今回は『おちょやん』の第3週(12月14日から12月18日)のあらすじネタバレ全体について紹介します。
<おちょやん第3週のあらすじネタバレ>
大正12年も秋になると、千代は17歳になっていました。
『岡安』に戻ってから下働きを続けた彼女はその頃にはお茶子になっていましたが、仕事の合間に覗き見をするぐらい芝居好きになっていて、亀鶴株式会社の社員である熊谷にたびたび叱られていたのです。
そんなある日のこと、千代は女将のシズから呼ばれます。
シズの話は来年の年明けには年季が明けるから、今の内からその先のことを考えておけという内容でした。
女将から急に自分のやりたい事を考えておけと言われても、これまでそんなことを考えたこともなかった千代は悩んでしまいます。
それからしばらくして、千代は自分が芝居好きなったことに大きな影響を与えた高木百合子と再会しました。
百合子は千代を惹きつけた女優でしたが、映画女優になれと鶴亀株式会社社長の大山から迫られて逃げ回っていたところでした。
彼女から話を聞かされたハナは百合子を『岡安』の2階にかくまうことにします。
千代はかつて自分を魅了した女優が近くにきていることが嬉しくてさっそく百合子を部屋にたずねていきます。
百合子の前で彼女のかつての演目だった『人形の家』の一節を披露して、自分の芝居が好きだということを打ち明けた千代。
そんなに芝居が好きだったら自分でやれば良いと千代に告げた百合子でしたが、その日の夜のうちに『岡安』から姿を消してしまったのでした。
一方、同じころに女将のシズも早川延四郎という歌舞伎役者が目の前にあらわれていました。
シズと延四郎とは女将がお茶子の修行をしていたころに恋仲だったのです。
千秋楽のあとで会おうと告げてその場を去っていった延四郎でしたが、ふたりの噂は道頓堀中に広がってしまいます。
かつて延四郎と駆け落ちをしようとしてハナに止められていたシズは二度と会うつもりがないことを千代に話します。
そして、千代が延四郎から預かった手紙をシズに渡そうとしますが、女将は『岡安』の暖簾を守ることが大切だと受け取りを拒んだのでした。
しかし、今の自分があるのは延四郎のお陰だとシズが恩義を感じているのを聞かされた千代は、それを伝えるためにもう一度だけ会うことを勧めます。
そうして、シズは延四郎に会って当時のことや今があることの自分の想いを打ち明けたのでした。
それから1カ月後のある日、シズの元に訃報が届きます。
早川延四郎が亡くなってしまっていたのでした。
延四郎がシズの前にあらわれたのは偶然ではなく、重い病にかかっていた彼が死ぬ前にシズに会っておきたいとの想いからやってきていたのです。
年が明けると千代は18歳になって年季明のときをむかえました。
その時には既に千代の心は決まっていて、自らの意思で『岡安』で働き続けることを選んでいたのです。
その決意を女将のシズに伝えていたときに誰かが店の戸を激しく始めます。
何事かと戸を開けるとそこには思わぬ人物がたっていて千代は言葉を失してしまったのでした。
⇒次週
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