この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第26週「なつよ、天晴れ十勝晴れ」の153話154話です
<前回のあらすじ>
なつは、泰樹たちのような開拓者の人たちに恥かしくない作品を届けたいと強く考えて必死に『大草原の少女ソラ』を製作していました。
そんな想いは泰樹にも届いていました。
泰樹は放送で昇る朝日のシーンをみて辛い開拓時代に何度も勇気を与えられた事を思い出していたのです。
梅雨に入る頃、『大草原の少女ソラ』もいよいよ大詰めです。
麻子も皆に発破をかけます。
その頃になっても目の回るような忙しさは続いていて、毎週の締め切りが守れず、放送の前日になんとか間に合わせることを繰り返しでした。
前日の仕上がりになる事でのトラブルも散発していました。
でも、マコプロダクション初の独自制作作品として手掛けた『大草原の少女ソラ』も、遂に最終回を迎えることができました。
大仕事をやり終えたマコプロダクションのスタッフたちは、ささやかな打ち上げで、皆は互いを労いながらも大きな達成感を得ていました。
なつと一久が家に帰ると、富士子が出迎えてくれます。
「お疲れさま‼いつ身体を壊していまうかと心配したけど、、、本当によく頑張ったね‼」
なつは、富士子の助けがあって大きな仕事をやり遂げることができたのでした。
こうして、なつに見送られながら富士子は、打ち上げの翌日に十勝に帰っていきました。
<なつぞ153話154話のあらすじ>
夏休みになって、今度はなつが十勝に帰りました。
今回は、一久と優の他にも千遥と千夏も一緒での帰郷です。
柴田家に着くと、なつたちを出迎えてくれた富士子の顔を見るなり優が飛び付きます。
他の皆もなつたちを歓迎してくれたのでした。
しかし、泰樹はと云えば照れくさいのか姿を見せずに、古い牛舎で仔牛の面倒をみていました。
なつは家族との挨拶を済ますとすぐに泰樹を探しに行きます。
「じいちゃん、ただいま!」
声を掛けられるのを待っていたような嬉しそうな顔をしてゆっくりと振りむいた泰樹。
「おお、、、お帰り、、、‼千遥もよう来たのお、、、」
そして、泰樹は千遥のことを包み込むように両腕で抱きしめたのでした。
その顔からは涙が頬を伝わって流れ出ていました。
なつは、泰樹の深い愛情を感じて自分も戸惑う少し千遥と一緒に涙したのでした。
柴田牧場は前回に千遥を連れてやってきた時とは随分さま変わりしていました。
牛舎での搾乳は、依然は昔ながらの手によるものでしたが、すべて電動のバケットミルカーでと云う機械で行われるようになっていました。
搾乳した牛乳を一時保管するための小屋も改装されていました。
富士子と砂良のアイデアでオープンスペースをつくり、そこでアイスクリームを直売するカフェになっていたのです。
翌日、帰郷の挨拶をするためになつたちは雪月を訪れました。
雪月でも大歓迎されたなつたち。
「なっちゃん、いらっしゃい‼」
とよが出迎えてくれると雪次郎も姿をあらわします。
「なっちゃん、帰っていたのかい?」
なつは夏休みにかけての帰郷であることを話したあと、お互いの近況についても報告し合ったのでした。
帰りは、夕見子が車で柴田家まで送ってくれました。
ところが、牧場についた頃から天気が崩れて大雨が降りはじめたのです。
その頃、柴田家の居間では照男が古い牛舎を立て直す新しい牛舎に導入する最新の機械について話をしていました。
大きな借金をすることになるけれど、牛を増やすことで返済できると見積もっていた照男でした。
でも、富士子は借金することに少し不安を感じていて、泰樹に相談していました。
そんな泰樹は不安そうな富士子に応えます。
「照男の好きにすればいい、、、これは、照男の開拓なんじゃ、、、照男が覚悟を決めればいいことじゃ、、、」
その頃には、既に90歳をすぎていて、以前のようなみなぎる気力も体力もなくなっていた泰樹は照男の時代になっていることを富士子に伝えたのでした。
<なつぞら153話154話の感想>
時間とともに変わっていっているのは故郷の十勝も同じでしたね。
既に90歳を越えた泰樹らは以前のような荒々しさが影を潜めて、内面に秘められていた優しさが表面にでてきたように思えます。
それは、照男が柴田牧場を継いでいけると思い始めたからなのかも知れませんね。
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