エールネタバレ86話87話88話 18週の1話ごとのあらすじ紹介です。
<エールネタバレ第86話のあらすじ>
『報告音楽協会』から慰問団の一員として戦地に行けと言われた裕一は、音や鉄男の反対を押し切って指示にしたがうことにします。
そんな裕一が向かったのはビルマでした。
そこは、日本軍が『インパール作戦』を展開していた最激戦地のひとつだったのです。
裕一は作戦司令部に出入りするようになって毎日のように訪ねていましたが、戦況は作戦とおりに進んでいない気配を感じ取っていました。
そのせいか、前線に向かえと言う裕一への命令はなかなか下されませんでした。
そんなある日、同じ慰問団のメンバーである作家の水野伸平や画家の中井潤一が最前線に出向くことになります。
彼らは自ら戦地に行きたいと志願していた結果だったのです。
その頃、裕一の故郷の福島には音と華の姿がありました。
古川家のマサの看病をするために疎開していたのでした。
2ケ月が経過して、前線から中井が戻ってきて現地の様子を描いたスケッチを裕一に見せて地獄絵だと告げます。
そんなある日、従軍記者の大倉から恩師の藤堂がビルマにいることを教えられた裕一は恩師のもとに行きたいと思うのでした。
<第87話のあらすじ>
藤堂が近くに居る事を知らされた裕一は作家の水野が作詞したものに裕一が曲をつけた『ビルマ派遣軍の歌』を恩師に捧げたいという強い願望に駆られます。
しかし、祖国で無事を祈っている音や華の気持を考えると藤堂が居る危険な最前線にいくことを躊躇してしまいます。
その時の裕一は前線からは離れていて比較的安全な場所にいたし、音と華は裕一の故郷の福島に疎開して古山家の皆と穏やかな日々をおくっていたのでした。
迷った裕一は前線が地獄だと教えてくれた画家の中井に相談します。
中野は自分の行いの正しさを確かめるために前線にいくのならやめた方が良いと裕一を諭します。
でも中野の言葉に自分の音楽で皆を勇気づけたいと云う想いを思い出した裕一は危険を覚悟で前線にいくことを決心したのでした。
持てるだけの楽器を抱えて藤堂が指揮する部隊がいる場所を訪ねた裕一。
裕一にとって幸いだったのは恩師の部隊は前線で戦うのではなく後方で補給路を警備する任務にあたっていたと云うことでした。
そうしてふたりの師弟は異国の地で前線の地で再会を果たします。
藤堂は裕一と握手を交わした後で自分の部隊の中にいる楽器を奏でることができる兵士を紹介したくれたのでした。
<第88話のあらすじ>
さっそく到着した翌日に演奏会を開くことにした裕一は恩師から紹介してもらった楽器を奏でる事ができる兵士たちと練習を始めます。
藤堂先生は練習中にもかかわらず裕一が作曲した『ビルマ派遣軍の歌』を気持ちよさそうに歌います。
そしてその夜は裕一を歓迎するための宴が催されました。
ふたりは酒を飲みながら先生と生徒だった頃の昔話に花を咲かせます。
それは藤堂にとって死と隣り合わせの日々のなかでのささやかな幸せの時間になっていたのでした。
そして藤堂は自分にもしものことがあったらと妻の昌子宛の手紙を裕一に託します。
演奏会の当日になると戦時歌謡で有名になっていた裕一が演奏会を開いてくれると云う言で大弾幕まで垂れ下がっていました。
しかし、最後のリハーサルをしようとした瞬間、突然銃声が響きわたります。
敵軍の攻撃です。
恩師の藤堂は咄嗟に裕一を車の下に押し込みました。
激しい銃撃戦が始まり修羅場と化してしまった演奏会場。
しばらくして、裕一の目の前で藤堂が撃たれて倒れ込んでしいます。
裕一は倒れた藤堂を自分の方に引き寄せて必死に恩師の名前を呼び続けたのでした。
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