エールネタバレ96-97-98話では【智彦が貿易会社を辞めて、闇市のラーメン屋に修行にいきます。
20週の内容ネタバレになります。
エールネタバレ96話のあらすじ
初出勤から1ケ月が経ったころ、会社での評判も上々の智彦でしたが、松川が自分を会社に誘った理由は同期がラーメン屋では恥ずかしかったからだと知らされて複雑な想いにかられます。
そしてその日の夜、闇市で知り合った戦争孤児のケンに土産のチョコレートを渡そうと考えた智彦。
しかし、ケンは闇市のいつもの場所で毛布にくるまったまま動かいでいたのです。
智彦はすぐに病院にケンを連れ込み吟に必要なものを持ってこさせますが幸いにも大事にはならないことが分かり安堵するのでした。
ケンのことを友だちだと説明する智彦に怪訝そうな顔をした吟でしたがケンの世話のために病院に通っている内に吟は彼と打ち解けていきます。
ケンが退院した夜、吟はこのところ思い詰めているような智彦に話しかけます。
自分の生き方ができる選択をして欲しいと吟は智彦に自分の想いを伝えます。
するとあくる日には晴れ晴れとした顔で松川に辞表を手渡した智彦。
その足で智彦が向かったのは闇市でのラーメン屋でした。
智彦は店主の天野に土下座してもう一度働かせて欲しいと頼みます。
ふたたび屋台で働き始めた智彦は天野からラーメンの作り方のすべてを伝授されます。
しばらくして自らは代々木に店を開くとして屋台を智彦に譲った天野。
譲り受けた屋台のラーメン屋にケンを雇い入れると同時に関内家で寝食を共にするようにしたのでした。
そんなある日、古山家にビルマで一緒だった新聞記者の大倉が訪ねてきました。
大倉は『全国高等学校野球選手権大会』の大会化の作曲を頼みにきていたのでした。
裕一が大倉の依頼を引き受けたのを機に、今度は音がオペラ『ラ・ボエーム』のオーディションへの挑戦を決心したのでした。
<第97話のあらすじ>
コロンブスレコードで仕事を終えた裕一と鉄男を歌手の藤丸が誘い出します。
ふたりは彼女に闇市近くの家へと案内されます。
家の中では薄汚れたひとりの男が飲んだくれていました。
ふたりはすぐにその男が久志であることに気づきます。
そこに居たのは変りはてた姿の裕一と鉄男の同郷で幼馴染の久志だったのです。
すると藤丸が困り果てた様子で久志のことを語り始めます。
しかし、久志は裕一や鉄男とまともに向き合う気はなく、それ以降何度も訪ねるふたりに心を開こうとはしませんでした。
一方、大倉からが話していた高校野球選手権の大会歌の歌詞の選考会がとり行われた結果、裕一が推薦していた『栄冠は君に輝く』に決まります。
その歌詞にメロディーを付けた楽譜を持って久志を訪ねた裕一。
久志に歌って欲しいと楽譜を見せる裕一でしたが、同情なんか受けたくないと頑なに断られてしまうのでした。
<第98話のあらすじ>
久志の承諾を得られないまま自宅に戻ってきた裕一を藤丸が訪ねてきました。
裕一が帰った後で、久志が姿を消してしまったと助けを求めに来たのです。
それを聞いた裕一には久志の行き先の心当たりがありました。
それは3羽カラスの故郷だと考えて、裕一はすぐに福島に向かうことにします。
裕一の感は当たっていて、久志は実家に戻って父親の墓前を訪れていました。
福島まで追いかけてきた同郷の友に向かって久志は重い口を開き始めます。
戦争中の久志は戦時歌謡のスターであったことが終戦により非国民扱いの罵声を浴びせられた挙句に亡くなっていたのでした。
自分のせいだと言う久志。
久志も自分と同じように戦争のトラウマから抜け出せないでいたのだと裕一は久志にかける言葉を見つけることが出来ません。
どうしたら久志を再起させられるのか悩んだ裕一は劇作家の池田に助けを求めます。
裕一の熱意を感じた池田は久志のために『夜更けの街』と云う歌詞を書き上げてくれます。
そうして、久志の復帰作となる歌ができあがりスタジオで久志によるレコーディングが行われることになり、心配していたかつての仲間たちも安堵するのでした。
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