この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年8月21日、22日の再放送123話124話の内容です。
123話124話:過酷な清との同居はまだ続くかと思いきや、たかが店を東京で3月にオープンすると。おしんはそれまでの辛抱と言い聞かせるのでした…
<おしん123話124話の簡単あらすじ>
竜三の干拓をしたいと云う話は田倉家で皆の反対を受けます。
おしんは竜三に田倉家に見切りをつけて出ようと話をしますが相手にしてもらえせん。
そんなおしんにたかが3月に店を再開すると手紙で知らせてきたのです。
3月まで我慢すればとおしんは思うのでした。
<おしん123話124話のあらすじ>
おしんが農具を洗っている場所から少し離れたところで清と福太郎も農具を洗いながら話をしています。
「竜三にも困ったもんさい。干拓がどがんもんか知りもせんで、ほんなことやる気んごた。バカな父親にかぶれてしもうて、、、」
大五郎をみて干拓が割に合わない仕事だと思わない竜三が分からないと非難するのでした。
そして竜三が干拓する気になったのはおしんにせつかれたからだと清は決めつけていました。
その夜、干拓は割に合わない仕事なんじゃないのかと竜三に訊くおしんでした。
「おふくろや兄貴が何言ってるか知らんが、言いたい者には言わせとけばよか‼」
そう言う竜三に何かと自分が悪者にされるとおしんは伝えたのでした。
また、家を出たいと言うおしん。
でも、竜三は聞く耳を持ちません。
そして干拓は江戸時代から続いる事業でちゃんと成功している土地もあると竜三がおしんに説明します。
おしんは清たちは自分を認めるきもなく辛い思いをするのは自分だけだと言うのでした。
おしんは喉が渇いたので台所に水を飲みにいくと餅を食べていた清と恒子に見つかります。
「卑しかおなごたい。餅ば焼く匂いで目の覚めたとばい!ハハハ!」
この夜、やはり自分はよそ者でしかない感じたおしんはいつかこの家を出る決心をしたのでした。
決心をしたものの具体的にどうしたら良いのかの考えも浮かびません。
そして、迷惑や心配を掛けまいとおしんはふじや加代への手紙には一切の愚痴は書きませんでした。
おしんはいつしか昼間の畑仕事でも耕造や佐和とほとんど口を開かない女になっていたのでした。
ふじが正月の挨拶に加賀屋を訪れています。
くにもあとは加代の子供を見れれば思い残すことなく死ねると言います。
でも、加代が加賀屋を仕切るようになって正男が寄り付かなくなってしまった事を聞かされたふじでした。
加代はまだ若いから良縁があるかも知れないとふじが言います。
加代は佐賀で可愛がってもらっている手紙で伝えてきたおしんの竜三との夫婦生活を羨ましがるのでした。
そして、おしんにたくさんの子供ができたらひとり加賀屋に貰うのだと冗談とも本気とも分からない事を口にする加代でした。
田倉家でも正月を迎えていました。
篤子にまだ子供は授からないのかと訊く清です。
清は嫁ぎ先で姑から辛い仕事をやらされていないかを心配します。
でも、大五郎は恒子でも清がいる田倉家で4人も子供を産んだと笑うのでした。
その時、おしんが居ない事に気付く大五郎に、おしんは自分たちに馴染まないと言い放した清でした。
塀の外で雄を背負ってあやしていたおしんは郵便配達員から自分宛てのたかからの手紙を受け取りました。
たかの手紙には焼け跡に家を建てて3月ごろに髪結長谷川を再開できそうだと書いてありました。
この手紙を読んだおしんは3月まで我慢すれば良いのだと自分に言い聞かせたのでした。
竜三が祝いの酒を皆で飲もうと部屋にこもっているおしんを誘います。
「余計者が行ってみんな嫌な思いするよりも。篤子さんだって見えてるんでしょ。遠慮した方がいいの‼」
もう清とはどうしようもないから気にするなと言うおしん。
そして、また言い合いが始まるのでした。
竜三は怒って皆が酒を飲んでいる場所に戻ってひとりになりたいと清に言います。
「オイに1つ部屋ばくれんね。屋根裏部屋でんよか‼」
夫婦が別々の部屋に住むのはおかしいと言う大五郎に嫌なものを無理に我慢する必要はないと自分の横の部屋を竜三に与える清でした。
篤子はいっそのことおしんと別れてしまえば良いと言い出します。
そして、竜三に相応しい嫁を貰えばいいと続けるのでした。
おしんを追い出させはしないと言う大五郎に竜三も分かれるつもりではないと話すのでした。
清がきて竜三の布団を持ち去ったあと、おしんは来る日が来てしまったと思ったのでした。
おしんの頭には今まで世話になった多くの人たちの顔が浮かびましたが、今の自分に頼れる人はいませんでした。
「でも3月になって、たかが髪結の店を開いたら、、、春になったら、春になったら、、、それまでの辛抱、それまでの辛抱、、、」
おしんは心の中でそうつぶやいたのでした。
「はあ……何だかほったらかされてるみたいだねこのお墓」
圭がそう言います。
源右衛門は独身のまま一生を田倉家にささげた人で田倉の舅がここに墓を建てて弔ったが60年も経つと覚えている人も少ないとおしんは言います。
花を供えながら当時を振り返るおしんです。
「あの頃はよく一人でここへお参りに来て、源じいが生きていてくれたらおばあちゃんのつらさも聞いてもらえただろうし、かばってもくれただろうにと随分泣いたもんだった、、、」
圭は誰からも可愛がられたおしんがどうして清だけは駄目だったのかと不思議だと言います。
「それはね、今だから言えることで、昔はお姑さんに口答えするなんて考えられないことだったんだよ」
いつか東京に戻ると云う気持ちもよくなかったのかも知れないとおしんは話します。
でも一番大変だったのは自分と清の間に立たされた竜三だったとおしん。
「おばあちゃんあの頃嫌ってほどこたえてたから、おばあちゃん息子に嫁が来ても嫁のことには一切目をつぶろうって決めてたんだよ」
「源じい、源じい、、、」
男たちが切羽詰まった声を出して走って行きます。
「身投げばい!」
「おなごでば!」
おしんが人混みを掛け分けて前にでます。
「佐和さん!どうしてこんなこと、佐和さん!佐和さん!しっかりしてよ佐和さん!佐和さん!」
おしんが頬を叩き名前を呼び続けると佐和が目を開きました。
もし自分に東京に行くと云う望みがなかったら佐和と同じことをしていたかも知れないと思うおしんでした。
<おしん123話124話の感想>
おしんにとって出口の見えない暗くて辛いトンネルは続いています。
清の執拗な虐めに竜三にしか話ができないおしんなのに尽くおしんを悪者にする材料にする清です。
竜三にも何もできない田倉家だったのですね。
そんな辛い日々を送っていることは山形の人たちも東京の人たちも知りません。
そして遂に家庭内別居です。
そんなおしんの唯一の希望は師匠のたかだけですね。
それがなかったらおしんも佐和と同じ事をしたかも、、、
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