はね駒
は、1986年に放送された第36作のNHK連続テレビ小説です。
明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者の描いたこの人気ドラマは2020年の春からBS放送で再放送が始まっています。
今回は沢田研二さんが演じて話題となったモデル松浪先生についてと、ジュリーさんの登場回、再登場回について紹介します。
はね駒こんま:松浪先生のモデルと言われている押川方義さんのプロフィール>
[生年月日・没年月日]
1849年12月28日~1928年3月10日
[生涯]
松山藩士の橋本昌之の3男として生まれるが、押川方至の養子となり押川を名乗る。
日本人のキリスト教宗教家であり教育者でもある。
明治期日本におけるキリスト教主義教育の先駆者のひとりと言われていて、東北学院及び宮城学院を創立している。
<松浪先生の役どころ>
東北女子学校の教師で妻に先立たれていいて祖母とふたりで暮らしていました。
主人公の橘りんとは二本松提灯まつりで男衆に突き飛ばされたところを助けたのが出会いで、りんは松浪への恋心から東北女子学校の給費生として入学します。
元は剣術の腕はかなりたつ徳島藩出身の武士であったが、徳川幕府の300年体制崩壊を目の当たりにして自分が信じていたものを失いますが、その後で出会ったキリスト教に感銘して改宗したのでした。
温厚な性格であるが教育に関しては厳しく、平等であることを説き特別扱いを嫌っていました。
主人公のりんが東北女学校で落第点をとってしまい、特別講義を頼まれるが松浪は特定の生徒を贔屓しないと断ります。
しかし、最終的にはりんの必死さに折れて夏休みに特別講義をすることになりました。
その後、生徒の退学騒動の際に勉学の道を閉ざしたくないと受け入れ先を探したことが、風評の元となり自ら学校を去る事にしたのでした。
はね駒こんま:沢田研二さんの見どころ 登場回紹介>
[第1話]
14歳のりんは祖父母を迎えに福島県の二本松にやってきました。
ちょうど二本松の提灯祭りが催されており、祖父の橘徳右衛門に連れられて出かけます。
我を忘れて祭りに見入っている間にりんは祖父の姿を見失ってしまいます。
祖父を探しているときに山車が迫ってきてよろけたりんは山車につかまってしまいました。
すると、祭り男が汚らわしい女は触るなとりんを突き飛ばしたのでした。
りんは近くにいた見物客の男に抱き起されます。
男は、男も女も同じだと言いながらりんの痛めた足を手当してくれた後、去っていったのでした。
[第6話]
りんは許嫁の新之助と結婚するのが嫌で学校の授業も上の空でしたが、教師の手伝いをしないかと大場先生に誘われます。
その頃に、キリスト教の伝道師一家の中河鶴次が隣に引っ越してきました。
ある日、りんが家に戻ると母親のやえから鶴次のために神父を迎えにいくように頼まれます。
やえは、その人は鶴次が神様のように尊敬している人だと説明してくれます。
りんが出迎えにでると、馬に乗ったひとりの男と若い女性があらわれました。
女性の名前は高木みどり。
そして、馬に乗っていた男は二本松の提灯祭りでりんの足を手当してくれた男だったのです。
中河鶴次を訪ねてやってきたのは松浪毅と云う神父だったのでした。
[第48話]
松浪先生は過労とショックで倒れてしまいました。
お見舞いに来たりんに向かって松浪先生が唐突に自分の考えていることを打ち明けはじめます。
何と、今年いっぱいで東北女学校を辞めてイギリスのエジンバラにある大学にいくつもりだというのでした。
そこでは、松浪先生の恩師が教鞭をとっていて、自分も誘われたのだと説明するのでした。
沢田研二さんジュリー再登場回はこの回か 感想>
沢田研二さん演じる松浪先生は当初第48話で出番がなくなる予定だったようです。
でも、視聴者から多数の再登場の要望があったようで、全156話で完了するドラマの第148話あたりから再度姿を見せてくれそうです。
現状ではBS再放送での最終回の放送は2020年9月30日(水)が予想されるので、再登場の沢田研二に会えるのは9月までお預けです。
放送が待ち遠しいですね。
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