この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第10週目「なつよ、絵に命を与えよ」の55話56話です
<前回のあらすじ>
なつは光子に引越しすることを話します。
「あなたが他人のために無理したらダメだよ。女が働くことは、それでなくても大変。しっかり、自分をもってね‼」
なつにアドバイスしながらなつと握手する光子です。
そしていつでも来てくれと続けて言う光子に謝意を伝えるなつでした。
引越しを手伝うと言う雪次郎に手伝いの代わりになつの就職祝いに参加して欲しいと頼む咲太郎です。
咲太郎は皆に天丼を作ってふるまうつもりでした。
「天ぷらは、結局衣で決まるんだ。いいネタを生かすも殺すも衣次第なんだ。粉はこうやって優しく混ぜるんだ‼」
それを聞いて雪次郎はまるで修行してきたみたいだと言います。
咲太郎が人生は何事も修行だと言った言葉尻をとらえて、だったら目標をひとつに絞らないのも在りだと雪次郎は返したのでした。
最初の夢は料理人になることでしたがいつの間にか夢がムーランルージュの立て直しに代ってしまったと言う咲太郎でした。
天丼が出来上がったころに信哉とカスミとレミ子と佐知子も加わり、咲太郎が裏方の仕事しかしないと云う話になります。
「裏の仕事がなんか好きなんだよね。いい芝居、みれたらそれで満足しちゃうんだ」
仕事と云うものは多くの目立たない人に支えらえてなりたっているものだと信哉が言います。
「なんでもいい。自分を生かすことができる仕事が見つかったら幸せだ‼」
咲太郎はそう言うのでした。
<なつぞら10週目55話56話のあらすじ>
東洋映画への初出勤の日になつは地味目の服のつもりだったけれど亜矢美のコーディネートは周りに比べると目立つものでした。
壁に白蛇姫の絵が飾られている部屋で先輩社員から説明を受けてから、さっそく机に向かって仕事を始めたなつ。
なつは隣に座って白蛇姫の色を塗っている森田桃代から指示を貰いながらの仕事になります。
「奥原なつさんには。最初にこのカットを仕上げてもらいます‼」
カットしようとセルを素手で持とうとすると指紋がつくから手袋をはめるように注意されたなつでした。
セル画を見て絵や動きに感動するなつに担当する人が描いているのだから当たり前だと言う桃代です。
誰が描いたの思うと仲努であることが分ったなつです。
仲を知っているのかと桃代から聞かれたなつは仲に憧れて会社に入ったことを話したのでした。
桃代から作画をやりたいって思ってるのかと尋ねられたなつ。
「はい。でも、仕上げも頑張ります‼」
モモッチって呼んで欲しいと言う桃代はなつと同じ年で19歳だったのです。
絵を塗るペースを上げるように別の先輩から指導を受けながら疑問に思うことを桃代に尋ねるなつです。
自分が塗っているのは想像上の動物かと桃代に聞くなつ。
「これは、パンダ。中国にいるらしいよ。脚本にあって、誰も見たことないけど、、、」
と答える桃代。
「脚本って、読むことはできないんですか?台本を読めたら色を塗っていても、このシーンのこの場面とかって考えながら塗れるので、ハリがあると思うんです‼」
台本は無理だけど絵コンテならあると桃代が教えてくれました。
時間の合間をみて絵コンテを見せてもらったなつ。
なつは自分がずっと漫画映画をつくりたいと思っていたことを桃代に話すと、桃代は高校の求人に興味本位で応募したので好き嫌いを深く考えたことがないと教えてくれました。
なつが1枚のセルを完成し終わった時には既に昼になっていました。
その間に桃代は10枚を完成させていたのでした。
なつが昼休みに色塗りのスピードを上げることを考えているところに仲と陽平がやってきました。
そして仲はなつを仕事が終わってから作画課にきてみないかと誘ったのでした。
作画課を訪れたなつは下山にあいます。
なつはふざけて下山に拳銃にうたれた振りをした時に大沢麻子にぶつかってしまい謝るのでした。
仕事を再開した下山の様子を見つめながらなつは動画を描いているのかと聞きます。
「これは、動画というよりは、原画に近いかな。原画をキレイに仕上げたものが動画の人に渡すの。東洋動画で、原画描いているのは、仲さんと井戸原さんしかいないから、、、原画も手が回らない状態なんだ‼」
原画と動画を描く人がアニメーターで、原画は中心の絵なので2人だけで書くのは大変だから手伝っているのだとなつに説明する下山でした。
翌日もなつの服装は亜矢美がコーディネートしますが昨日より派手になっています。
「これぐらい、いかなくちゃ。おしゃれは、最初で決まるんだから、、、」
戸惑うなつにお構いなしの亜矢美でした。
会社に着くと案の定、桃代からそんなにお洒落して遊びに行くようだと言われてしまうなつでした。
なつは服を持っていないので知り合いから借りていると説明したあとで、自分の生い立ちなどを桃代に話したのでした。
ここはお嬢さん育ちが多くて遊びにきている感が否めないと言う桃代です。
でも自分はお金がないから違うのだと桃代は続けます。
なつは昼休みに若い社員が外食に出掛けるなかで会社に残って白蛇姫の絵コンテを見つめるのでした。
<なつぞら55話56話の感想>
いよいよなつの東洋映画での仕事がはじまりましたね。
亜矢美から借りた服はもともとが仕事用ではないので派手なのは仕方ないことです。
仕上げの仕事をするにあたって苦労人らしい桃代との新たな出会いがありました。
最終的にはアニメーターを目指すなつですが仕上げも含めて漫画映画をつくる各工程を経験しておくことは大切ですよね。
スポンサード