この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第22週「なつよ、優しいわが子」の131話132話です
<前回のあらすじ>
なつの初めての作画監督の仕事であった『キックジャガー』を優の言葉をヒントにして好評の内に終わらせることができてほっと一息ついていたなつ。
そんな時に優を預かってもらっている茜がふたり目を妊娠した事がわかります。
なつは何時までも茜に甘える事はできないと考え、次の仕事は作画監督はやめて原画担当をしようと考えていました。
それでも仕事を続ける限り優を預ける他の方法を考え出さなければならないとなつは悩むのでした。
なつはたとえ次は原画担当になったとしても会社の中で立場上そんなに簡単に早く帰れなくなっていたのです。
しかし、なつの想いとは裏腹に社長の山川からは次のテレビ漫画製作も作画監督をして欲しいと頼まれてしまうなつでした。
次の作品は『魔界の番長』と云う話で、なつの昇給の話までついていたのです。
でも、今回は即答しなかったなつ。
「少し考えさせてください‼」
なつは暴力的な作品を描くことに抵抗を感じていたのに、『魔界の番長』では闘いのシーンがたくさんある作品であったことが素直に引き受けられない原因のひとつでした。
もうそういった作品をできる事なら描きたくないと云うのがなつの本意だったのです。
<なつぞ131話132話のあらすじ>
『キックジャガー』の大成功を評価した社長の山川と製作部長の佐藤は『魔界の番長』の作画監督を何としてもなつに受けて欲しいと思っていました。
なつの反応がもうひとつだった事を心配した山川と佐藤は仲になつをオファーを受ける様に説得する事を頼み込んだのでした。
そんな仲に声を掛けられたなつ。
「社長から聞いたんだけど、、、今度の作品の作画監督を考えさせてほしいって?」
それに対して頷いたなつに仲は続けます。
「よかったじゃないか?君は認められたんだよ‼しかも子供がいても仕事ができる事も証明したんだ‼それはなっちゃんが望んでいた事なんだろう?」
仲にそう言われたなつは認めてもらえた事は嬉しいと言いながら自分の本意を正直に仲に伝えたのでした。
「そうなんですけど、、、次の『魔界の番長』という作品は戦いがありすぎるので、、、暴力をふるうような作品に気が進まないんです、、、」
それを聞いた仲は無理に『魔界の番長』の作画監督をなつに勧めることはせずに一言だけ言い残して離れていったのです。
「アニメーターとしてどんな作品を目指すのかは自分で決めていくしかない、、、僕もそうだけど、みんなその葛藤があるんだよ‼」
仲の言葉もあってなつは『魔界の番長』の作画監督を受けるべきか否かをかなり悩んだのでした。
でも、結局は受ける事を決心しました。
引き受けたからには絶対にヒットさせたいと思うなつは、夜遅くまで仕事をする毎日が続くことになります。
その結果、5歳になった優を昼間は保育園ですごさせ、その後は夜まで夜は茜の家ではなく咲太郎の風車プロダクションで預かってもらうことにしました。
そんなある日曜日、唐突に夕見子が十勝から出てきて顔を見せました。
驚いたなつに理由を尋ねられた夕見子が上京の目的を説明しはじめます。
「農協の仕事で、新しい牛乳の売り込みにやってきたのよ‼」
夕見子は続けて自分の決心した事をなつに伝えます。
「この仕事を最後にして農協をやめて雪月を手伝おうと思っている、、、」
なつは夕見子が雪月の営業に力を入れると云うその話に納得するのでした。
その後、夕見子が話題を変えて唐突に話はじめたのでした。
「なつ‼」あんた天陽くんのこと聞いてる?」
最近は天陽との連絡ができていないなつは訊き返します。
「天陽くんがどうかしたの?」
天陽は家の農業が上手く行かず、絵を描くことで何とか生活をまかなっていましたが、無理をしたあげく過労で風邪をこじらせて入院してしまっていたのでした。
それを聞いたなつは今度の夏休みには家族で北海道に里帰りして天陽に会いに行こうと思うのでした。
<なつぞら131話132話の感想>
なつは『キックジャガー』の最終回で悩んでいた時の優の”もういいよ‼”と云う言葉が頭に残っていたのでしょうね。
人気がある事と子供の為になることは必ずしも同じではないからです。
でも、アニメーターである前に会社員であるなつは不本意ながら作画監督の仕事を受けることにしましたね。
優がどんどん育っていく姿をみてなつは時間の流れを感じていたのかも知れませんね。
そんな時に夕見子からの天陽の話に驚くなつは故郷の北海道では自分とは違う時間が流れている事を感じたのでしょうね。
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