なつぞら夏空ネタバレあらすじ9週の内容です。
前週のなつぞら夏空8週では、なつはアニメーターの夢を叶えるべく、東京に上京。
なつは兄の咲太郎と再会し、なつの夢を知った咲太郎は、応援すると約束します。
その続きとなるなつぞら夏空9週の週タイトルは、「なつよ、夢をあきらめるな」
となっています。
なつぞら夏空9週がどんな物語となるのか、ネタバレを紹介していきます。
なつぞら夏空9週のネタバレあらすじ
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6月になり、なつは東洋動画の採用試験を受けました。
試験は、絵の実技と社長の大杉満を始めとする幹部達との面接でした。
実技は馬が柵を飛び越えて走り去る様子を6枚の絵で表現するというもので、
なつは試験を終えた後、実技には手応えを感じていました。
その一方で、面接では東洋動画の様な大手企業が戦争孤児を雇い入れるのかな
という不安を感じるものになっていました。
そして、結果はその不安が的中してしまい、不採用となってしまいました。
不採用となったなつは、自分がまさか合格しないと思っていなかったため、
呆然としてしまいます。
このまま北海道に戻るわけにはいかず、このまま川村屋で正式に雇っても良いと
言ってくれた光子の好意も受けることができません。
なつが柴田家に不採用だったという手紙を書いたのは、それから1ヶ月以上
過ぎてからのことでした。
一方、なつが不採用と知った咲太郎は、東洋動画スタジオに行き、中庭で
休憩中だった以前に陽平と見学に来た時なつのことを筋がよく合格するんじゃないかと言ってくれたアニメーターの仲という人にどうしてなつが落ちたのかと問い詰めます。
しかし、仲はなつが合格したと思っていたので、驚きました。
採用試験で実技の採点をしたのは仲でしたが、なつには経歴はなくても将来性が
あると、高い点数を付けていたのです。
面接で何かあったのかなと話す仲に、咲太郎は自分が社長の大杉に、直接なつの話をしたのが問題だったのではないかと考え、落ち込みます。
それからしばらくして、仲と陽平がなつを訪ねてきました。
なつが不採用になった理由は、大杉社長がなつの兄の咲太郎のことを不良で戦争孤児だと
勘違いし、その妹であるなつを不採用にしたということでした。
そのため、仲と陽平の2人はなつに、9月に行われる「仕上」の採用試験を受ける
ことが出来るよう推薦しました。
仕上とは、作画の人達が描いた絵を透明なセルロイドに書き写し、色を塗り
「セル画」に仕上げる作業のことを言います。
翌日の夜。
なつは信哉から咲太郎が、街頭で許可なく広告を前後に貼り付けるサンドイッチマン
をやったため、警察の取り締まりを受けていたことを聞かされました。
咲太郎はすでに警察を出たと言うので、信哉となつは咲太郎を探しに歌舞伎町に
向かいました。
すると、そこではサンドイッチマンをしながらタップダンスを踊って呼び込みをする咲太郎の姿がありました。
そんな兄の姿を見て悲しくなったなつは、咲太郎に何がやりたいことなのか全然わからない、焼け跡で進駐軍にタップダンスを踊ってたあの頃と同じだと言いました。
それに対して咲太郎は、ムーランルージュを復活させたいと返しますが、なつはそれは亜矢美のためであり、自分のためじゃないと厳しく言います。
そして、人のためではなく自分のために頑張ってほしいと、なつは泣き崩れて
しまうのでした。
そこへ、なつの声を聞きつけた警察官がやって来て、再び咲太郎は取り締まりを
受けることになってしまいます。
翌日、亜矢美が川村屋にやって来て、なつに咲太郎が描いた家族の絵を
見せました。
なつは父親が遺した手紙と絵を持っているから何があっても大丈夫と言い、
自分は父の絵を思い出しながら描いたものを心の支えにしてきたのだと言います。
咲太郎がどんな迷惑を掛けたのかは知らないと言いながらも、亜矢美は咲太郎が
今もあの時のまま生きていることをわかってあげて、となつに話しました。
それを聞いたなつは、咲太郎が描いた絵が父の描いたものにそっくりなことも
あり、号泣してしまいます。
夕方、なつは咲太郎の元に酷いことを言ったと謝りに行きました。
そして、東洋動画の試験に落ちたのは自分のせいだと落ち込む咲太郎に、9月の
試験には必ず合格するから気にしないでとなつは笑顔で言いました。
そんななつの姿を見た咲太郎は、自分にはこれってものがないから、なつの
言う通り、自分のために生きてない者には人の役に立てたり、力になることが
出来ないのだと苦笑しながら語ります。
「お兄ちゃんがそこにいてくれるだけで、私の力だよ。お父ちゃんの手紙と
同じ。」と言って、なつは父からの手紙と絵を差し出します。
しかし、咲太郎はなつにその手紙と絵を見せてもらう方が良いし、ずっと命を
吹き込んでと言って、受け取りませんでした。
そして、兄妹の関係は少しずつ修復していきます。
9月になり、東洋動画スタジオで仕上の最終試験が行われました。
今回の面接には社長の大杉は不在で、なつはついに採用されることになりました。
早速、なつは北海道の柴田家に報告すると、その日の夜の柴田家には、なつの
合格を祝うご馳走が並びました。
しかし、そうなると川村屋の寮からは出なければならないため、なつは亜矢美に
頼んで風車で咲太郎と一緒に暮らすようになりました。
川村屋から風車への引っ越しを終えた日の夕方、風車ではなつの就職祝いを
してくれます。
信哉や雪次郎、カスミ達もお祝いに駆けつけて来てくれて、咲太郎は皆に天丼
を振る舞いました。
その天丼は料理人だった父の味が忘れられず、咲太郎が自分なりに工夫を重ねた
ものになっていました。
ダンスや絵、料理と何でも器用にこなすのに、1つに絞りきれず何者にもなれない
兄のことが心配ななつでしたが、”裏方の仕事が好き”という咲太郎の言葉に
なつも、自分もそうかもしれないと思いました。
そして、何でも良いから自分を生かす仕事を見つけた者は幸せという咲太郎の
言葉を聞きながら、皆は咲太郎が作った天丼を食べるのでした。
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ここまでが、なつぞら夏空9週のネタバレあらすじでした。
なつぞら夏空9週のネタバレあらすじにあるように、なつは9週の初めで
東洋動画に不採用とされてしまいました。
しかも、8週で咲太郎が東洋動画の社長・大杉満に妹のなつのことを話していた
ことが原因で落とされてしまうなんて、なつも咲太郎も可哀想でした。
いったい、どうなってしまうのか!?と思っていましたが、仲と陽平のおかげで
9月にある仕上の採用試験を受けることが出来て、無事に採用となりました。
これから、なつのアニメーターとしての第1歩が始まりますね。
一方、咲太郎はタップダンスや絵、料理など何でも器用にこなすのに、自分には
これ!と言ったものが見つけられないようです。
裏方を好んだり人のために喜んで働く優しい人だとは思いますが、咲太郎は
もう少し自分の幸せを考えて生きてほしいとも思いました。
いつか、自分のやりたいことや自分のためにやったことが、人のためでもある
様な仕事に出会えることを祈っています。
そして、いよいよ川村屋を出て、風車に引っ越し、アニメーターとして働く
ようになるヒロイン・なつ。
兄と一緒に暮らしお互いに良い影響を与えられると良いですね。
今後の展開からも目が離せません
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