この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は9月26日に放送された、第26週「なつよ、天晴れ十勝晴れ」の154話です
<なつぞら154話のあらすじ>
夏休みになって、なつは一久と優と千遥と千夏の4人で十勝を訪れたのでした。
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十勝の風景をみて感動する千遥。

「記憶の中にあるままだ、、、」
そして柴田家についたなつ達を富士子が迎えます。
優もなつに倣って帰郷の挨拶をします。
「ただいま!」
そしてなつたちは柴田家の皆に歓迎されたのでした。
千遥が堅苦しく挨拶を始めると、富士子はそんな挨拶は後で良いからと家の中へ導き入れます。
「さあ!上がって、、、なんも、、、バスで来なくてもよかったのに、、、」
富士子にそう言われたなつは、歩きたかったのだと答えます。
家での挨拶を済ませて牛舎に向かうなつ達。
泰樹は照れくささのせいか牛舎から出てこなかったのです。
なつと千遥は泰樹に帰郷の挨拶をして千夏を紹介しました。
なつは千夏に搾乳の動作をしてみせると、すぐに真似を始めます。
それを見て優も真似をし始めたのでした。
その夜の柴田家は、家族全員が集まっての夕食になりました。
昼間の千夏と優の搾乳の話を聞いた剛男は嬉しそうに言います。
「そうかい、、、搾乳できたのかい?」
すると千夏と優が応えます。
「はい!ソラみたいにできました、、、」
それを聞いて自分もできると張り合う拓男でした。
しばらくして、なつは泰樹に『大草原の少女ソラ』を見てくれたかと訊きます。
でも、泰樹は”うん”としか答えません。
すると剛男が代わりに答えたのでした。
「熱心に見てたさ!毎週欠かさず見てた、、、ね?お義父さん!」
富士子もそれにうなずくと、泰樹がゆっくりと立ちあがったのです。
「うん、、、ちょっと、、、ちょっと疲れた!先に休む‼」
泰樹を心配するなつに富士子が言います。
「うん?大丈夫さ!いつものことだから、、、今日は動いた方でないかい?」
すると照男も口を開きます。
「じいちゃんは、もうのんびりさしてやればいいべ、、、」
食事が終って、千夏と優を寝かしつけた、なつと千遥。
「本当に、、、昔の私と千遥みたいだね⁉」
子供たちの寝顔を見ながら、自分たちの昔を思い出したふたり。
ふたりは、いろいろあったけれど、だから今があると出会った人たちに感謝したのでした。
そして、お互いに元気で生き延びてくれたことを嬉しく思ったのです。
翌日、柴田牧場のアイス売り場で富士子はなつ達にアイスクリームを振舞います。
「へえ~!本当にアイスクリーム屋にしたんだ‼」
そこに、木彫りが置いてあるのを見つけた一久。
「あっ!これは弥市郎さんのですか?」
すると沙良が応えます。
「あっ!そう、、、せっかくだから土産品も置こうと思って、、、」
弥市郎を心配するなつに沙良は続けます。
「年だからね、、、一人にしておくのは心配なんだけど、、、森から出たがらないから、、、」
すると、富士子が話を遮る様に出来上がったアイスクリームを勧めます。
「さあ!食べて‼普通のミルクといちごミルクと小豆ミルクの3種類‼優ちゃん!千夏ちゃん!千遥ちゃんも感想聞かせて、、、」

皆が美味しいアイスクリームを味わっている時に、一久がお客さんはどのくらい来るのかを尋ねます。
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富士子が曖昧な返事をしたときに誰かの声がします。
「来るわけないでしょ!」
振り返ると帯広から夕見子がやってきていたのです。
夕見子は、宣伝も何もしてないんだから、誰もこんなとこまで来るわけないと言います。
すると富士子も言い返したのです。
「私は東京にいて、ず~っといなかったんだから、、、それを考えるのは、あんたらの役目でしょや!」
何と、そんな些細なことで夕見子と富士子が口喧嘩を始めてしまったのでした。
そんな夕見子に千遥を紹介したなつ。
「喧嘩しないで!夕見、、私の妹の千遥‼」
「初めまして、、、」
やっと会えたと言う夕見子に千遥が挨拶をしました。
翌日、帯広の雪月を訪れたなつたち。
雪月では雪之助が歓待してくれます。
「なっちゃん!イッキュウさん!本当にいい作品作ってくれたな!あれで十勝に旅行者が増えて、、、うちの菓子もだいぶ有名になったもね‼」
すると、とよも言い始めました。
「ああ、、、もうかって!もうかって!足向けて寝らんないわ、、、」
皆が『大草原の少女ソラ』が面白かったと称賛してくれます。
雪次郎は、声優として蘭子もレミも頑張っていたことを知っていて感激してたのでした。
そして、雪之助の一言でなつは大切なことを思い出したのです。
「なっちゃん!この店が繁盛するってことはよ‼あの天陽君の包装紙が全国に広まるってことだよ‼」
『大草原の少女ソラ』の原点は天陽が描いたあの絵だったのでした。
雪之助はゆっくりしていけと言い残して店の仕事に戻っていきました。
雪次郎は、雪月の魂だと言って優と千夏にもお菓子を勧めます。
雪次郎も仕事に戻った後で、とよがなつに訊きます。
「じいちゃん 何か言ってたかい?」
でも、意味がよくわからなかったなつは、漫画のことかと訊き返します。
「そうだよ!しゃべってないのかい?朝日を見たって、、、」
とよは泰樹が言っていたことをなつに教えたのでした。
「何度も見た!ああいう朝日を、、、開拓してる頃にな!朝日を見ると気力が湧いてきた、、、ここで諦めるなって、、、励まされた、、、」
そして、とよはなつに泰樹のことを頼みます。
「なっちゃん、、、ゆっくりしていきなね!じいちゃんのそばに少しでも長くいてやってね‼」
その後、なつたちが柴田牧場に戻った頃には天気が怪しくなってきていました。
家に中では照男が新たに立て直す牛舎の構想を剛男に説明していました。
「ここにパイプラインを通すんだ!牛は50頭まで増やせる、、、」
照男は、搾った牛乳を集めるまでを機械化することを考えていたのでした。
その頃、外の雨が激しさを増してきました。
泰樹は激しい落雷を轟かせている空を窓越しに見つめています。
なつは雷鳴に怯える優に、大丈夫だと話しかけていました。
<なつぞら154話の感想>
『なつぞら』は奥原なつの物語の筈なんですが、実は柴田泰樹の半生をも描いているのかも知れません。
主役のなつに引けを取らない存在感ですね。
でも、何となく元気がないのが心配です。
富士子が言うように90歳を越えているから仕方ない面もありますが、泰樹はいつまでも元気な開拓者でいて欲しいものです。
そして、そんな泰樹をこっそりと支えるとよにも言いようがない愛情を感じます。
でも、柴田牧場に嵐がやってくる気配です。
何事もなく過ぎ去ってくれればいいですね。