この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第22週「なつよ、優しいわが子」の129話130話です
<前回のあらすじ>
その年の4月から優はなつが仕事をしている間は茜が預ってくれることになったのでした。
ようやく仕事に打ち込める環境が整ったなつは『キックジャガー』の作画監督を始めることができる様になりました。
そして、また働き始めた一久もマコプロダクションでの仕事にたちまち没頭していきました。
そんな優を茜に預ける生活が始まって数ヶ月が経ちます。
ある日、会社にいるなつのところに茜から電話がかかってきました。
「なっちゃん、優ちゃんが熱を出したの、、、」
でも、なつは作画監督の仕事が多忙ですぐには出られる状況ではありませんでした。
茜からの電話の後になつはすぐマコプロダクションの一久に連絡を取ろうとしますが外出中でつかまりません。
結局、なつは咲太郎に頼み込んで優を病院に連れていってもらったのでした。
その日、なつの帰りを待っていた咲太郎は心配そうになつに言います。
「お前、いつもこんなに遅く帰っているのか?優のことを見れてやってるのか?」
咲太郎が戻ったのと入れ替えに一久が帰ってきました。
なつは一久の顔を見るなり優が生まれてから初めて弱音を吐いたのでした。
でも、一久は子供が熱を出すなって当たり前だとなつを責めることなく逆に慰めます。
なつは改めて一久の優しさに触れ涙ぐんだのでした。
翌日には熱が下がり元気になった優はなつと一久の頑張りと周囲のみんなの思いやりを受けてすくすくと育っていったのでした。
<なつぞ129話130話のあらすじ>
昭和47年、優はもう4歳になって保育園に通うようになっていました。
なつの仕事中は優を茜が預ってくれる生活は相変わらず続いていて、保育園が終る18時以降は茜の家でなつの帰りを待っている優でした。
その頃、大ヒットとなった『キックジャガー』はいよいよ最終回を迎えようとしていました。
その人気を裏付けるように街では子供たちが覆面を被ってキックジャガーの真似をするほどになっていたのです。
そんな子供たちの為にジャガーの覆面をつけて闘い続けてきたキックジャガーの物語をどのように終わらせるべきなのかになつは頭を悩ませていました。
製作部長や演出家とも何度も話し合いをしますが中々決まりません。
悩みつかれたなつは家でキックジャガーが大好きな優にそれとなく聞いてみます。
「もし優がボロボロになったキックジャガーに会えたらキックジャガーにどんな言葉をかける?」
優は少し考えたあとでなつに応えます。
「えっとね、、、もういいよって、、、」
優の素直な気持ちになつは微笑みます。
「そうか、、、優は優しいね、、、もう闘わなくていいんだよね、、、そうだよね、、、」
優の言葉になつの頭の中に何かが閃いたのでした。
こうして、なつは感動的な『キックジャガー』の最終回を作り上げることができたのです。
なつの初めての作画監督の仕事であった『キックジャガー』を優の言葉をヒントにして好評の内に終わらせることができてほっと一息ついていたなつ。
そんな時に優を預かってもらっている茜がふたり目を妊娠した事がわかります。
なつは何時までも茜に甘える事はできないと考え、次の仕事は作画監督はやめて原画担当をしようと考えていました。
それでも仕事を続ける限り優を預ける他の方法を考え出さなければならないとなつは悩むのでした。
なつはたとえ次は原画担当になったとしても会社の中で立場上そんなに簡単に早く帰れなくなっていたのです。
しかし、なつの想いとは裏腹に社長の山川からは次のテレビ漫画製作も作画監督をして欲しいと頼まれてしまうなつでした。
次の作品は『魔界の番長』と云う話で、なつの昇給の話までついていたのです。
でも、今回は即答しなかったなつ。
「少し考えさせてください‼」
なつは暴力的な作品を描くことに抵抗を感じていたのに、『魔界の番長』では闘いのシーンがたくさんある作品であったことが素直に引き受けられない原因のひとつでした。
もうそういった作品をできる事なら描きたくないと云うのがなつの本意だったのです。
<なつぞら129話130話の感想>
今まで、なつは東洋動画の中でさまざまなヒントを出してよりよい作品を作り上げることに貢献してきました。
でも、なつが作画監督と云う重責を負った作品作りのなかで、今度は自分の娘の優がヒントを出してくれましたね。
優の”もう闘わなくていい、、、”と云う言葉は子供むけテレビ漫画で暴力的なものを描くことへの疑問となったのでしょうか。
なつは社長の山川からのオファーにどう応えるのでしょう。
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