この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第7週「なつよ、今が決断のとき」の37話38話です
<前回のあらすじ>
牛の世話をしている泰樹になつが話しかけます。
「天陽くんのところの仔牛をちょっとみたいのと話があるっていうから行ってくるね⁉」
すると泰樹がなつを引き留めます。
「ちょっと待て!結婚相手に照男はどうだ?」
唐突な泰樹の話に冗談かと驚くなつ。
「そんなことを一度でも思ったらもう家族には戻れないよ‼じいちゃんは私から家族を奪ったんだよ‼私を裏切ったんだよ‼」
泣きながらそう言うなつを富士子は抱きしめます。
そこに照男も駆けつけます。
「じいちゃん!俺はダメだった。なつのことは妹にしか思えないよ‼じいちゃんをがっかりさせないため今まで言えなかったんだ、、、なつのことはなつに任せよう!信じてやろう‼」
照男に泰樹の気持ちを考えてやれと言われたなつ。
出て行ってしまった泰樹を追いかける富士子。
照男はなつに泰樹のところへ行くように促したのです。
自分の部屋で落ち込んでもう元に戻れないかも知れないと言う泰樹に何があっても受け入れるのが家族だと諭す富士子でした。
外は吹雪いて大雪になります。
悠吉も菊介も柴田家に泊まる事にしたのに夕食の時間になってもなつは帰って来ません。
今夜は天陽の家に泊まるかも知れないと言う富士子にこのままずっと帰って来なくなるかもと毒づく夕見子です。
外の吹雪は激しさを増して不気味な音を立てていました。
<なつぞら37話38話のあらすじ>
なつは天陽の家に着く前に吹雪に倒れてしまっていました。
気が付くと周りに木彫りが置いてある部屋に寝ていたのでした。
ここはどこかと近くにいた中年の男と同年代くらいの女性に尋ねます。
「こっちは、阿川弥市郎!私のお父さん!私は砂良‼あなたが雪の中で倒れていたので、一緒にここまで運んだの‼」
沙良と名乗った女性が答えてくれました。
お礼を言って周りを見回したなつ。
沙良がこれを探しているのかと懐中時計をなつに手渡します。
早く帰らなければと外に出ようとするなつでしたが死にたければ吹雪の中を帰れと言われます。
「こんな状況で外に出ていたら、探すほうはとっくに諦めているさ‼明日の朝に生きて帰ればいいだけさ‼」
沙良はなつを諭してから唐突に芝居をしているのではと尋ねます。
演技をしていると勘違いしたなつは本当のことを言っていると沙良に返します。
農業高校の演劇部電話と言い直す沙良。
実は阿川親子は倉田先生と知り合いだったのでした。
倉田先生はよく通ってきて阿川の話を聞いて帰ったと言います。
そして倉田先生に誘われて「白蛇伝説」を見に行ったと云う阿川親子はなつのことを知っていたのでした。
沙良はなつがもうすぐ吹雪になるのにのんきに森で泣いていたのだと言います。
熊の彫刻で生計をたてていると言う弥市郎のことが気になったなつ。
なつがここまで買いにくる人がいるのかと尋ねると北海道の土産展に出していると弥市郎が答えてくれます。
以前は東京で教師をしていたが嫌気がさしてこちらに来たのだと言う弥市郎。
沙良も戦争で母親を亡くしていたのです。
戦争への憎しみはどうしたら消せるのかと聞いたなつに自分の魂と向き合いって魂を込めるのだと言う弥市郎。
そして倉田先生も自分の演劇に魂を込めていると続けました。
弥市郎が木彫に戻るとなつはスケッチブックに木の彫刻を描き始めます。
夜通し描き続けたなつが明け方に家に帰ろうとすると弥市郎が道を教えてくれます。
なつは教えられた道をスキーを滑らしながらある決心をするのでした。
柴田牧場に戻ると天陽が来ていて柴田家全員でなつを探しに出るところでした。
先ずは風呂に入って温まれと言う富士子になつは先に天陽を送ると言います。
なつは自分が決めたことをはやく天陽に話たかったのでした。
送りながら天陽の話が何だったのかを聞くなつ。
その話は今度で良いと言う天陽になつは自分の想いを話はじめます。
「私ね、やっぱり漫画映画やってみたい!アニメーターっていうの?あれになりたいと思う‼」
その日の夕食でなつは阿川親子の話をします。
ひとしきり昨晩の話をしたなつは姿勢を正します。
「私を東京に行かせてください‼」
柴田家の食卓の空気が一瞬で張り詰めました。
「兄の世話をしながら、妹を探したいんです!ただ、今すぐではなく牧場に恩返しをしてから行かせてください‼」
それを聞いて泰樹から今すぐに出て行けと言われたなつはわかったと身支度を始めたのでした。
そこに駆け付けた富士子。
「一人で苦しむなら、家族はいらないっしょ⁉」
ふたりは抱き合いながら泣きました。
照男に高校はちゃんと卒業してからあらためて進路を決めれば良いと言われたなつ。
なつは泰樹に謝りますが話を聞いてくれません。
悩んだなつは天陽の家に向かいました。
天陽は何故アニメーターになりたいと云う本当の理由を言わなかったのかとなつに尋ねます。
「酪農よりもやりたいことがあるなんて、裏切るみたいでじいちゃんに言えないよ‼」
なつが言うと言わない方が裏切りだと言う天陽。
できるかどうか自信がないからとも言うなつ。
「できるかどうかわからなくても泰樹さんは、北海道に来たんじゃないか?泰樹さんは、なっちゃんの誇りだべ?そしたら、どうするべきか自然とわかるだべ‼」
天陽の言ったことを噛みしめながらなつは家路についたのでした。
<なつぞら37話38話の感想>
なつが助けられた阿川親子は偶然にもなつの事を知っていたし『白蛇伝説』の元となっているこの地に伝わる話を聞きに倉田先生も通っていた家でしたね。
魂を込めると言う倉田先生とまったく同じことを弥市郎が言ったことで魂の意味をなつなりに理解できたのかも知れません。
そして遂になつの夢がはっきりしたものになりました。
天陽の後押しを貰ったものの泰樹には寝耳に水のような話で心の整理もできません。
それぞれの『家族観』の違いが柴田家の歯車を狂わせようとしています。
なつと泰樹の喧嘩別れだけは何としても避けて欲しいですね。
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