この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年7月3日、4日放送予定のあらすじ81話82話の内容です。
あらすじ81話82話では、大旦那の大五郎が竜三とおしんの結婚を源じいからの報告から認めてくれる?作造が危篤の知らせでおしんが動揺!
<おしん81話82話のあらすじ>
源右衛門にそろばんはできるかと訊かれたおしんは”はい”と答えます。
すると番頭は何問かを出しておしんに答えさせます。
次に帳面づけが出来るかと源右衛門に訊かれたおしんがまた”はい”と答えます。
源右衛門は理由も言わずにこれからは帳面づけをおしんに任せると言ったのでした。
おしんが仕立物をしていると竜三が帰ってきます。
お茶を準備するおしんに夜食を食べえるかも知れないと言う番頭ですが、おしんは既にお茶漬けを準備していたのでした。
翌朝、竜三はおしんに帳簿をつけさせることに反対しています。
でも、おしんは何事も経験になるからとやらせてやりたいと言うのでした。
その後、源右衛門はおしんに昨日の取引と出納を渡します。
「これが、昨日の取引と出納ですたい。わしの覚書ですけん、整理して記入ばお願いしますばい」
奥の部屋で書類と帳面を広げて睨んでいるおしん。
竜三に店のことをすべて源右衛門に任せているのかと尋ねるおしん。
そして源右衛門の前まで来て話し始めたのでした。
酒田の米問屋、加賀屋のくににみっちり仕込まれたおしんには、田倉羅紗商会の帳面を見ただけでその経営状態が一目で飲み込めたのです。
おしんが番頭に談判すると竜三には言ってあると答える源右衛門です。
そして、帳簿をつけることを頼んだのであって見てくれとは言っていないと釘を刺されたのでした。
田倉羅紗店は売掛金の回収が滞っていて手を打たないと黒字倒産する危険な状態だったのです。
その夜、おしんが出髪から帰ってくると源右衛門が待ち受けていました。
「お茶ば立てられんさるですか?お点前ですたい‼」
今から竜三のいる料亭に行って取引先の英国人の前でお茶をたてろと言うのです。
一旦は断りますが、竜三の頼みだと自分が行くと言うおしんでした。
料亭の部屋には竜三と外国人の男女が座っていました。
「実は、茶の湯の話になってね。ワイフが少したしなむって言ったら、どうしても見せて欲しいって、、、」
久しぶりに茶せんに触れたおしんでしたが、身体で覚えたものは忘れていませんでした。
家に戻って竜三がおしんに礼を言います。
「いやー、今日は思いがけなく面目を果たしたよ。フォックス夫妻も満足して帰ってくれた‼」
田倉商店はフォックスが経営する会社製品の日本での独占販売権を獲得しようと交渉していたのでした。
もうすぐ出て行く会社なのに頑張る竜三を不思議がるおしんですが仕事となるとそんなことを忘れてしもうのだと竜三は言うのでした。
ある日、おしんの見知らぬ男が田倉商店の店先に立っていました。
店に入って初老の男が咳ばらいをすると、源右衛門が会釈したのに対し竜三は驚きます。
竜三の父親の田倉大五郎だったのでした。
おしんは来るべき時が来たと覚悟していました。
竜三はおしんを大五郎に紹介しおしんは父親に挨拶をします。
清が出向くと言ったのを抑えて自分が出てきたと言う大五郎。
竜三は源右衛門にはおしんの素晴らしさが分かって貰えなかったのかと残念がりますが事実は真逆だったのです。
「おしんさん。源右衛門は、どぎゃんあんたのことば褒めてよこしたか。心の優しか娘さんで、こまか時から苦労ばしとって、思いやりのあるよう気の利いた人じゃってねぇ。そん上料理は上手か、筆ば立つ、それどころか竜三もかなわん商売の腕ば持っとるっちゅうてのう。またおなごの行儀作法、たしなみもちゃあんと仕込まれとる。ことに茶の湯の腕は大したもんってたい。源右衛門は昔、オイと一緒に茶の湯を習うたことがあるばい。この男はオイよりもうんとその道ば究めた男たい。その源右衛門が褒めっとじゃけん、これは間違いはなか。ただあんまり褒めっとじゃけん、お清は竜三に鼻薬ばきかされて肩ば持っとっとじゃなかろうかて」
大五郎は源右衛門を信じると言います。
「源右衛門、お前の言う通り竜三とおしんさんは一緒になることを許すたい。竜三とおしんさんが助け合うてこん店ば立派にやっていくごとに」
奥に駆け込む源右衛門を追いかけるおしん。
「良かったなた、大旦那様に分かって頂けてほんなこてよかった!」
源右衛門は泣きながら頭を下げます。
「若奥様がおそばについとってくんさるけ、坊ちゃまはもう何も心配することはなか!どうか坊ちゃまば、末永うよろしゅうお頼み申しますばい!」
大五郎、竜三、源右衛門の3人で祝宴が始まりました。
大五郎はおしんの作る料理を褒めて、竜三に果報者だというのでした。
間合いをみて源右衛門が台所にやって来ておしんの前に座ります。
「わしも大旦那様と一緒に佐賀さん帰して頂きますけん‼わしの役目ももう終わりましたたい。じいももう、もうろくしてしもうて後は邪魔になるだけですたい‼」
おしんは源右衛門と一緒に住みたいと言います。
竜三も残ってくれと頼むのでした。
その時、おしんに電報が舞い込んできます。
それは山形の作造の危篤を知らせるでした。
様子を見に来た源右衛門は青い顔をして椅子にへたり込んでいる姿を見つけるのでした。
<おしん81話82話の感想>
源右衛門は冷静におしんと云う人物を見極めようとしています。
感情を表に出さずそろばんや帳簿づけの能力も確認します。
そして、密かに大旦那の大五郎に包み隠さずすべてを報告していました。
いよいよだと覚悟したおしんと竜三に大五郎からの許しがあって本当に良かったですね。
源右衛門はおしんが自分の代わり以上の事ができると確信して佐賀に戻ろうと決心します。
それを引き留めようとする竜三とおしんですね。
唐突にやってきた作造危篤の知らせに愕然とするおしんは大丈夫でなんでしょうか。
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