今回は『おちょやん』の67話(第14週)3月9日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【『万太郎一座』で座員に取り囲まれた千代と小山田】はいったいどんな理由でかこまれてしまったのでしょうか?そしてどうなってしまうのか…
<おちょやん67話のあらすじネタバレ>
チャップリンの来日を期に道頓堀の芝居をさらに盛り上げようと考えた大山社長は『鶴亀家庭劇』と『万太郎一座』を競わせることにします。
万太郎との勝負と聞いて敵対心をあらわにした千之助は全てを自分で仕切ると言い出したうえに、香里が楽天的な意見を出したときに女優は好きじゃないし単なる見せものだとまで言い放って批判を繰り広げたのでした。
さらに万太郎と勝負するために自分が書く台本には『万太郎一座』と同じように女優の出番のないものにすると宣言したのです。
それに対し座長の一平は『鶴亀家庭劇』は女優が芝居をする劇団でやってきており、今回もそれを変えるつもりはないと千之助に詰め寄ります。
しかし、万太郎のことを一番よく知っているのは自分なのだから余計な口出しをせずに任せておけと、もう誰にも止められない暴走モードへと入り込んでいくのでした。
そんな千之助の様子をみていて、そこまで万太郎に敵対心を持つことになったわけが知りたいと思う千代。
すると天晴たちが千代に千之助の過去のことを明かしてくれたのです。
かつては、千之助も万太郎も売れない歌舞伎役者だったため、兄弟で『須賀廼家兄弟』をつくって喜劇を始めていたのでした。
最初こそ苦労の連続でしたが次第に人気がではじめて演劇界を席巻するようになっていったのです。
ところが苦楽を共にして頑張ってきた兄弟であったはずだったのに、ある時に兄の万太郎は弟の千之助を理由も知らせることなく一方的に切り捨ててしまったのです。
そして、いまだに万太郎が千之助を切り捨てた理由は誰にも明かされていなかったのでした。
芝居稽古の帰り道に馴染みの居酒屋に寄り道した千之助はそこに万太郎が先客として来ていてひとり酒を飲んでいるところに出くわしてしまったのです。
兄の姿を見つけは弟の千之助はすぐさま引き返そうとしますが、万太郎は『万太郎一座』の勝利の前祝を一緒にしようと挑発してきます。
その言葉を聞いた途端に怒髪衝天状態になった千之助は、一方的に自分を追いさしてくれたあのときの恨みは利子を付けて返させて貰うと食ってかかったのです。
そんな千之助の言葉など意にも介さない素振りの万太郎は死んでしまう前に早く咲き返せと馬鹿にするのでした。
万太郎に出くわしたことで千之助は怒り心頭の状態で台本を書き上げますが、それを読んだ団員たちはそれぞれに顔をしかめたのです。
その台本の内容は、面白みがないばかりかアドリブシーンが多すぎて物語の内容がわからないものだったのです。
怨念を晴らすことだけに執着している千之助の台本では『万太郎一座』との勝負は愚か、『鶴亀家庭劇』の評判まで落としかねないと酷評して、そんな状態では一緒に芝居もできないと告げてしまった一平。
そうして、他の団員たちも一平ともども千之助を稽古場に残して次々とその場から離れていってしまったのです。
『岡安』の女中から『万太郎一座』の楽屋に小山田が忍び込んだと云う知らせを受けた千代はすぐに駆け付けたのでした。
小山田は千之助の指示を誤って解釈してしまい万太郎の台本を盗み読みしようとして見つかっていたのです。
一座の劇団員に囲まれた小山田と千代が落とし舞いを迫られているところに万太郎があらわれてしまったのでした。
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