この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
今回は2019年2019年9月21日(土)の再放送150話の内容です
<おしん150話あらすじ>
佐賀から雄と一緒に東京へ帰ってきたおしんですが、不自由な手では髪結いの仕事も出来ません。
そんなおしんが、健さんの世話になってどんどん焼きの店で露天商の仲間入りを果たせたのは師走に入った頃でした。
露店での初日の仕事を終えて雄を連れて夜更けにたかの店に戻ってきたおしん。
勝手口から入ろうとすると中からたかの声がして鍵を開けてくれます。
「おしんかい?お帰り、寒かっただろう?」
たかはおしんの帰りが遅くて心配していたのでした。
雄を部屋で寝させた後で話を始めるふたり。
おしんは健さんに紹介されたどんどん焼きの店の仕事を続ける決心をたかに話します。
自分の裁量で商売を面白くできると熱く語るおしんにたかは、ほんとうに商売が好きなんだと感心します。
ただ、たかに迷惑がかかることだけが気がかりだとおしんは言います。
「本当にもう何のお役にも立てないし、、、夜はこうやって遅くなってしまうし、、、」
しかし、たかはおしんが居るだけで心強いのだから気にするなと言うのでした。
翌日、おしんはたかの店で台所仕事を手伝っています。
幸子はそんなおしんに気を遣い、後で自分がやるから仕事の支度をするように言ってくれるのでした。
そんな時に健さんが勝手口から顔を出します。
健さんは荷物を運びにきたと言います。
おしんが唖然としていると、たかがやってきました。
健さんはたかにおしんが本気でやる気になってくれるかを心配していたと告げます。
「おしんは凄く喜んでいますよ‼生き生きして顔つきも変わってきてますよ、、、」
健さんは、たかから少し休んでいけと勧められますが、夜の仕事の前に引越しを済ませたいと言いだします。
事情がよく呑み込めていないたかは健さんに説明を求めます。
おしんは健さんに雄と二人で住める家を探してもらっていたのでした。
その事についておしんがたかに話す前に、健さんが家を見つけてしまったのでした。
おしんが出ていくと知って驚くたか。
でも、おしんは何も役に立てない自分がこれ以上師匠に甘えてはいけないと云う自分の想いを伝えたのでした。
「わかったよ‼おしんはいつもひとりで歩きたいんだよね、、、無駄だから止めないよ、、、同じ東京に居るんだからいつでも会えるしね‼でも、もし何かがあったら意地を張らずに帰っておりで‼」
そう言ってたかはおしんを送りだしたのでした。
健さんに長屋に連れていってもらったおしん。
「健さん、ありがとう‼私には雄とふたりで住めるだけでまるで御殿のようだよ、、、」
借家の中を見ながら、何から何まで健さんの世話になってしまった自分を情けなく思うおしん。
「後で、ちゃんと頂くものは頂きますよ‼少しでも早く儲けを出すようになってもらわなきゃ、、、そうなったら、どんどん取り立てますよ‼」
健さんからそう言われたおしんは、利子を付けて返すと笑いながら宣言したのでした。
昼から準備をして夕方になってから、どんどん焼きの店を開く毎日が続いたおしん。
そんなある日、親子連れが店の前にやってきます。
母親は子供から、もう一度ここのどんどん焼きが食べたいとせがまれたのだと言います。
「あらあら、ありがとう、、、お肉をおまけしておきますね‼」
おしんは、雄の面倒を見ながら材料の仕込みから店の仕事をこなす忙しい毎日を過ごします。
やがて、年末の酉の市を迎えて、大正14年が始まったのでした。
新しい年が明けて、松飾りも取れようとする頃になって、おしんはよいうやく竜三への手紙を書いたのでした。
佐賀では、おしんの手紙を清が勝手に開封し、恒子の前で読み終えた後で細かく破って捨てたのでした。
そして、恒子に固く口止めしたのです。
「この手紙のことは、口が裂けても誰にも言うんじゃないよ‼わかったね‼」
すこし遅れて、竜三と大五郎が帰ってきて足を洗いながら話をします。
おしんから未だ便りはないのかと訊く大五郎に、髪結いの師匠のところで世話になっていると思うから大丈夫だと応える竜三でした。
しかも、竜三はおしんが自分のことなど忘れてしまっているのかも知れないと思っていたのでした。
仕事を終えたおしんと雄を健さんが送ってくれます。
家に着くと、安く買えたからと健さんが米を差し出します。
金を払おうとするおしんに、おしんとの賭けに負けた分の一部だといって受け取りません。
「暮れから正月にかけて、おかみさんはよう働かれた、、、この分なら、、、すぐにもっとましなうちへ移れますよ‼」
健さんが帰った後、優に声をかけたおしん。
「雄、もう少しばらくの辛抱で、お父ちゃんと一緒に暮らせるようになるから頑張ろうね‼」
おしんが営むどんどん焼きの店には、その日も親子連れの客が来てくれています。
ふと、目線を上げたおしんは、通りを父親らしい男と母親らしい女とその男の肩にかつがれた小さな子供が歩いている姿が目に入ってきました。
それに、竜三と雄と自分の姿を重ねたおしん。
3人が肩を寄せ合って暮らすことがおしんの夢でしたが、果たしてその日が来るのか否かは、誰にも知る術がありませんでした。
<おしん150話感想>
健さんのおかげでおしんの商魂に火がついたようですね。
田倉羅紗店の在庫処分で見せたおしんの素質を健さんは見抜いていたようです。
ようやく東京での生活の基盤を固める事ができたおしんは、佐賀の竜三に手紙を出しますが、またしても清の妨害にあってしまいます。
清にとっては、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの状態になってますね。
清に邪魔されるおしんと竜三。
果たして一緒に住めるようになるのでしょうか。
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