今回は『虎に翼』の33話(第7週)5月15日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【社会的信用のために結婚を考える寅子】と題して第7週33話をお送りします。
弁護士になって1年がすぎても1件も依頼を受けられない寅子。
そんなときに、久保田が女性初の法廷にたつことを知ります。
しかも、結婚して妊娠していることを知った寅子は、家に戻るなり両親に見合したいと申し出たのでした。
<虎に翼 第7週33話のあらすじ>
花江の実家で女中として働いていた稲が、故郷である新潟に帰ることになります。
すると別れを惜しむ稲から、寅子がいま抱えているものが”女の幸せ”よりも大切なものかを考えるよう勧められます。
“寅子さん”
“全ては手に入らないものですよ”
その言葉は依頼人からことごとく断られ続けていた寅子にとっては重みのある助言となったのでした。
やがて寅子が弁護士になって1年がすぎようとしていましたが、未だに1件の弁護依頼を受けることができません
しかも女性からも断られていたことで、焦りどころが絶望に近いものを感じていたのです。
そして寅子は自分が行き遅れていて信頼がないことも原因ではと考え始めたのです。
そんなころに同じ時期に弁護士となった久保田聡子が初めて法廷に立つことになります。
そして久保田が法廷に立つ日に、よねと轟と一緒に裁判所に駆けつけた寅子。
その裁判は日本で初めて女性弁護士が法廷に立つと世間からの注目も集めていたのでした。
寅子が法服姿の久保田をみて、安堵と羨望が交錯する複雑な気持になります。
ところが法廷では久保田が尋問するたびに、何故から嘲笑するような声が聞こえてきたのです。
寅子たちがモヤモヤしていると、帝国新聞の記者である竹中が戦地に男が次々に赴く状況なので女性が担うべき役割も増えてくると言います。
しかし竹中の口調は何処か皮肉を含んでいたのです。
“挙国一致の総動員体制”
“お国のために輝かしく法廷デビューしたご婦人弁護士様”
さらに寅子をハッとさせることがわかります。
何と久保田は結婚していて、妊娠しながらの弁事となっていてよねと轟も驚かされたのです。
三人が驚かされたのは、それだけではありませんでした。
三人が裁判所の会談で出会ったのは、偶然にも
裁判所の階段にて佐賀から上京していた裁判官の花岡だったのです。
しかも花岡の傍らには可憐な女性が付き添っていて、三人に紹介してくれます。
“こちら小高奈津子さん”
“僕の婚約者だ”
バツが悪そうにそう口にした花岡に唖然とするよねと轟。
一方で寅子は動揺を隠して笑顔で挨拶してからスンとして表情になったのです。
“ご婚約おめでとうございます”
花岡たちと別れたあとで、寅子に苦言を呈したよね。
“佐賀についていけばよかったんだ”
ところが寅子はよねに対しても強がってみせたのです。
“私には私のやりたいことがあるんだから、、、”
寅子は猪爪家に戻るなり、直言とはるの前にひれ伏して懇願し始めます。
“私に見合い相手を探してきていただけないでしょうか”
“どなたでも構いませんので”
立派な弁護士になるためには社会的な信頼も必要だと気づいた寅子は、そのために結婚したいと言い出したのです。
しかも花岡の婚約を知らされた直言とはるは、突然ともいえる寅子の申し出に喜んだのでした。
“理由はともかくあなたが結婚の決意をしてくれたこと、親として非常に嬉しい”
・次話⇓
<虎に翼 第7週33話の感想>
唐突に稲が暇をもらって新潟に帰るのは、先々の展開への布石なのかもしれませんね。
戦争が激しくなったときに、花江と寅子たちの疎開先となるのかも。
寅子は残念ながら久保田先輩に先を越されてしまいました。
日本初を狙っていたわけではないでしょうが、羨望は小さくなかったと思います。
しかも結婚して妊娠中であることを知った寅子に、花岡の婚約が追い打ちをかけました。
誰でもイイから結婚しちゃえって考える寅子は少し安易のようにも思えますね。
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