この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年9月16日、17日の再放送145話146話の内容です。
おしん145話146話の簡単あらすじ>
おしんは篤子の子供に宮参りが済むまで自分の母乳を飲ませますが、篤子たちが戻っていくと、自分は雄をつれて家をでると言い出します。
出て行くなら雄を置いていけと激昂する清です。
最後の最後になんと恒子が協力してくれたのです。
雄がいなくなって大騒ぎの清。
その頃、おしんは雄と汽車にのっていたのでした。
<おしん145話146話のあらすじ>
おしんから唐突に暇をもらいたいと言われて驚く清と大五郎です。
「ちょっと、、、暇ばもらいたかてん、こん家ば出るてん一体どがんことね?」
清はこの1年慣れない暮らしで辛い事もあっただろうし子供をなくしてしまった事などで自分を恨んでいたかも知れないがやっと田倉の嫁になれたのに何故そんな事を言うのかが分からないと清です。
「ここにいたら、私は畑仕事をして一生終わってしまう。それがたまらないの、、、」
おしんは清の気持を逆なでるように言うのでした。
「何てことば言うとか!あんくらいの畑仕事も辛抱でけん者に、何のでくって言うとね?!そいが嫌ない、田倉の嫁は務まらんたい。ああ、あんたこの家が気に入らんとない、いつでん出ていくぎよか。止めやせんたいね。どこさんでん行って好きなことばすっぎよか‼」
大五郎は竜三と話し合ったのか?竜三は納得したのか?と尋ねます。
「いやあ、承知すっはずなかろうもん!」
竜三が反対なら自分と雄で出ていくとおしん。
しかし、清はおしんが出て行くのは止めないが雄は田倉の子供だから渡さないと言い出します。
「雄は一番よか子けん、どこさんもやらんよ。いつまっでんばあちゃんのそばにおっとけんね、うん、ああよし!よか子ばい、よか子ばい」
清は奥の部屋に行って雄をあやし始めたのでした。
自分の部屋でおしんが支度をしていると竜三がやってきます。
「おふくろは、どがんことがあったっちゃ雄は手放さんって言いよっとよ。兄貴にでん4人も孫のおっとばってん、みんなおつぎが守りばしてきた。おふくろが手ばかけたとは雄1人たい。それだけに情の移ってしもうたとたいね。雄ば置いてでん行くて言うとか?」
竜三から問われて口を開いたおしん。
「離縁するとおっしゃるのなら、私にはもう何も言う資格はありません。ただ、雄がいる限りあんたは父親で私は母親です。一生縁は切れません。今は別れ別れに暮らすことになっても、いつかまた必ず一緒に、、、私そう信じていたい。信じてます」
それを聞いた竜三は、おしんを佐賀に無理やり連れてきて辛い思いばかりさせて何もかばってやれなかった事を詫びるのでした。
だから、自分はおしんを止めないがいつか一緒に住める日がくると必ずくると言うのでした。
それを聞いたおしんは竜三に返します。
「私はね、あんたとケンカ別れだけはしたくなかった。あんたが『いつか必ずまた一緒に暮らそう』って言ってくれただけで、私には何よりの、、、ただ雄のことだけは諦めない。諦めきれない!」
でも、竜三はきよから雄を取り上げることは誰にも出来ないと言うのでした。
恒子は針仕事をしながら福太郎とおしんの話をしています。
「自分の思うごとでくってん、羨ましか、、、あたいでん、何度こがんとこさん嫁に来たことば悔やんだこっちゃい知れん、、、」
それを聞いて福太郎はまた長男の嫁として『見ざる、言わざる、聞かざる』を言って聞かせるのでした。
おしんは翌朝早くでるっつもりでしたが、雄をどうやって連れ出したら良いのかわかりません。
おしんから世話になったと挨拶された恒子は自分が雄を連れ出すから源右衛門の墓で待っていろと言い出したのでした。
その時、清があらわれて早く出て行けと言われるおしん。
清から雄を貰のは不可能だと思われたので恒子を信じて源右衛門の墓で待つことにしたおしんでした。
台所の土間に立っておしんは、竜三、大五郎、福太郎に挨拶をします。
「色々ありがとうございました」
大五郎が口を開きます。
「体に気ぃ付けてない。何かあっぎ知らせてくっとばい。いざっちゅう時にはまた力にもなっけん。ここに帰りとうなったら、いつでん帰ってくりゃよか‼
おしんは、雄ば残して行くと。雄がこんうちにおっ限り、親子の縁は切れんさい‼」
そらに、福太郎も感謝の気持ちだと餞別を差し出したのでした。
駅まで送ると言う竜三を断り、台所で食事の仕事をしている恒子にも挨拶をっするおしんでした。
おしんが門を出ると竜三が追いかけてきた大五郎からだと餞別を渡されるおしん。
「必ず、落ち着き先は知らすっとよ‼」
おしんは不安を抱えながら源右衛門の墓へ向かうのでした。
その頃、恒子が庭で作業をしていると清が少しだけ知り合いの見舞いにいくと出かけていきます。
恒子は平吉と遊んでいた雄を抱き上げて話しかけます。
「あーあ、雄坊もとうとう母親んなか子になってしもうてかわいそかねえ。ありゃ、おしめの濡れとっじゃんね。今替えてやっけんね、はいはい」
そう言いながら雄を部屋からつれだした恒子は待ち合わせの場所に急ぎます。
「さあ、早う。負ぶいひもも持ってきたけん」
恒子はおしんを急がせます。
恒子が家に帰ると清も戻っていて雄がいないことで大騒ぎしています。
清に訊かれた恒子は畑にいっていたと野菜を見せます。
おしんの手助けをしたのではと疑われた恒子は自分がおしんを好きでないのは清が一番く知っている筈だと答えたのでした。
清はおしんが連れ戻しにきたのだと追いかけると出て行くのでした。
その頃、おしんは汽車に乗っています。
もちろん雄も一緒です。
恒子の好意は今まで自分が耐えに耐えてきたものへの反攻だったかも知れないと思うおしんでした。
田倉家では清はおしんがでは雄を育てられないと苛立ち、恒子は自分が関わることでないと言いつつも自分もおしんの様に自由に生きてみたかったとつぶやいたのでした。
おしんと圭は田倉家の墓の前にきています。
「お舅さんもお姑さんも、とっくにこの中へ入ってしまわれて、、、」
福田と恒子の名前も彫られています。
「お兄さんとお姉さんだよ。みんな遠い人になっちまったねえ。お姉さんって人はね、一生ここから外へ出ることもなく亡くなってしまったんだって、、、」
田倉家の墓からの帰り道に昔は嫁いびりみたいな清のやり方が普通だったのかも知れないと言うおしん。
それを聞いた圭はおしんに返します。
「でもおばあちゃん損だね。自分は嫁の苦労したのに、おばあちゃんが姑の立場になった時にはお嫁さんには何にも言えない時代になっちゃってさ‼」
おしんと雄が乗っている汽車の車窓はすでに夜のとばりを映しています。
時間が経つにつれ佐賀から逃げれた安堵とこれからの不安が増していくのでした。
<おしん145話146話の感想>
篤子の子供への授乳で清の信頼を取り戻したかにみえたおしんは初宮参りが終わるのを待って田倉家を出て行くと言い出します。
竜三も驚きますが何もしてやらなかった自分がいて何も言えません。
だた、離縁するわけではないと云う言葉に救われるおしんですね。
この機会を逃したら二度と田倉家から脱げださないおしんは迷いません。
そしておしんが家を出ると言った時に恒子の優しさと清からの圧迫で鬱積したものから雄を連れ出す事に協力してくれます。
結果的に、おしんは田倉家の1年間で清と篤子以外の人からは好かれたみたいですね。
雄とふたりで夜汽車に揺られるおしんは何処に向かうのでしょうか。
スポンサード