今回は『ブギウギ 』の50話(第10週)12月8日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【地方巡業で活路を見出そうとするスズ子】と題して第10週50話をお送りします。
当局の締め付けは益々厳しさを増し、スズ子もりつ子も東京で公演することがままならなくなってしまいます。
そんな状況で、秋田から講演依頼を受け取ったスズ子の楽団。
スズ子はこの依頼をきっかけにして地方巡業での公演を決意するのでした。
ブギウギ11週ネタバレ51話アイレ可愛やを歌い人気に!大ファンが楽屋に
<ブギウギ 第10週50話のあらすじ>
りつ子との合同コンサートが終わったあとで、素晴らしかったと小夜が興奮しながら余韻にひたるスズ子に話しかけます。
“さすがスウィングの女王だ”
そして帰りがけに伝蔵のおでん屋台で独り飲んでいる梅吉をみつけると、小夜は気をきかせてひとり先に下宿に帰っていきました。
そしてスズ子は少しぎこちない様子で梅吉の横に座り込みます。
すると梅吉がコンサートでスズ子が歌った『大空の弟』が良かったと感想を伝えたあとで、自分がやっと六郎の死を受け入れることができたことを明かし始めたのです。
そして自分はいつまでもスズ子と一緒にいては甘えてしまうと、故郷の香川へも戻る決意をあらためて伝えたのでした。
情けない父親のままではツヤに怒られてしまうと笑う梅吉をみていて、スズ子は言いようのない寂しさに苛まれてしまいます。
そしてどうして寂しくなるのかとスズ子が自問すると、親子だからだと力強く話しかけた梅吉。
するとその言葉を聞いて安堵の表情になったスズ子は、頑張りたいという父親の想いを素直に受け入れることができたのです。
そうして二人がお互いに親子でよかったと言葉を変わると、話を聞いていた伝蔵の目にも涙が溢れてだしたのでした。
そうしてわだかまりがなくなった親子は昭和16年の年の瀬まで東京で一緒に暮らしたあと、六郎の亀を携えた梅吉は故郷である香川へ帰っていったのでした。
それから2カ月もすると情報局は米英文化の追放に躍起になってきて、いよいよ締め付けが厳しくなってきます。
するとレコード会社は発売を見合わせなければならないレコードの在庫が山のように積みあがっていき、スズ子もりつ子ももはや東京でうたうことがままならない状況に追い込まれてしまったのでした。
そんなある日、公演できずに落ち込んでいた楽団の事務所に朗報が舞い込んできます。
それはスズ子たちに公演してほしいという秋田からの依頼でした。
その話をきっかけにしてあらたな方向性を見出したスズ子。
“東京があかんのやったら日本中どこにでも行ったらええ”
発想の転換をはかったスズ子は採算がとれなくても自分たちの音楽を届けるために地方にでも出かけていこうというものだったのです。
そしてスズ子は楽団を引き連れて地方巡業にでる決意を羽鳥に明かすために自宅を訪ねます。
“どこで歌うなんかどうでもよろしいんです”
“とにかく今は歌いたい”
するとスズ子たちの決意を受け止めてくれた羽鳥は、餞別代わりに新しい曲を準備してくれます。
新曲は当局にも難癖をつけれれない南洋の村娘についての歌でした。
羽鳥から歌い続けるようにとエールとともに楽譜を受け取ったスズ子は、心躍らせながら譜面に目を落としたのでした。
<ブギウギ 第10週50話の感想>
羽鳥がコンサートのためにつくった『大空の弟』は、スズ子と梅吉親子に六郎の死を受け入れさせるきっかけになったのかも知れませんね。
いずれにしても親子の間で深まりそうだったわだかまりが霧散してくれてひと安心です。
おでん屋なのに具材が大根しかない屋台から戦時中の厳しさがうかがえ、スズ子たちの公演がままならなくなっているのも仕方ないことかも知れません。
そんな状況での地方巡業は新たな活動をもたらしてくれそうで、来週からの明るい展開に期待したいですね。
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