丘上あい先生の漫画「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」ドラマでも放送されていて話題の作品です。ドラマは最終回を迎えましたが、原作漫画は完結してなくまだ続きがあります。
そのギルティ漫画最新話の9巻40話41話42話43話44話以降までネタバレを紹介します。
以下、9巻収録の40話41話42話43話44話のネタバレあらすじの内容となっていますが、まんが王国というサイトではギルティの最新話・最新刊がどこよりも早く読めますよ↓↓
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前回40話では、瑠衣を助けたのが爽だということが判明。それは秋山のために守った命で、その事実を知った秋山は…?
・前話40話までの一括まとめは⇓
・次の巻 10巻の内容ネタバレ⇓⇓
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目次
ギルティ最新刊9巻40話ネタバレ
爽はチートンが閉店した後も飲むスピードが止まらない。
ハイボールのペースが凄い姿に、龍らは驚く。
龍は終電がない事を心配しつつ、そのまま嫁に来てくれたらいいのにと呟く。
それを聞いた爽はそれをそのまま受け取り、そうしようかと呟くのだった。
その返事に、龍も本気になる。
しかし爽は、秋山の離婚や、瑠衣が記憶もなくして自分を慕って来た姿を思い出し、涙が出てくるのだった。
情緒不安定になっている様子だ。
お酒を美味しく飲めないくらいに酔ってしまった爽だが、龍らには、これまでの事をどうにか話せたみたい。
爽は、瑠衣の意識が戻ったはいいけど、今までと性格が変わってしまった事が受け入れがたいのだった。
子供になってしまった瑠衣
秋山の家に、泉川から瑠衣の荷物一式が届く。
一緒に入っていた手紙には、今の瑠衣の心の拠り所は、秋山の父親と秋山のみだということが記載されている。
泉川は今の瑠衣を支えられるのは、秋山だけだと考えているようだった。
秋山の店で働いている若菜も、瑠衣の変わってしまった姿を見て驚く。
瑠衣は、なんと若菜の娘の恵那と、仲良く遊んでいるのだった。
ぬいぐるみを抱えたままでゲームに集中できないという瑠衣。
恵那がぬいぐるみを持ってあげるというも、瑠衣は、これはお父さんに買ってもらった大切な物だと言って離そうとしない。
瑠衣はその後、3時間も恵那と遊び、若菜はその姿について、秋山に伝えるのだった。
それを聞いた秋山は、瑠衣はずっとそういう感じだと答える。
若菜はすぐに爽にも報告する。
若菜は、瑠衣を疑うべきだと思いながらも、その姿から秋山に拘っているようにはみえないというのだった。
自分の主張がおかしいとはわかっていながら、子供を育てている若菜には、その姿は自然に見えるのだった。
瑠衣がまるで恵那と同じくらいの子供にしか見えないのである。
だから秋山も瑠衣を放っておけないのだろうと伝えた。
夜になり、瑠衣は自分の部屋でぬいぐるみに話しかけていた。
恵那との楽しかったことを話す瑠衣。
食事の時もぬいぐるみは手放さず、膝の上においたままだ。
秋山はぼーっと瑠衣を眺めながら、こうなる前の瑠衣の事を思い出していた。
海に行った事を覚えているかと瑠衣に尋ねる秋山。
瑠衣は、江ノ電に乗った事や、秋山がした事、その日の天気まできちんと覚えていた。
秋山さえ忘れている事でさえ、すらすらと話す瑠衣。
だけど、話すことはまるで子供のようだった。
泉川と裏て繋がっていた瑠衣
瑠衣にちょっと用事があると言い残し、秋山は爽に会いに行く。
爽は会社を出てすぐに秋山がいることに気付いたが、無視しようとする。
しかし、そんな爽の腕を、秋山は掴んでとめるのだった。
秋山がいなくなり、瑠衣はぬいぐるみの背中のファスナーの中からスマホを出した。
スマホの中には、日記の写真が入っていた。
瑠衣は、当時瑠衣が書いていた日記の写真を見て、ニヤリと笑うのだった。
その写真が、泉川が撮ったものだった。
泉川は、瑠衣の家庭教師時代から、瑠衣の母親の明奈の事がすきだった。
旦那に追い出され、瑠衣を取られると泣いている明奈に誘われて、関係を持った泉川。
明奈は結局旦那と離婚することになり、瑠衣も引き取ることになったと泉川に告白する。
大学生だった泉川は、大学を卒業したら一緒になりたいという気持ちを伝える。
すると明奈は、鞄の中からエコー写真を取り出すのだ。
泉川は、自分の子供だと知り、明奈と結婚できると喜ぶ。
しかし、明奈は既に子供をおろしており、結婚は無理だというのだった。
そして、目の前でたばこを吸いながら、お金だけ払えばなかったことにするという明奈。
そして、瑠衣はなついているから家庭教師は続けてほしいという明奈を見て、唖然とするのだった。
そんな明奈とそっくりな瑠衣。
しかし、瑠衣は自分の思い通りに動くところが違っていた。
瑠衣は、ぬいぐるみをスマホに仕込み、こっそり泉川と連絡をとっていた。
一方、爽は秋山と歩いている。
無視した事を謝りながら、自分の気持ちの整理がつかない事を伝える。
瑠璃が子供のふりをしているのが未だに信じられないのだ。
しかし、秋山は、今までの瑠衣とは違うと言い切る。
そんな姿を見て、ますますショックを受けた爽だった。
そして、爽は、秋山を待てないと帰ろうとするのだったが・・!?
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<ギルティネタバレ9巻41話>
2ケ月前のある日、爽は睦月の行動が怪しいと心配して一真や守屋と連絡を取ろうとしていなしたが、ふたりともつかまえる事ができませんでした。
そして、ひとり焦っているさやかの元に秋山から連絡が入ります。
爽は睦月が瑠衣を狙っていることを秋山に伝えようとしますが、もう手遅れで秋山の連絡は瑠衣が睦によって突き落されたことを知らせるためだったのです。
秋山からの知らせで急ぎ彼と合流した爽の目の前には、すでにぐったりしている瑠衣の姿がありました。
秋山は動転していて瑠衣が息をしていないと言います。
それを聞いて急いで爽が瑠衣の鼓動を聴くために胸に耳をあてますが、幸いにも心臓は動いていました。
茫然としている秋山に救急車の手配を頼んだ爽は瑠衣の蘇生マッサージを始めます。
母親の為に受講していた蘇生マッサージを、自分を散々悩ませてきた瑠衣に施すことに矛盾を感じながらも、なんとかして彼女の呼吸を復活させようと必死になっていた爽。
その時の爽の心情は複雑そのものでした。
瑠衣のことを可哀想だとは思いたくはないが、瑠衣のことで秋山が悲しむようなことになって欲しくない。
だから死ぬなと泣き叫びながら救急車がくるまで休むことなく蘇生を続けた爽でした。
やがて救急車がやってきて瑠衣が運ばれていき、必死の蘇生マッサージで疲れ切った爽がひとりその場に残されます。
そして、紙切れが落ちているのに気付いた爽。
それは睦月が持っていたと思われる弥生の日記のページでした。
睦月に対する爽の心情も複雑でした。
弥生の日記のページをポケットにしまい込んだ爽は、睦月が逃げてくれることを心の中で祈ったのでした。
そして今になって、爽が瑠衣を助けたのは自分の為だと知った秋山。
秋山がそんな爽を抱きしめているところに怒りを露にした守屋があらわれて、会社に戻るように爽に指示したのでした。
そして秋山に向かって八方美人だと指摘した守屋。
美和子も瑠衣も爽のすべてを守ろうとして誰も守れなかったと守屋は秋山を責めます。
しかし守屋の本心は爽が寄っていく秋山への嫉妬からくる嫌がらせだったのです。
会社に戻った爽と守屋は雰囲気がかわった結にでくわします。
睦月と関係を持っていて瑠衣の1件以来ふさぎこんでいました結は子会社で働くことになっていて、爽も異動になったことを知っていました。
それが自分のせいだとちゃんと謝りたかったと泣きながら話す結と翌日に会うことを約束した爽。
あくる日は駿が施設を出る日でもあったのでした。
迎えに来た駿の祖父は愛想よく施設長と会話して引き取りますが、車に乗せた瞬間に態度を一変させたのでした。
その頃、結と約束した爽はカフェで話をしています。
瑠衣を突き落とすようなことをする睦月と関係を持っていた事を知って表情を青くした結。
爽から瑠衣が助かったことを聞いた結は自分に何かできないかと尋ねますが、睦月のことを知気になったことは仕方のないことだと諭して、瑠衣や睦月のことを忘れて幸せになることが大切だと話したのでした。
爽と別れてカフェをでた結が自宅であるアパートに帰るとそこにはが待っていました。
そして、震えながら瑠衣が一命を取り留めていたことを睦月に伝えた結。
睦月は2カ月前に瑠衣を突き落したあと結に助けを求めていて、彼女も彼への想いからかくまっていたのでした。
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<ギルティネタバレ42話>
瑠衣が突き落された現場に落とされていた弥生の日記の切れ端は2枚だけだったため他にも拾えなかったものがあったかも知れないと考えていた爽。
2枚の切れ端には、真一は悪趣味な女を選ばないだろうと云うことと爽が奥さんではないかと考えていたことが書かれていました。
そして真一に似てきた駿を自分が縛り付けてしまうことを心配している気持についても綴られていたのです。
弥生の日記を読んだ爽が駿の寂しさを想っていた頃、施設をでた駿は迎えに来た祖父から逃げ出していました。
そして睦月が住んでいたマンションに行って扉を叩きましたが誰も居ないようで戸惑っていると祖父の部下たちが旬の後を追いかけてきたのか姿をあらわします。
部下の男たちが自分や睦月のことを社長のお荷物でしかないと話しているのを聞いて複雑な気持ちになった身を隠していた駿。
そして自分の足元に何やら紙切れが落ちているのに気付いて拾い上げます。
ところが、それを読んだ駿は鳥肌をたてて座り込んでしまったのです。
一方、瑠衣を突き落してから結のところに身を隠していた睦月は彼女から今後のことを聞かれます。
そんな結に向かって、これ以上の迷惑はかけたくはないから出て行くことを告げたのでした。
引き留めようとする結に置いてきてしまった駿のことも心配だと話す睦月。
さらに、マンションに証拠品を残してしまっているから自分の代りにそれを回収してきて欲しいと睦月は結に頼み込みます。
同じころ、爽のところに公衆電話からの着信があります。
誰かと不思議に思いながら電話にでると無言のままだったため悪戯電話なら切ると告げると助けて欲しいと泣きながら頼んでくる声が聞えたのです。
電話の主は駿でした。
爽が弥生への償いの想いもあって会いに行くと、駿は睦月に会いたいと泣きながら懇願したのです。
そんな駿の姿を見ていて爽は真一にそっくりだと感じてきて、ひとりぼっちになってしまった駿を抱きしめながら助けてあげたいと心底思うのでした。
結が睦月に頼まれてマンションに置きっぱなしにしてある証拠品をとりにきます。
出がけに警察や秘書がいる可能性があるので注意するように言われていたこともあって自分の鼓動の高まりを感じていた結はマンションの階段のところで誰かが座っているのに気付きました。
そして不意に声を掛けられて驚いた結は面識こそありませんでしたが座っていたのが駿であると確信します。
少し迷った挙句に駿を睦月がいる自分の家に連れて帰ることにした結。
結が駿を連れて帰ってきたのを見た睦月は驚きの様子でどうして祖父のところに行かなかったのかと尋ねます。
するとポケットに手を入れたまま穏やかな顔つきで駿は自分で仇をとったことを明かしたのでした。
何か異様なものを感じた睦月は駿にゆっくりポケットから手を出すように言います。
睦月に従ってポケットから出された駿の手には血まみれのナイフが握られていました。
右手にナイフを持ち左手に名刺とくしゃくしゃになった紙切れを持った駿の姿を見て結は小さく悲鳴を上げます。
名刺は駿が施設を出る時に施設長から渡された爽のものでした。
そしてくしゃくしゃの紙切れは弥生の日記の切れ端で、爽が悪魔のような女だと書かれていたのです。
睦月のマンションで弥生の日記の切れ端を拾った駿は、それまでは爽を頼ろうとしていましたが母親の日記を読んで仇を取ろうと心に決めていたのです。
爽は呼び出されて抱きしめたときに駿にナイフで刺されてしまっていました。
駿は爽が母親を苦しめただけでなく自分を騙して睦月の居場所を探ってきた悪者だと勘違いしてしまったのでした。
それを聞いた睦月は自分のせいで駿が過ちを犯してしまったことを悔やみ、駿にその日の出来事を決して他言しないように言い聞かせて手を洗わせてナイフを自分で持ってから結に警察を呼ぶように言ったのです。
パトカーが来ると母親の役に立てたと笑顔を見せる駿に涙を流しながら微笑むと自分がやったと警察に自首しました。
爽が刺されて病院に担ぎ込まれたことは真一や若菜の耳にも届きます。
若菜からことの次第を聞いた秋山は愕然としますが、爽の容態は輸血こそしたものの命に別状はありませんでした。
そして自首した男が子供を庇っているかも知れないと警察から思われていることも若菜たちは知っていたのです。
若菜から爽が入院している病人に見舞いにいこうと誘われた秋山が悩んでしたとき瑠衣が笑いだします。
子供向けのTVを見て笑っているように見えた瑠衣は若菜の話をすべて聞いていて真一の子供を欲しがっていた爽が真一の子供に刺されたことを理解していたのでした。
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<ギルティ9巻43話のネタバレあらすじ>
爽が刺されて病院に運び込まれたことを知った若菜はそのことを秋山に伝えます。
しかし、店に予約が入っているからとすぐには病院に駆けつけられないと返します。
どうしたのかと不思議に思った若菜でしたが秋山からは今はいけないとだけ言われてしまいます。
病院でベッドに横たわってテレビを見ながらひとりで考えを巡らせていた爽。
爽は結が睦月をかくまっていたことを知って何やら考えていた時に真一が駆けつけてきました。
リンゴを剥きながら何も話さない爽に向かって真一は駿に刺されたのではないかと尋ねます。
真一は睦月と一緒にいたところで駿が保護されたことを知っていたため、爽が睦月と駿を庇おうとしているのではないかと考えたのでした。
駿に刺されたのなら自分に責任があると言う真一に対して爽は自分で変わろうとして正しいと信じたことがまったく上手くいかないと呟きます。
それから真一は爽の身の回りの世話を自分にさせて欲しいと言い出したのです。
爽のおかけで今の自分がいられるのだから爽と爽の母親のために自分が何かしたいのだと懇願したのでした。
一方、秋山の店に戻った若菜が店もひと段落ついた頃を見計らって瑠衣のことを相談しようとしたときに美和子が姿をあらわします。
美和子は秋山に電話したけれどつながらなかったので訪ねてきたのだと言い、若菜が手伝っていることに気づいて挨拶をしたのです。
秋山は気になっている蛍太のことを尋ねますが美和子は荷物を取りにきただけだとつれない返事だけを残してリビングの方に向おうとします。
リビングには瑠衣がいることを思い出した秋山ですが時すでに遅く、美和子と瑠衣は顔を合わせてしまいました。
瑠衣から誰なのかを訊かれた美和子はどうして彼女がいるのかと震えだしてしまいます。
美和子にここに瑠衣がきた経緯を説明する秋山。
すると美和子はこれまで秋山に誤らせてばかりさせたことを詫びます。
自分も秋山を騙すようにして結婚したのに秋山は一度もそれを責めなかったと昔のことを思い出した美和子。
そして、美和子はずっと秋山を信じて傍にいれば良かったと言い残して店から出て行ったのでした。
すると外では瑠衣が待っていて美和子を睨みつけます。
そんな瑠衣に向かって、そんなことをしなければ秋山の傍に置いて貰えないなんてみっともないし哀れだと言い放った美和子。
それから自分には秋山と本物の絆があることを告げて美和子は去っていくのでした。
翌日になって秋山は瑠衣のことを相談したいと守屋に連絡をとり待ち合わせをします。
秋山は自分が前に進むためには瑠衣の嘘を終わらせなければならないと思っていました。
それが終ってからでないと自分は爽には会いにいけないと考えていた秋山。
守屋に向かって秋山は母親が死ぬ時に妊娠していたことを話しはじめます。
身体が弱くふたり目は無理だと言われていたのに逆らったため母子ともに助からなかったと言います。
生れてくるはずだったのは女の子で、秋山は楽しみにしていた妹と母親を同時に失っていたのです。
自分の父親は瑠衣に生まれてくるはずだった女の子を被せたのかも知れないと話す秋山。
秋山の話を聞いた守屋は本来なら爽が聞くべき話だと謝って、爽のために自分が出来る事をしたいと告げます。
別れ際に守屋から自分が前に進むために何をすべきかについて本当はわかっているはずだと言われた秋山は家に戻ってから蛍太のものが入っている段ボール箱を開けたのでした。
そして取り出したベビーモニターを瑠衣が風呂に入っている間に瑠衣の部屋に設置したのです。
瑠衣が部屋に戻ったのを確認してから秋山は浴室に行ってシャワーを出すと浴びることなく部屋に戻ってモニターを覗き込みます。
するとシャワーの音で秋山が風呂に入っていると思い込んだ瑠衣がスマホを取り出して泉川と話はじめたのです。
泉川と子供のふりは飽きたからもう少し経ったら思い出したことにしたいと告げる瑠衣。
ベビーモニターで瑠衣の芝居が明らかになった瞬間です。
そしてスマホに向かって秋山の一番になるためだったらどんなことでもすると話す瑠衣を見て嫌悪感で涙を流しながらモニターを見続ける秋山だったのでした。
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<ギルティ9巻44話のネタバレあらすじ>さやかと瑠衣が…
さやかが退院する日、若葉は秋山に会いに行かないでいいのか?と聞くのですが、秋山はどうも会いに行くつもりはない様です。
若葉は実家に帰るとお母さんの面倒も見ないといけないから、そのことも心配なんだと続けます。
するとそれを聞いた瑠衣はスタスタとどこかへ走って行くのですが、その顔はなにか笑みを浮かべている様な・・。
秋山はさやかには会いに行くつもりがないみたいなのに、大事な用事があるからと午後の営業は休みにすると言います。
秋山は父親との会話を思い出していました。
車いすに乗った父親は秋山に話をしないといけないことがあったな・・と、母親と一緒に亡くなってしまった”あの子”について話し始めました。
父親は辛くて名前すら付けてあげることが出来なかった事、命がけでも生みたいと願っていた奥さんである恭子の気持ちが分からなかったと言います。
そして”あの子”は恭子を迎えに来た天使だったんだと言ったけれど、本当は命を奪いに来た悪魔と思う事もあったと。
けれど父親は秋山と2人で過ごしていくうちに恭子が命がけで守りたいと思っていた気持ちが分かったのでした。
やがて瑠衣が家にやってきた・・その時は”あの子”が帰って来てくれたんだと思うと同時に、瑠衣には身代わりだと感じさせたくなくて話ができなかったのでした。
父親が亡くなって荷物を整理している時に見つけた名づけ案の書かれたノート。
そこにはいくつかの女の子の名前が書かれたのでした。
「いま、何て言ったの?」
瑠衣は秋山に言われた言葉を聞き返すと「出て行ってくれ」とはっきり言われたのでした。
びっくりしたような瑠衣に秋山は演技していた証拠が映るものを見せ、父親と受け入れた大事な家族だったから手放せなかった事、色々な事を受け止めよとしていたけれど・・自分たちはもう家族でない、泉川先生の所にでも戻ったらいいと言います。
「私を捨てるの?」悲しそうに俯く瑠衣に、秋山ははっきりと「そうだよ」と・・。
瑠衣は泉川と電話をした時に、お兄ちゃんにはお父さんの名前を出していれば自分を受け入れると言っていました。
秋山はその言葉を父への侮辱だと感じたし、両親を亡くした自分を死で縛りつけてきたんだと感じていました。
もう一緒に居たくないとはっきりと伝えます。
瑠衣は悔しそうな顔をしながら秋山の家を出て行きました。
そして雨の中を歩きながら泉川にバレちゃったと電話をします。
瑠衣はその時、ふふふっと笑っていました。
秋山の家は出ることになったけれど、探している人は見つかったしちょうど良かった、秋山の事はどうでもいいと言ったのでした。
けれどそんな話を聞きながらも、泉川は瑠衣が泣いているのに気がついていました。
さやかは実家に戻り、和が身の回りの世話をしています。
さやかは母親の食事の用意もしてくれている和の味付けなどの心配をしますが、和は自分の方が料理が上手だったことを忘れたのか!?と言い、さやかは何も言えなくなってしまいます。
さやかは和が世話をしてくれると話した時に、約束してほしいとお願いしたことがありました。
母親には余計な心配をさせない為に、離婚は自分のワガママでした事にし、今回の怪我は盲腸の手術という事にしたのです。
だから和は、さやかの母親がどうして離婚してしまったのか・・さやかをバカだなと言っても何も言わずに黙っていました。
雨の中、傘もささずに歩く瑠衣に声をかけてきた男が。
瑠衣はこんなシチュエーションが前にもあったな・・と和の事を思い出しています。
そして男と一緒にホテルに入ると、男に抱かれながら懐かしさに浸ったのでした。
男は部屋を出ようとしている瑠衣を引き留めようとしますが、瑠衣は大事な目的を見失うところだったと言い、和がさやかの家から出るのを確認すると隙を見てさやかの実家の玄関が閉まる前に中に入ったのでした。
和を見送ていた母親は、瑠衣が突然家に入ってきたことに驚きますが、すぐに瑠衣に口を抑えられて声を出すこともできません。
瑠衣は恐怖に怯えているさやかの母親の耳元で「私の事を覚えている?ちゃんと思い出してもらわないと困る」と言い・・母親はそこの言葉を聞いて、何かを思い出したようでした。
「いやぁぁぁぁぁぁ!」
ここで大きな声を出した母親に気がついたさやかが、傷をおさえながら声がした玄関に行くと、そこには瑠衣が!!
さやかは出て行って、警察を呼ぶよと言いますが、瑠衣は刺されたさやかをダサいと言ったりして馬鹿にします。
そしてさやかに言ったのです・・「どうして自分がずっとこんなことをしてきたのか知りたくないか?」と。
瑠衣はようやく色々思い出したみたいだからその人に聞いてみたらいいと、恐怖している母親を見るのでした。
さやかは瑠衣がいい加減な事を言っているのだと思うのですが、母親は恐怖しながら自分はこの人を知っていると言い・・この女のせいでうちがめちゃくちゃになったんだと言ったのです。
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