この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は20回第4週(4月23日)に放映された「なつよ、女優になれ」です。
<前回のあらすじ>
十勝農業高校の演劇部は文系クラブでありながら体育系の様相です。
学校から帰って腰を痛そうにさするなつ。
そんななつを心配して気遣いしてくれる家族と柴田牧場の人たち。
「だから人一倍頑張るんだ‼やるからには何でも一番を目指さなければつまらん‼」
泰樹は今のなつの一番の仕事は演劇だと励まします。
でも家族皆がなつの高校生らしい楽しみを応援してくれるのが心苦しくて搾乳の後に薪割を始めるなつでした。
柴田家の皆から大切にされ何の不満もありませんでしたが咲太郎への手紙は密かに書き続けていたなつ。
倉田の台本は中々完成しません。
なので演劇部のメンバーはひたすら体力強化を続けています。
ある日、番長の門倉から呼び出しを受けますが芝居することを否定されます。
でもなつの一生懸命な姿を見せれた門倉は逆に応援することにします。
ようやく倉田の台本が完成します。
書きあがったばかりの原稿用紙を見せてもらったなつですが題名の『白蛇伝説』以外の倉田の字が判読できません。
何とかして魂で読もうと奮闘しているなつの手元にもなく清書された台本が届いたのです。
19話はここで終わり、そこからの続きで今回は4週20話のネタバレあらすじになります。
<なつぞら20話の視聴率は>
20話の視聴率は22.4%でした。
前回19話から0.7ポイントダウンです。
ちなみに『あおぞら』の最高視聴率は9話と17話と19話が同率で23.1%となっています。
<なつぞら20話のあらすじ>
倉田は製本された台本を部員全員に配ります。
さっそく読もうとする皆を倉田は制止します。
この物語はここらに伝わっている架空の伝説をもとに自分が作り上げたものだと説明する倉田。
倉田は『白蛇伝説』で伝えたいメッセージとすべき想いは個人の問題と集団の問題についてだと続けます。
なつは台本の表紙のすぐ後に書かれている配役のページに自分の名前を見つけます。
“ペチカ 奥原なつ”
倉田はなつをヒロイン役にしていたのでした。
なつが演じることが泰樹を喜ばせることだと言う倉田。
泰樹の過去を調べたのかとなつが聞くと倉田は首を横に振りました。
そんな倉田はなつに絵を描くのかと一方的に話題を変えてきます。
雪次郎が倉田に耳打ちしていたのでした。
絵を描くことは好きだけど落書き程度だと否定するなつ。
今までは美術部に頼んできた演劇部の舞台画でしたが今回はしっくりこないと言う倉田。
倉田は雪月に飾ってあった絵の様な書割が欲しいといいます。
その絵は雪月が喫茶室を開くときに雪之介が天陽に頼んで譲ってもらったものでした。
雪次郎は天陽はなつと仲が良いと倉田に言うのでした。
その日、断られるだろうと思いながら天陽の家に向かったなつ。
なつが事情を説明するとなつと雪次郎のためになるならと快諾してくれる天陽。
天陽はなつから手渡された台本を読み始めます。
そこに正治が搾りたての牛乳を持ってきてなつに味見をして欲しいと言い出します。
山田家の牛乳はどの乳業メーカーに持っていっても乳脂肪が少ないと安く買いたたかれていると言うのです。
柴田牧場から飼料を分けてもらっており味見しても柴田牧場のものと違わないようになつは感じます。
これこそが酪農家が個人で乳業メーカーと取引すべきなのか農協が窓口となって交渉すべきなのかと云う問題の本質です。
帰りが遅くなったなつを家族は台本が出来上がったのかと話を聞きたがります。
台本の話はそこそこに天陽の家の牛乳の事を話始めたなつ。
まだ始めたばかりだから頑張ればそのうち良くなると言う泰樹。
もしメーカーの検査が間違っていたらとなつが言うと泰樹の顔色が変わります。
すると剛男がそれは農協の問題だから見るようにすると言ってくれます。
今は小さな酪農家をまわって助けていくしか団結できないと剛男は続けます。
それを聞いてその場を離れる泰樹。
夕食が終わって富士子となつはふたりで縁側近くに座って話しています。
泰樹は自分の力だけでやってきたから農協には頼りたくないのだと台本を読みながら富士子は言います。
なつはこの芝居が泰樹を傷つけないかと心配します。
面白い話だと言う富士子。
泰樹のことに似ている様な気もするけれどなつが演じるのだからきっと喜んでくれると続けます。
なつが寝る部屋に戻ると寝てしまった明美の傍らで夕見子が雪次郎から渡された『俳優修業』を読んでいました。
その気になっているんだと言う夕見子に芝居は泰樹の為だと言い返すなつ。
「やるなら自分のためにやんなよ‼爺ちゃんの為とか誤魔化してないでさ‼」
本当にやりたいなら応援すると言う夕見子。
なつはひとり机に向かって芝居の登場人物の絵を描き始めます。
顔や服装や体形を想像してどんどん描き続けていくのでした。
<なつぞら20話の感想>
ようやく台本ができあがり演劇部員全員に配られましたね。
この芝居で訴えたいものは個人の問題と集団の問題でまさに泰樹と農協を表しています。
女優はなつだけなので女性の役はすべてなつが演じろと倉田に翻弄されるなつ。
もちろんヒロインはなつです。
舞台の書割を天陽が快諾してくれたのもなつを応援したいと言う思いからです。
それにしても天陽の家の牛乳の乳脂肪量は農協が取り組もうとしている問題の本質で根が深そうですね。
農協に勤める剛男に何ができるのかが気になります。
乳脂肪量が間違っている事が分かったとしても問題の解決にはなりませんよね。
台本の内容について富士子から大丈夫と言われてなつもひと安心です。
夕見子に言われて自分のために芝居をすることに向き合い始めたなつ。
今後の展開が楽しみです。
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