エールのネタバレあらすじ104話-105話の紹介になります❗
エールネタバレ104話>
オーディションの最終審査も見事に通過した音は共演者との稽古に励みますが、実力の違いが埋められずに苦悩する日々が続きます。
それでも何とか食らいつこうと稽古が終ったあとにベルトーマス羽生を訪ねてスタジオでレッスンを重ねていました。
スタジオから自宅に戻った音は、家事の合間を見つけては懸命に練習していたのです。
そんなに頑張っているのになかなかうまくいかない音は、日を追うごとに疲労が重なっていき笑顔も消えてしまいます。
そんな母親の辛そうな様子を傍でみていた娘の華は、自分のやりたいことって何なのか疑問を持ち始めていたのでした。
稽古で相変わらず周囲を納得させる歌が歌えない音の共演者とのギクシャクは改善させる気配がありません。
悩み続けた音はたまたま稽古を見学しにきていたかつての同級生で、プロのオペラ歌手になっていた夏目千鶴子に藁にも縋るおもいで相談することにしたのでした。
稽古の雰囲気が何となくおかしいと感じていた音は千鶴子に何か知っていたら教えて欲しいと頼みます。
すると躊躇するような素振りを見せながら千鶴子が重い口を開きました。
千鶴子の話からすべてを悟った音は翌日になって舞台の降板を申し出ました。
音が他の実力者を押しのけて『ラ・ボエーム』のヒロインのミミ役を射止める事が出来た理由が有名作曲家の古玉裕一の妻であると云う話題性を狙ったものだったと云うことを知らされて音は大きなショックを受けていたのでした。
そして、自分の実力の無さを思い知らされた音には、もう歌おうという意欲がなくなり魂が抜けてしまったようになってしまうのでした。
<エールネタバレ105話>
目標にしていた大きな舞台を自ら降りた音は目指すものがなくなって元気も消え失せてしまいます。
そんな音の姿を傍で見ていた裕一も心を痛めていました。
そして裕一は音に自分がしてやれることを思いつきます。
鉄男に頼んで詩を書いてもらい、今まで自分を支えてきてくれた音への感謝の想いを込めてメロディを付けてひとつの曲を完成させたのでした。
そして、裕一は事前に何も教えずに孤児院を併設している教会へ音を連れていきました。
裕一は教会につくとおもむろに音に話しかけます。
ここでクリスマスの慈善音楽会を開くことを告げ、音にみんなの前で歌ってくれるように頼んだのでした。
最初はためらっていた音でしたが、自ら孤児院の子供たちに歌を教えているうちに忘れかけていた音楽の楽しさを思い出していきました。
そうして、裕一が主宰する『クリスマス慈善音楽会』の当日がやってきました。
音楽会には鉄男や久志に加え藤丸や御手洗などの音楽でつながった仲間たちが集まってくれて惜しみない協力をしてくれていました。
幕が上がり、音が教えた子供たちの合唱や、久志と藤丸でのデュエットなど予定されたプログラムが順調に進んでいきます。
そして、いよいよ音楽会のプログラムも最後のひとつになったときに、裕一が観客に向かって語りかけたのです。
最後の歌は自分の妻でかけがあえのない恩人であるして古山音を紹介した裕一。
その後で裕一が曲を弾き始めると観客は固唾の飲んで静まりかえります。
そして、静まり返ったみんなの前で前奏に続いて歌い出す音の歌声に皆は……
106話に続く…
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