
店の奥で2人の縫子がミシン踏んでいます。
出来上がったと思われる服を取り上げてみている源右衛門。
「あのう、この裾はミシンでまつっとかんた?」
すれと手縫いの部分を敢えて残しているのだと縫子が教えてくれます。
それを聞いた源右衛門は、手縫いができるから自分がやると嬉しそうに言い出したのでした。
縫子が帰った後も手縫いを続ける源じいです。
自分も新しい仕事に関われているのが嬉しいのだと言いいながら竜三が墨で書き上げたものをおしんに見せます。
「『子供服専門の店開店。活動的で値段格安。汚しても丸洗いのきく生地と仕立ての既製服です。ご通学によそ行きに、是非お試し下さい。お直しも致します。田倉商会』、、、この『丸洗いがきく』っていうところがいいのよね。和服じゃそうはいかないもん」
これを新聞の折り込みとして配って貰うのだと竜三。
以前のカフェ通いで知り合った取次店のおやじで懇意なひとがいると言うのでした。
おしんは長谷川髪結店を訪れるとなかなかの繁盛ぶりです。
たかに新しい仕事としては始めた供服の店の宣伝のチラシを頼むおしん。
そしてたかにいろいろ心配をかけたたお礼を言います。
「おしんも結婚してから色々とあったからね……。けどさぁ、何にもない夫婦よりは色々とあってそれを一つ一つ乗り越えていった夫婦の方が強いに決まってるさ。おしん、もう大丈夫だね⁉」
こうして、大正11年の9月1日に田倉商会は子供服専門の店として新しくスタートしたのでした。
開店祝いの花輪が並んだ店の看板は”田倉羅紗店”から”田倉商会”に掛け替えられています。
染子と茂子もやってきてくれました。
「今日はね、あたし達店員になってあげるからね。美人が2人もいたら、花が咲いたみたいでさぁ景気づけになるでしょ!」
おしんは竜三とふたりで新しい店に客を迎えられることが嬉しく幸せを感じていたのでした。
<おしん101話102話の感想>
おしんは自分の夢を実現するために一生懸命でしたね。
いろいろな事に気配りして抜けが無いように頑張っています。
そして、おしんが作り上げた1枚の子供服の試作品が竜三の衣料に関わってきた商売人の魂に火をつける事になりました。
いつしかおしんの夢はおしんと竜三のふたりの夢になっていましたね。
そして、源右衛門も手縫いと云う自分が役立てる仕事を見つけて張り切っています。
さあ、いよいよ新生”田倉商店”の開店です。
果たして、おしんが作った子供服は売れるのでしょうか。
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