はね駒は、1986年に放送された第36作のNHK連続テレビ小説です。
明治時代から大正時代にかけて活躍した女性新聞記者の描いたこの人気ドラマは2020年の春からBS放送で再放送が始まっています。
今回は第85話と第86話のあらすじを紹介します。
<第85話のあらすじ>
嘉助に紹介したもらった英語塾で詐欺にあってしまったりんは次の仕事を探しますがなかなか見つからないまま師走を迎えてしまいます。
ある日、りんは母親のやえと奉公人などの仕事の斡旋や仲介を生業とする桂庵を訪れます。
しかし、りんの女学校を出ている高学歴を使いにくい理由にされて断られてしまいます。
途方にくれているりんでしたが偶然にも女学校時代に顔なじみだった高木みどりと再会しました。
彼女も知らぬ間に東京に出てきていたのです。
久し振りの再会で近況を確認しあうふたり。
彼女は新聞記者として働いてるのだと言います。
しかしその頃の新聞記者は硬派な士族が多い業界で際立った男社会だったのです。
それでも、みどりは女性がいない厳しい記者の仕事に苦労しながらもいきいきと頑張っていました。
そんなみどりの話を聞いいて彼女らしいと思う反面で、りんはますます東京で女性が働くことの難しさを痛感させられるのでした。
<第86話のあらすじ>
高木みどりと別れたりんは母親のやえと職さがしを続けます。
すると『通い女中入用』の張り紙がふたりの目にとまります。
そして躊躇することなくその家に飛び込んだのでした。
家の中で奥向きの仕事をすべてこなしてきたと言う乳母のキクを面談したところ、りんは家から通う女中として雇ってもらえることになりました。
一方、その頃になると痛めた腰も治って仕事にいけるようになった父親の弘次郎はおにぎり2個の昼食で重労働の材木の荷揚げを再開していて女房のやえも喜んでいました。
橘家に戻ってさっそく通いでの手伝い仕事が見つかったことを家族に報告するりんとやえ。
しかし、祖父の徳右衛門と祖母のことは余り乗り気ではありません。
最後は父親の弘次郎がりんが納得しているなら良いと認めてくれたのでした。
そんなところに、小野寺源造が橘家を訪ねてきたのです。
<第85話と第86話の感想>
今と違って東京で女性が働ける仕事は子守とかお手伝に限られていたようです。
高学歴の女性は子守とかお手伝は向いていないと思う偏見もあったのかも知れません。
いずれにしても、偶然に見かけた張り紙でりんの通いの家事手伝いの仕事がみつかってよかったです。
仕事探しの途中で久々に再会した高木みどりがやっている新聞記者の仕事は大変そうですね!?
大変だからこそやり甲斐もあると思っているみどりの姿をみてりんは何を感じたのでしょうか?
弘次郎の腰が治って、りんの仕事が見つかったので東京での生活は目途がたったようです。
福島では働いていた母親のやえも仕事を探し始めるのでしょうか?
今後の展開が楽しみです。
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